2011年より東京ドームシティホールで開催され、今年で5回目を迎えるAKB48グループによるイベント『AKB48紅白対抗歌合戦』が15日に行われ、今年も各グループのメンバーたちが紅組と白組に分かれてパフォーマンスを競い合いましたが、このイベントのアンコールで、来年3月9日にリリースされる10周年記年の43枚目シングル(タイトル未定)に、卒業生の前田敦子さん、大島優子さん、板野友美さん、篠田麻里子さんの4人がOG選抜としてシングルに参加することを発表。
さらに、12月9日リリースのシングル『唇にBe My Baby』が卒業ラストシングルと言われていた高橋みなみさんも参加することも明らかとなりました。
この発表に多くのファンが驚き、困惑しており、ネット上でも批判的な声が多く上がっており、
- OGを担ぎ出すようになったらAKB48も終わりだな。さっさと解散した方がいい
- 運営が無脳すぎ…ドリームモーニング娘。と同じじゃん
- せっかく世代交代を進めて若手に注目が集まり始めてたのに、これじゃ世代後退だわ
- たかみなはテレビで何度も『これがラストシングル』って紹介されたのに運営はファンをバカにしすぎ。これは詐欺といっても過言じゃない
- 篠田とか板野とか卒業生連中は来年も特に仕事が無いからヒマなんだろな…
- 現役時代にいくら人気があったとしても卒業生は卒業生でしょ。これでは卒業詐欺だよ
- グループの人気を底上げしなきゃいけないという大事な時に、こんな事やっててバカとしか言いようがない
- 世間をアッと言わせた革新的なAKBはもう跡形も無くなったな。
- 出戻り48を結成したほうがいいんじゃないか
などといったコメントが寄せられています。
モーニング娘。もかつて活躍した卒業生が集まり『ドリームモーニング娘。』として活動していましたが、ドリムス。と同様の出戻り企画となっており、メンバーから漏れてしまった元AKB48の秋元才加さんはツイッターで「卒業しても選抜落ち、あるんかーい!」とツッコミ。
<↓の画像は、ドリームモーニング娘。の写真>
選抜入りした大島さんはあるイベントで復帰の感想を聞かれると「思い出作りとして参加させていただきます」などとコメントしたものの、ファンからは「思い出は散々作った上での卒業でしたよね」と鋭いツッコミが。
また、篠田さんはブログで選抜メンバーになったことについての心境を明かしており、「心を決めて卒業した分、後輩の邪魔をしたくないと正直複雑な思いが凄くあります」としつつも、「ただやるからには全力で頑張ります! よろしくお願いします」などと綴っています。
その一方で現役の若手メンバー・高橋朱里さんは、「今日、いろんな発表があったことで悔しい思いをしたメンバーもいると思いますが…」と発言しており、OG復帰に対してグループ内でも疑問や不満を抱かれているようです。
このようなことをなぜ運営はやろうと思ったのか気になるところですが、その1つとして指摘されているのはグループの人気低迷で、9日リリースの最新シングル『唇にBe My Baby』は初週の売り上げ枚数が90.5万枚でオリコンの週間ランキング1位を獲得したものの、初週ミリオン達成を逃し、これまで記録していた21作連続ミリオン記録が途絶えることになりました。
売り上げの低迷には様々な要因がありますが、大きな原因となっているのは、相次ぐスキャンダル発覚によるイメージの悪化、さらにメンバーの離脱。
また、グループの人気を支えていた中心メンバーは次々に卒業し、その一方で次世代のメンバーが上手く育っておらず世代交代に失敗したことも大きく、公式のライバルグループ・乃木坂46に勢いで負けてしまっており、人気が完全に逆転するのも時間の問題かもしれないと言われています。
グループの今後の事を考えると、若手を育てることに重点を置くべきなのですが、AKB48ほどの大きなグループになるとビジネス的に悠長な事は言っていられず、売り上げの低迷はスポンサーの獲得に悪影響を及ぼすことになるため、OGを限定復帰させるという禁じ手に手を出してしまったのではないかと憶測されています。
しかし、これはAKB48の終わりの始まりだと言われており、グループの寿命を短くする可能性が高い危険な企画のようなのですが、43枚目のシングルはどれほどの売り上げを記録し、AKB48はどのような事になるのか注目したいですね。