国内だけでなく、海外展開も積極的に行っているAKB48グループの新グループ結成が発表され、ベトナム・ホーチミンを拠点とする新グループ『SGO48』の結成が明らかになりました。
AKB48グループを運営する『株式会社AKS』が21日に現地で記者会見を行い、『SGO48』を新たに結成することを発表し、グループ名についてはホーチミン市の中心部の名称がかつて「サイゴン(Saigon)」だったことに由来しています。
AKB48グループは現在、国内にAKB48・SKE48・NMB48・HKT48・NGT48・STU48の計6グループがありますが、これに加えて海外の姉妹グループとして、JKT48(インドネシア・ジャカルタ 2011年~)、BNK48(タイ・バンコク 2017年~)、TPE48(台湾・台北 2018年~)、MNL48(フィリピン・マニラ 2018年~)がすでに活動をスタートさせています。
この他にも、AKB48 TeamSH(中国・上海)、MUM48(インド・ムンバイ)が年内にもメンバーが決定し、活動開始する予定となっています。
中国では2012年にSNH48が結成され、国内メンバーも活動に参加するなどしていたのですが、2016年にトラブルが勃発し、SNH48の地元運営が許可無く姉妹グループとして「BEJ48」「GNZ48」といったグループの結成を発表したことによって、AKSが同6月に「契約違反」を理由に運営の見直しを発表し、これによってAKB48グループとは決別という形となりました。
このトラブルでSNH48の運営側は公式サイト上で、「SNH48は完全に独立し、自主運営している中国本土化された大型アイドルグループ。運営側は日本のAKB48と国境を越えた姉妹グループで技術的な協力関係にあり、いわゆる契約違反の行為は存在しません。私たちの一切の運営活動は予定通り行います。」といった内容の声明を発表し、正当性を主張しています。
こうしたトラブルがありながらも年々海外に姉妹グループを増やしており、ベトナム・ホーチミンを拠点とする『SGO48』は、7月から早速メンバーの募集をスタートさせ、12月には第1期生をお披露目予定とし、同グループの運営会社『YAG Entertainment』が設立されたことも発表されています。
そして、新たに海外に姉妹グループが誕生することに対してネット上では、
- よし中井りかを送ろうぜ
- 中井大チャンス ベトナムタイム発動!!
- お、中井の異動先が決まったな!
- で、また乗っ取られるんですか?
- 嘘かと思ったらマジかよ 俺の推しが行きませんように、かなり確率高いからまじで勘弁
- まあBNKが当たるなんて予想できなかったから どの国ならイケるかイケないかはまったくわからない
- はあ?もう拡大路線はいい加減にしろって 国内の建て直しの方が先だろうが
- フランチャイズだから大丈夫。ノウハウを売るだけ。
- これだけ手広くやるってことは儲かるんだろうな
- ベトナムは可愛い子多いぞ
- 衣装はアオザイだな
- 中国失敗して台湾でトラブルかかえててまた次って 大丈夫なんか
- ベトナムはまだまだ貧しい スタイルの良い美人が多い 間違いなく48Gで一番レベルは高くなる
などのコメントが寄せられています。
海外の姉妹グループの運営はAKSが全て行っているわけではなく、それぞれ現地の企業などと協力して担当していることから、海外にグループを増やすことによって、国内グループにかける労力や予算などが大きく減ってしまうといったことは無いようなのですが、それでもグループを急激に増やしすぎなのではないかなと思いますし、色々と焦りを感じさせますね。
やはり海外でのアイドルグループ運営はトラブルが付きもので、SNH48は運営にグループを乗っ取られてコントロールが効かなくなってしまい、姉妹グループから離脱させるという最悪な展開を迎えていたのですが、TPE48でも先日、スタッフへの給与未払い問題が海外メディアによって報じられました。
報道によると、3月にわたってスタッフに給与が支払われておらず、未払い給与などの合計金額は約1100万円にも上るといい、このトラブルが原因で約半分のスタッフが辞めてしまったそうです。
さらに、メンバーたちの給与に関してもちゃんと支払われていないそうで、金銭トラブルによって活動継続の危機に瀕しているようです。
恐らくベトナムでも何かしらのトラブルが発生することになるかと思いますが、どういったグループが誕生し、現地でどこまでの人気を獲得できるのかなどに注目していきたいですね。