24日にNHKで『第67回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表され、KinKi Kids、宇多田ヒカルさん、欅坂46ら計10組が紅白初出場となり、その一方で和田アキ子さん、EXILE、ゴールデンボンバー、SMAPらは今年出場しないことが明らかとなりました。
また、今年はAKB48グループで出場するのはAKB48のみとなっており、NMB48、SKE48、HKT48といったグループは出場しないことが明らかとなっているのですが、今回初めて特別企画として、AKB48の紅白選抜を募ることが会見で発表されました。
企画名は「夢の紅白選抜をみんなで選ぼう！」で、大晦日の紅白に出場する48名を一般投票によって決めるという企画内容となっています。
これは毎年AKB48が開催しているシングル選抜総選挙の紅白版となるとのことです。
会見には紅白への初出場者にエールを送る役で、AKB48の入山杏奈さん、渡辺麻友さん、横山由依さん、川本紗矢さん、NGT48の北原里英さんの5人が出席したのですが、「夢の紅白選抜をみんなで選ぼう！」という特別企画がサプライズ発表されました。
＜↓の画像は、会見に出席したAKB48グループメンバーの写真＞
この発表に対して渡辺さんは、「じゃあ出られない可能性あるってことですか？ 残酷すぎません？」といい、AKB48グループの総監督である横山さんは、「あまりにも驚きすぎて頭が真っ白なんですけど…。AKB48は出られても自分が出られないかもしれないという恐怖心がすごいです。ステージに立てないかもしれないと聞いて、震えが止まらないです」と困惑を隠せない様子でした。
この企画は、国内で活動しているAKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48に所属する300人以上の全メンバーが対象となっており、紅白の公式サイト上でメンバーは「今年かなえた夢」を発表。
視聴者はそれを受けて、どのメンバーが「夢の紅白選抜」に相応しいかを公式アプリやデータ放送を使用して投票するとのことです。
今後の企画スケジュールは、12月上旬に全メンバーのリストと「今年叶えた夢」が紅白の公式サイト上に掲載、12月8日よりスマートフォン用の公式アプリ『NHK紅白』で投票受付をスタート。
12月中旬に中間発表とデータ放送での投票受付をスタートし、12月29日に紅白選抜メンバー48名を発表、大晦日の紅白本番で紅白選抜メンバーの順位が生発表されるそうです。
そして、この企画に対してネット上では、
- そんなことやらなくても良いのに。
- 紅白で順位発表って。１位だったらなんなの？周りに迷惑。
- こういった余計な茶々やパフォーマンスもいい加減やめた方がいいのでは
- AKB48だけじゃなく紅白出場歌手も視聴者投票で決めたほうが良いと思うんだけど。
- 番組内で順位発表って・・・ファン以外にとっちゃ果てしなくどうでもいいんだが・・・
- 何でもかんでも自分たちの企画にしてビジネスにするね。紅白までも私物化ですかあ？
- くだらないの一言。NHKが何やってんの？って感じ。
- ジャニーズもこれやったほうがいい。ジャニーズ枠多すぎて見る気がしない。
- 歌いもしない口パク素人が、３００人近く楽屋に押し寄せたら他のアーティストに迷惑かかるし、リストラするのはいいアイデア
などのコメントが寄せられています。
乃木坂46と欅坂46を除き、今年はAKB48グループから紅白に出場するのはAKB48だけかと思っていましたが、このような特別企画が用意されていたからだったわけですね。
AKB48内で行う企画ではなく紅白内の企画として行われ、本番で順位発表するという完全なる私物化に対し、すでにネット上では批判的な声が多く上がっているのですが、今年の紅白は目玉になるような企画が無く、昨年の紅白では歴代最低となる視聴率（第1部：34.8％、第2部：39.2％）を記録しているため、少しでも数字を上げるために話題作りに必死なのでしょうか。
2013年の紅白では、当時AKB48に所属していた大島優子さんが、『恋するフォーチュンクッキー』を歌唱後にステージ上で「この場をお借りして言いたいことがあります。私、大島優子はAKB48を卒業します」と電撃発表し、これについては事前にNHK側は知らされていたとみられるものの、視聴者からは「場違い」、「紅白を私物化してる」、「自分たちのコンサートで発表するべき」、「公共の電波を使うのって勘違い」 などといった批判が殺到しました。
再びこのような騒動に発展しなければいいのですが、果たしてどうなるでしょうか…。