人気アイドルグループ・AKB48の運営会社「AKS」(東京都千代田区)と関連会社が東京国税局の税務調査を受け、平成26年11月期までの3年間で約5億円の申告漏れを指摘されていたことが明らかとなりました。
申告漏れによる過少申告加算税を含めた追徴税額は1億数千万円に上るとのことです。
これは関係者への取材で明らかとなったものだそうで、AKSはAKB48などのメンバーの多くを他の芸能事務所に所属させ、メンバーへの報酬はそれぞれの事務所に支払うと言う形態を取っていましたが、一部メンバーが家族と住む住宅の家賃、私的な旅行、歯の矯正費用、税金などを立て替え、報酬として経費に計上。
報酬として計上していたのは約20項目にわたり、大部分は家賃が占めているそうですが、総額は2012年頃に数億円に上っていたといい、グループの人気上昇に伴って月100~200万円のマンションや、家族と同居するメンバーの家賃も立て替えるようになったとのことです。
しかし、国税局は立て替え分は報酬にはあたらず、課税対象となる寄付金にあたると判断したとみられ、AKSは朝日新聞や産経新聞の取材に対して「国税局と見解の相違はあったが、指摘を踏まえ適正に税務申告した」と答え、1億数千万円に上る追徴税はすでに納付したようです。
(↓の画像は、申告漏れの主な構図)
登記簿などによると、AKSは2006年1月にAKB48の活動拡大のために設立され、現在はAKB48のほかに、名古屋を拠点に活動しているSKE48と福岡を拠点とするHKT48の運営も手がけ、各グループのメンバーは個人事業者として契約を結ぶなどしています。
そして、このニュースはネット上で波紋を呼んでおり、「家族と住んでる家賃は無理だろ」「プライベート旅行が経費のわけない」「本気で経費だと思ってたなら税理士が無能すぎる」などの批判が殺到しており、計画的な申告漏れだったのではないかと疑う声も。
また、10代~20代のメンバーが月100~200万円の家賃のマンションに住んでいることが明らかとなり、ファンからは「オタクが貢いだ金が毎月200万のマンションに化けてたんですね…今後見方が変わるわ」「こんな好待遇なわけだから、そりゃスキャンダルがあっても簡単に辞めないよな」「歯の矯正だけじゃなく整形も経費にしてるんじゃないのか」「他人の金で家賃200万なんてところに住んだら、金銭感覚が狂うだろうな」「家賃が200万の高級マンションって、恐らく松井珠理奈や小嶋陽菜とかでしょ」などの声が上がっています。
ニュースサイト『メンズサイゾー』が報じている記事によると、AKSが家賃などを負担していたのはほとんどが選抜クラスのメンバーだけだといい、それは待遇に不満を持ち辞められては困るという事情があり、家族を含めて生活のフォローをしていたようです。
しかし、その一方では人気があまりない下位のメンバーは生活の補助は無く、人気と運営側からの気に入られ度合いによって相当な格差が生まれてしまっているようです。
以前よりAKB48グループの中心メンバーは高級なマンションに住んでいると囁かれており、ネット上に投稿された自宅内部の写真等から、中心メンバーがいい暮らしをしているのはある程度分かりましたが、トップクラスの芸能人と変わらないレベルの家賃200万円のマンションで暮らしているというのは衝撃を受けました。
そして、ネット上では、SKE48兼AKB48の松井珠理奈さん等が高級マンションに住んでいるのではないかいう疑惑が浮上しているようですが、週刊誌『週刊文春』が以前報じていた記事によると、松井さんは送迎車やコンシェルジュ付きのデザイナーズマンションを与えられているそうです。
AKSはこれまで黒い噂が絶えないことや、関係者が様々なトラブルを起こしており、脱税ぐらいはしていてもおかしくはないと思っていたためそれほど驚きもしなかったのですが、一部のメンバーが高級マンションで暮らしていること明らかとなり驚くとともに、人気メンバーの今後が少し心配になりますね…。