6日に福岡ヤフオク!ドームにて「AKB48 41stシングル選抜総選挙」の開票イベントが行われ、HKT48の指原莉乃さん(22)が同選挙で過去最高となる19万4,049票を獲得し、2013年以来2年ぶり2度目の1位を獲得しました。
この模様は今年もフジテレビ系で18時30分~21時54分まで生中継されたのですが、この番組の視聴者からはあまりにもCMが多すぎることや、スピーチの途中で突然CMに入ることから、ネット上では「CMがあまりにも多すぎるだろ」「スピーチの途中でさえぎるな」「これでは感動のシーンをぶち壊しだわ」など、多数の批判が書き込まれる事態になりました。
中でも酷かったのが下位の順位を発表していた19時台前半で、数分間隔でCMが入るといった状態で、全体の半分近くCMを見せられているような印象だったといいます。
そして、上位メンバーのスピーチ中にもCMが入り、大事なシーンが見られなかったことからファンは憤っており、SKE48兼AKB48の松井珠理奈さんが昨年の4位から今年は5位に下がり、悔し涙を流しながらスピーチを行っている最中や、NMB48兼AKB48の山本彩さんがスピーチ中にもCMに入り、中継に戻ったと思えば同選挙の司会を担当していた徳光和夫さんが強引にスピーチを終了させ、その後すぐにCMに入るという流れとなっていたことから怒りをあらわにしています。
(↓の画像は、6日にフジテレビで放送された総選挙中継のスタジオの様子)
また、年内の卒業を発表しているAKB48グループの総監督・高橋みなみさんが、号泣しながらスピーチをしているシーンで、スタジオからは番組のスタッフと思われる人物の笑い声が流れており、こうした不謹慎な態度に対して同グループのファンの方は、「高橋とファンにとって最後となる今回の選挙は、はかり知れないほどの大きな意味を持っています。(中略)ある意味で今回の総選挙で一番感動的な場面ともいえます。そこでなぜ“あはは”なのか。フジテレビとしてはAKB総選挙や盛り上がるファンなど、はなからバカにしているのでしょうね。来年は絶対に他局で中継してほしいです」と怒りをにじませています。
これにネットでは、
- どうでもいいコンテンツを、どうでもいい制作しかできないテレビ局が扱えばこうなったのはある意味当然ではないかね
- スカパーで放送してもらい地上波での放送はもういいんじゃない。辞退者続出の中、結果には興味あるけどメンバーのスピーチには興味が無い
- メンバーによっては長く時間を取らせたり1分も経たないうちにCMに入ったりするシーンが多数ありましたね。この対応でフジテレビの印象がまた一つ下がるのは間違いない。
- 上位の為にCMを先に多く流してたんじゃなかったの?上位でもお構いなしのCMじゃ、CMのための番組といわれても仕方ない。そりゃ、民放はスポンサーあっての番組作りだろうけど、あまりに酷けりゃ本末転倒。スタッフの笑い声なんか問題外。番組作りを考え直さなければ、過去の栄光は取り戻せないね。
- バッサバッサぶった切ってたよね。笑っちゃうぐらい。でも、みんなもっと簡潔に要点をまとめてスピーチするべきだよな。徳光さんも困ってた
などのコメントがありました。
高橋さんのスピーチのシーンでは、AKB48の1期生で高橋さんと共にAKB48を牽引してきた前田敦子さんがサプライズ出演し、花束を渡すという感動的なシーンがあったのですが、これに関してもCMに入っていたことから放送はされませんでした。
こうした事態になったことに関してある広告会社の担当者が裏事情を明かしており、AKB48選抜総選挙のような平均視聴率10%後半~20%台の数字を獲得出来るコンテンツに関しては、かなり前からCMスポンサー獲得に動き出すそうで、契約した以上は全てのCMを流さなくてはならないため、これもしょうがないことだとしています。
民放の番組である以上、最も大事なのは視聴者よりもスポンサーで、これもある程度はしょうがないとは思いますが、同選挙の生中継に関してはこうしたクレームは今回に限らず以前より寄せられており、もう少しやり方があるのではないかと思いますね。
視聴者無視の番組作りが低視聴率化に拍車をかけており、もし来年も同選挙を生中継するのであれば、視聴者からこうした批判が出ないよう改善してほしいところです。