6月18日に『AKB48 45thシングル 選抜総選挙(第8回AKB48選抜総選挙)』の開票イベントがHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催されるにあたり、1日に東京・秋葉原のAKB48劇場にて速報順位が発表され、女王奪還に燃えるAKB48の渡辺麻友さんが1位を獲得し、史上初の2連覇を狙っているHKT48の指原莉乃さんが2位だったことが明らかとなりました。
また同日には「オリコン」が、この選抜総選挙への投票権が封入されているAKB48のニューシングル『翼はいらない』の入荷初日の5月31日付のデイリーランキングを発表し、133万2,000枚を売り上げたことを発表。
さらにオリコンとは集計方法が異なる「SoundScan Japan」がCDシングル売上レポート(2016年5月30日~6月1日までの集計)を発表し、234.9万枚という圧倒的セールスで現在トップになっていると発表していました。
CDが売れない時代に、ミリオン、ダブルミリオンを達成し、この数字だけを見ると圧倒的な人気を誇っているグループだと思いますが、この結果に対してネット上では冷ややかな声が上がっており、
- CDの売り上げじゃなくて、投票券の売り上げだろ。もはや何の意味も持たない数字
- こんな恥ずかしいダブルミリオン見たことない
- またゴミが増えるだけ
などといったコメントが寄せられています。
なお、昨年の選抜総選挙の投票権が封入されていたシングル『僕たちは戦わない』の初日売上枚数は、シングルCD歴代最高となる147.2万枚を記録し、2014年同シングル『ラブラドール・レトリバー』は146.2万枚。
この快挙は各スポーツが報じて盛り立てていましたが、世間はすでにファンの大量購入によってこの数字が得られていることを知ってしまっており、冷ややかな反応が多く上がっていました。
人気の凋落を隠すため、マスコミを使って現在でも高い人気を得ていることを装ってはいるのですが、主要メンバーのCM起用社数などが激減しているのを見ればグループの人気が低迷しているのは明らかでです。
そうした状況にもかかわらず、CDだけは異常な枚数が売れていることから異様な光景となっており、今回200万枚以上の売り上げを記録した『翼はいらない』も他のCD同様に廃棄されるのも時間の問題となっているわけですが、これに対してネット上では、
- これって、立派な環境破壊だろ。早く解散してほしいわ
- 投票券の販売数と純粋なCD売上数を同列にしないで欲しい
- フリマで山積みして売ってる人が居たな。10円でも売れてなかった。バザーに出されたCDは全然売れなくて、お客様に『これもどうぞ、お持ち下さい。』と無理無理おまけにされてたな。こんな扱いされるために製造されてるわけじゃないだろうに。。。
- こんな売れてるのにこれっぽっちも知らない曲。
- 儲かって喜んでるのは秋元康だけ。実はCDを買ってるのはファンだけじゃなくAKBグループのメンバーが所属してるプロダクションも大量に買って投票してるんだよね。
- 買うファンも肝心のメンバーに勢いがなくて、注ぎ込んだ分何かに還元されないのが悲しい
- A K B に限らず特典商法で売り上げを伸ばしオリコンで一位を取るために何種もつける汚いやり方は無くすべき。何もつけてないアーティストとは別にして集計してもらいたい!オリコンがオワコン!
などのコメントが寄せられています。
相変わらず驚異的な枚数が売れているわけですが、握手券が付いている新曲『翼はいらない』を聞いたことがあるというファン以外の一般の方は一体どれほどいるのか気になりますね。
- 【MV】翼はいらない Short ver./ AKB48[公式] (YouTube)
現時点ではまだこれだけの枚数が売れていることから、こうした形での特典商法は行われていくこととみられますが、総選挙のたびに相当な量の資源が無駄に廃棄されており、とりあえずオリコンは投票券や握手券といった特典が封入されているCDをカウントから外すなど、対策を講じてほしいものです。