覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕・起訴された女優・三田佳子さん(みた・よしこ 76歳)の次男で、元俳優・歌手の会社経営者・高橋祐也被告(たかはし・ゆうや 38歳)が9日正午過ぎ、拘置されていた東京・渋谷署から保釈されました。
保釈保証金300万円を納付して1ヶ月ぶりに保釈された高橋祐也被告は、渋谷署前に集まった報道陣に向かって一礼し、迎えに来ていた父親で元NHKプロデューサーの高橋康夫さんが運転する車に乗り込みました。
<↓の画像が、9日に保釈された高橋祐也被告の写真>
高橋祐也被告は9月9日に東京・渋谷区内の自宅で覚せい剤を使用したとされ、10日には現在不倫交際中の元乃木坂46・大和里菜さん(やまと・りな 23歳)、友人男性と3人で渋谷区内にある馴染みの焼肉店に入り、そこで言い争いを繰り広げるなど、トラブルに発展したことで店員が警察に通報したそうです。
その時に様子がおかしかったことから任意で薬物検査を行ったところ、覚せい剤の使用が発覚したため同11日に緊急逮捕されました。
<↓の画像は、逮捕後の高橋祐也被告の画像>
高橋祐也被告は警察の取り調べに対して、「1年ほど前から覚せい剤を始めた」「やめられなかった」と語り、裁判が始まるまでは東京を離れて薬物依存からの回復に専念するとしています。
これにネットでは、
- 結局、両親は甘いんだよな。力及ばずじゃなくて、力を及ぼそうとしない。
- 後期高齢者の父親が車で迎えに来るとは情けない。自分がタクシーでも呼んで帰るべき。
- 保釈金、払っちゃったんだ…突き放したほうがどちらにとっても良いのではないかなと思ってたんだけどな。“保釈金の用意が遅い”って帰った途端暴れなきゃ良いけどね
- 簡単に保釈金を払って出すから『今度も親が払ってくれるから出れるわ』って言う甘い考えができてくるねん。1度 ずっと勾留されとったらええねん
- もう縁を切ってあげたら?心のどこかに『捕まっても親が何とかしてくれる』っていうの絶対あるでしょ。
などのコメントが寄せられています。
週刊誌『週刊文春』が事件後に報じた記事によれば、事件を起こした日は高橋祐也被告の機嫌が悪く、それは覚せい剤の副作用によるものだったといい、不倫交際中の大和里菜さんの行動に対して、日頃から不信感を抱いていたという高橋被告は激しく詰め寄り、最終的には取り上げたスマホをバキバキに破壊したそうです。
<↓の画像が、元乃木坂46・大和里菜さんの写真>
こうしたトラブルがあり、あまりの激昂ぶりから店員は警察に通報し、店に警官が集まると高橋祐也被告は「弁護士を呼ぶぞ!」などと声を荒げ、抵抗していたといいます。
最終的には任意の尿検査にも応じ、覚せい剤をしていることを示す陽性反応が出たため9月11日に緊急逮捕、10月1日に覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴されました。
そして、2日に代理人弁護士が保釈を申請、5日に東京地裁が保釈を認め、保釈金納付が完了した9日に保釈され、父親の高橋康夫さんが身元引受人として迎えに来ていたようです。
高橋祐也被告が違法薬物で逮捕されるのは今回で4度目となり、2度目の逮捕(2000年10月)で懲役2年・執行猶予5年、3度目の逮捕(2007年11月)では懲役1年6ヶ月の実刑判決が下されました。
出所後は薬物依存リハビリセンターへ行き、2010年2月には飲食店勤務の一般女性(当時26歳)と結婚、同9月末に第1子となる長男(8)が誕生、同時期には東京・世田谷区内に一軒家を建てましたが、家を建てるにあたって資金援助をしたのは三田佳子さんだったそうです。
<↓の画像は、高橋祐也被告と母・三田佳子さんの写真>
しかし、高橋祐也被告の夜遊びグセが治らず、それらが原因で奥さんは息子を連れて家を出ていき、現在は別居状態にあるとされています。
<↓の画像は、高橋祐也被告と妻の写真>
そんな高橋祐也被告の心のスキマを埋めたのが、約2年前のギャラ飲みで知り合った元乃木坂46・大和里菜さんだったといい、高橋被告は少なくとも1000万円以上は大和さんに貢いでいて、三田佳子さんにも紹介しているとのことです。
高橋祐也被告が逮捕されて以降、3階にわたって接見している月刊『創(つくる)』の編集長でジャーナリスト・篠田博之さんによると、高橋被告はこれまで10年にわたって覚せい剤から距離を置いていたものの、家族との別居で一人暮らしとなり、大和里菜さんとの交際、トラブルなどが引き金となり、薬物を手に入れられる状況にもあったことで昨年から覚せい剤を使用するようになったといいます。
高橋祐也被告も覚せい剤をやめようとは思ったそうですが、一度手を出したが最後で使用を止められず、様々なトラブルを起こした末に今回4度目の逮捕に至ったようです。
気になる量刑についてなのですが、4度目の逮捕ということで実刑判決が下されるという見方がある一方で、日本の司法も海外にならって「処罰から治療へ」とシフトチェンジしつつあると篠田博之さんは語っており、場合によっては治療させることを優先する可能性もあるそうです。
高橋祐也被告が初めて覚せい剤事件で逮捕されたのは18歳で、それからすでに20年が経過していることから、最も優先するべきなのは薬物治療、さらに多額の資金援助をしているとされる両親と距離を置かせることが必要な気もしますが、これからの裁判でどういった展開を迎え、三田佳子さんらはどういう対応をするのかに注目ですね。