テレビCMの分析等を行っているCM総合研究所が15日に、昨年4月~今年3月に一般モニター男女3000人を対象に行ったCM好感度調査をもとに「2014年度のCMタレント好感度ランキング」を発表し、男性部門の1位はauのCM「三太郎」シリーズで桃太郎役を演じる等、現在5社のCMに出演している俳優の松田翔太さんが、前年度55位から大きく順位を上げて初の1位を獲得。
(↓の画像は、松田翔太さんの写真)
女性部門は、SoftBankの「白戸家」シリーズなど、14社のCMに出演している女優の上戸彩さんが3連覇を達成したことが明らかとなりました。
(↓の画像は、上戸彩さんの写真)
そして、今回大きく順位を上げたのは大きな注目を集めている女優の広瀬すずさんで、リクルートのゼクシィ、JR東日本のJR SKISKI、ロッテのFit’s、SoftBankの「白戸家」シリーズなど、9社のCMに出演して3位にランクインし、前年度の518位から大幅に順位を上げています。
(↓の画像は、広瀬すずさんの写真)
また、有村架純さんはauの「三太郎」シリーズでかぐや姫役を演じるなど、16社のCMに出演して前年度の38位から10位に上昇しています。
(↓の画像は、有村架純さんの写真)
以下が「2014年度のCMタレント好感度ランキング」の結果となります。
(順位/タレント/出演企業数/主な出演CM)
◇男性部門
1位:松田翔太 5社【KDDI/au】
2位:濱田岳 2社【KDDI/au】
3位:桐谷健太 2社【KDDI/au】
4位:堺雅人 5社【ソフトバンクモバイル/SoftBank】
5位:ダンテ・カーヴァー 1社【ソフトバンクモバイル/SoftBank】
6位:松岡修造 11社【KDDI/au】
7位:大野智 9社【キリンビール/一番搾り】
8位:櫻井翔 11社【キリンビール/一番搾り】
9位:二宮和也 9社【キリンビール/一番搾り】
10位:妻夫木聡 5社【全国都道府県及び全指定都市/ロト7】
◇女性部門
1位:上戸彩 14社【ソフトバンクモバイル/SoftBank】
2位:樋口可南子 2社【ソフトバンクモバイル/SoftBank】
3位:広瀬すず 9社【ソフトバンクモバイル/SoftBank】
4位:柳原可奈子 3社【KDDI/au】
5位:杉咲花 2社【KDDI/au】
6位:石原さとみ 9社【サントリースピリッツ/鏡月】
7位:米倉涼子 9社【全国都道府県及び全指定都市/年末ジャンボ宝くじ】
8位:新垣結衣 7社【明治/メルティーキッス】
9位:ローラ 15社【サントリースピリッツ/ジム・ビーム】
10位:有村架純 16社【KDDI/au】
このランキングは、CM契約者数が少なくても視聴者の高ければ上位にランクインすることが可能で、逆にタレントの好感度が低い場合、CM契約者数がいくら多くてもTOP10に入れないということになり、女優の武井咲さんは昨年12月に発表された「2014年 タレントCM起用社数ランキング」では起用社数11社で4位、今年2月に発表された「2014年の年間テレビCM出稿動向」で5位にランクインするなど、事務所の猛プッシュによって露出量が多いものの、CMタレント好感度ランキングで圏外、毎年2月と8月の年2回調査を行っている「テレビタレントイメージ調査」でも圏外となっています。
そして、深刻な状況にあるのがAKB48グループ系の方達で、AKB48の島崎遥香さんと元AKB48の大島優子さんは、昨年CM起用社数が12社でランキング3位、渡辺麻友さんは11社で4位、小嶋陽菜さんは9社で6位にランクインしているのですが、今回発表されたCMタレント好感度ランキングには誰一人としてランクインしていません。
今年はこのような結果となっているのですが、前年度のCMタレント好感度ランキングを見てみると、4位に前田敦子さん、5位に高橋みなみさん、6位に大島優子さん、7位に篠田麻里子さん、8位に板野友美さんがランクインするなどしており、わずか1年で好感度が急落していることが分かります。
なぜここまで好感度が急落してしまったのか原因が気になるところですが、単純に「飽きた」ということもあるのですが、ある広告代理店関係者は、AKB48グループのスキャンダルが連発していることや複数のメンバーが消費者金融のCMに出演したことでイメージが低下し、各メンバーの人気自体も低下している事が大きいのではと語っています。
これにネットでは、
- これは当然の結果だよな
- アイドルが消費者金融のCMに出演とかあり得ないわ
- 好感度が低くてもCM出演出来るって、バックの力がものをいう世界だというのがよく分かるな
- CMの出演数も減ってくれるとありがたい
- ゴリ押しは世間から嫌われるというのを分かれよ
などのコメントが寄せられていました。
先日は柏木由紀さんのスキャンダルが騒動となりましたが、ファンに謝罪することなくスルーし、イメージが悪化するのも当然でしょうね。
そして、今回はCMの好感度調査でAKB48グループの人気低迷があらわになりましたが、ドラマの視聴率でも顕著に現れており、大島さんが主演を務めた『ヤメゴク ~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)は平均視聴率が5~6%で推移し、現時点で今期ゴールデン帯に放送されているドラマの中でワースト2位の数字となっています。
また、渡辺さんが主演を務めた『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)は更に酷く、第6、7話で3%台の数字を記録して1話分カットされ、全9話で終了し期間平均視聴率は4.7%で、今年に入ってから放送されたゴールデン帯の連続ドラマの中でワースト1位となっています。
こうした結果にはなっているものの、強力なバックアップによって今後もAKB48グループのメンバーは、数多くのCMやドラマに出演し続けていくものと思われますが、世間からの批判はより増えていき、グループ全体の人気低迷に繋がっていくことになるかもしれないですね…。