平成最後となる今年の『第69回NHK紅白歌合戦』の本番を前に、週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が独自にアンケート調査を実施し、『「見たい」「見たくない」紅白出場歌手ランキング2018』の結果を発表しています。
『週刊女性PRIME』は20~30代の女性200人を対象に、今年の紅白で「見たい」「見たくない」アーティストNo.1は誰なのかをアンケート調査(※後から白組出場が発表された米津玄師さんは対象外)しており、まず『「見たくない」紅白出場歌手ランキング2018』では、「国民的アイドルグループ」とメディアに称されるAKB48がダントツ1位になっています。
AKB48は2007年に紅白初出場を果たし、2009年から10年連続11回目となる今年の紅白では、タイ・バンコクの姉妹グループ『BNK48』による『恋するフォーチュンクッキー』のカバー動画が、1.5億回を超える再生回数を記録していることを受けて、2013年に大ヒットした同曲のコラボパフォーパンスを披露するのですが、今回アンケート調査に参加した女性たちの間では不評なようです。
なお、『週刊女性PRIME』は昨年も『ぶっちゃけもう見たくない紅白出場歌手ランキング』を発表しているのですが、前回は30代の男女200人を対象にアンケート調査(複数回答可)をした結果、全体の28%(56人)から票を集めてAKB48が単独1位となり、2位は五木ひろしさん、3位は市川由紀乃さん、4位は島津亜矢さん、天童よしみさん、丘みどりさんとなっていました。
こうした結果だった昨年に引き続き、AKB48が2年連続の紅白で見たくないランキングトップに輝き、気になる2位は今年紅白初出場を果たすシンガーソングライター・あいみょんさん、3位には2年連続出場となる多国籍のK-POPグループ・TWICEがランクインしています。
<↓の画像が、『「見たくない」紅白出場歌手ランキング2018 TOP20』の写真>
一方で、『「見たい」紅白出場歌手ランキング2018』の結果を見てみると、今年再ブレークを果たしたDA PUMPが見事1位を獲得し、2位には星野源さん、3位は嵐、4位には今年紅白初出場の“キンプリ”ことKing & Princeがランクインしています。
また、『「見たくない」紅白出場歌手ランキング2018』で2位だったあいみょんさんは9位、3位のTWICEは16位にランクインしているのですが、AKB48はTOP20以内にランクインしていません。
<↓の画像は、『「見たい」紅白出場歌手ランキング2018 TOP20』の写真>
今年はこのような結果になっていた『「見たい」「見たくない」紅白出場歌手ランキング2018』に対してネット上では、
- ほとんどの歌手は世代の問題だけど、AKBはだいたいの世代がもういらないんじゃないかと思ってる。ピークはすぎてる
- AKBは曲が売れてるのではなくて握手会の件が、イベント参加券が売れてるだけであって曲としての評価は無いということの裏返し
大島優子とかがいた時代の代表曲とかはカラオケランキングとかにも入るけど、今はもぬけの殻。歌手と言う扱いにもされる価値がなくなってきてるも感じる - どっちにも載ってないEXILEの存在感って…
- 無意味なくだらないランキング。一部の年齢層の女性だけに聞いて、何の意味があるの?
- 聞く世代が狭い!人数が少ない!男女に聞くべきです。50代くらいまで聞いて欲しかった。
- 本当に興味持たれてないのはどっちにもランクインしてないアーティスト。
EXILEと松田聖子あたりがどっちにもランクインしてないところに時代の流れを感じる。 - アンケート対象の20~30代女子。『紅白自体に興味がない』の項目があればダントツの1位だったと思う。
などのコメントが寄せられています。
調査対象の幅がかなり狭いので、このランキング結果は参考程度にする必要がありそうですが、『週刊文春』も同様のランキング結果を12月に発表しており、それを見るとそこまで偏った結果ではないようにも感じられます。
『週刊文春』の調査では、12~89歳までと幅広い同誌のメルマガ会員5400人以上から集まった回答をもとに、『紅白に出てほしい・出てほしくない歌手ランキングTOP30』の結果を発表し、『紅白に出てほしくないランキング』の1位は和田アキ子さん(1313票 昨年1位)、次いで2位にAKB48(1091票 同2位)がランクインしており、3位にランクインした嵐(456票)の倍以上の票を獲得しています。
一方で、『紅白に出てほしいランキング』のベスト30位内にAKB48の名前はなく、出てほしくないランキング1位の和田アキ子さんは23位(79票 同17位)、嵐は8位(228票 同8位)となっていて、DA PUMPは昨年圏外から10位にランクインしています。
なお、AKB48の公式ライバルグループで、30日のレコード大賞で2連覇を達成した乃木坂46は、出てほしいランキングで28位、出てほしくないランキングでは17位という結果でした。
このようにAKB48は幅広い年代層の調査でも、紅白には出てほしくない、見たくないという結果になっており、こうしたランキングからもAKB48の人気が著しく低迷していることが分かりますね。