HKT48の“さっしー”こと指原莉乃さん(26)が28日、横浜スタジアムで開催の卒業コンサートを開催し、AKB48グループの総合プロデューサー・秋元康さん(60)がコメントを寄せたのですが、ネット上ではNGT48の騒動については触れないのかと疑問の声や批判が噴出しており、炎上状態になっています。
秋元康さんが寄せたコメント全文は以下となっており、指原莉乃さんのこれまでの活躍を讃え、「AKB48とは指原莉乃のことである」としています。
「AKB48とは高橋みなみのことである」と言ったことがあります。
決して、器用ではない高橋みなみが夢のためにただひたすら努力する姿が、まさにAKB48のコンセプトだったからです。
そして、今は「AKB48とは指原莉乃のことである」と言えるでしょう。
引きこもりで落ちこぼれだったアイドルヲタクの少女が一念発起して自らがトップアイドルになり、後進を育てるプロデューサーになったんですから。
指原莉乃はなぜ、逆境からここまで上り詰めたのでしょうか?
彼女と一緒にいると、いつも、歌を口ずさんでいることに気づきます。
AKB48グループだけでなく、その時のお気に入りのアイドルの曲を口ずさんでいるんです。
辛い時も悲しい時も寂しい時も、もちろん、楽しい時も。彼女にとってはアイドルが全てなんです。
“自分が好きなものをずっと好きでいたい”。そんな単純なことが彼女をここまで頑張らせた原動力だと思います。
指原莉乃はAKB48グループを卒業しますが、彼女は生涯アイドルです。
お疲れさまでした。そして、これからも頑張れ。
【引用元:日刊スポーツ】
秋元康さんはこのようなコメントを寄せているのですが、2人組の男から暴行被害を受けながら、運営会社『AKS』には加害者のように扱われ、5月にNGT48を卒業することが決まった山口真帆さん(23)に対しては一切コメントを出さず、表舞台に出てくることなく完全スルーを続けています。
そうしたことから、秋元康さんが指原莉乃さんにはコメントを送ったことに対してネット上では、
- 他にもコメントする事があるはずでは?
- 秋元康はこんなコメントする前にやる事があるでしょ。豪華な卒コンができる人間がいる一方、山口さんが報われる事はないのでしょうか?本当に許せないですね。
- 秋元康は、いつも自分に都合のいい時にはコメント出すけど、自分に都合の悪い時には黙りってセコい奴だよな。
- 今言うべきは、山口さんにだろ。
AKBが高橋みなみじゃなく、指原に変わったということは、努力は必ずしも報われない、ファンとやっても上手く立ち回った奴の勝ちって言うことか。なんだこのおっさんは。 - 『AKBとは指原莉乃』この言葉は重い。アイドル道を真面目に追究する奴はこのグループでは報われないよ。とプロデューサー自ら示したのだから。
そりゃまゆゆも山口真帆も報われないよ。元々嫌いだったけど、AKBも指原もますます嫌いになったわ。 - ご自身が目を付けた子が卒業する時や、ご自身にとって都合の良い時には出て来られるけど、そうじゃない子や、NGT問題のような都合の悪い時には全くコメントすらされない。すごく矛盾を感じます。
- 今やるべきは指原への言葉でなく、山口さんだろう。なぜ秋元は山口さん問題で何も言わない。
もちろん社長もだが、山口さんにまずかける言葉があるはず。 - このコメントよりもNGTに関わるコメントもあるはずなのでは?秋元さんはどう思ってるのか。。。
世間は運営側もまだまだ解決してないと大半の方が思ってると思うし運営側は山口さんへの謝罪どころか運営側の責任はまだ明確になってないよね。グループを解散したからといって事が収束したわけじゃない。
運営側と問題のあったとされるメンバーが何らかの形で責任を取らなくて事の収束に向かう運営側の思惑に納得はいかない。 - 誰よりもアイドルを愛し、アイドルとして恥ずかしくないグループであろうと戦った山口さんには、なぜ何も言ってくれないのでしょうか?
秋元氏が一言でいいからコメントしてくれていたら、事態は大きく変わったはずなのに。
芸術面のプロデューサーだから、NGT事件にはコメントはしないと言っていたと思うのだが…じゃあ今回は一体どういう立場からのコメントなのか。
今回の指原さんへのコメントは、NGT事件の流れを見てきた一般市民の心情を明らかに逆撫でするものだと思うが、秋元氏の視線はすでにファンや視聴者ではなく、閉じられた芸能界内部とスポンサーの人たちにしか、向いていないのだろう。
などと批判的な声が殺到する事態となっています。
秋元康さんはAKSに属しているわけではないことから、3月22日にAKSが行った記者会見の席でも、運営責任者で元フジテレビ事業局企画部長の松村匠取締役(56)は秋元さんがコメントを出していないことをツッコまれると、「NGTの運営に関してはAKSが全権を握っております。秋元さんはクリエイティブのところを担当しています」と理由を説明しています。
<↓の画像は、AKSの運営責任者・松村匠取締役の写真>
しかし、秋元康さんは単に楽曲のプロデュースをするだけでなく、AKSの役員らに指示を出せるポジションにあり、これまで様々なメディアやSNS上などで自らそうした発言をしています。
また、松村匠取締役も会見で、秋元康さんから具体的にどのような言葉を掛けられたのか聞かれた際に、「しっかりとメンバーをケアしていく。君が責任者なんだから、経験もあるわけだからしっかりと考えなさい」と叱責されたことを明かしています。
これについてNHK新潟で4月に放送された特集『NGT48 混乱から3ヶ月を検証』では、「権限がないとされる秋元氏が経営者を叱責することはガバナンスに問題があるといえる」とし、企業のガバナンスに詳しい新潟青山法律事務所の若槻良宏弁護士も、「記者会見する取締役を叱責する別の人物がいるのはガバナンスとして機能しているのか疑問。本来監督受けるのは上司、代表取締役だが、そうでない人物に指揮監督命令受けるのはまさにガバナンスが問われる。誰が意思決定し誰が責任を取る会社か不明瞭になる発言」
などと指摘しています。
秋元康さんはAKSには属していないのかもしれませんが、総合プロデューサーというポジションで運営側に指示を出すなどしているため、山口真帆さんの暴行被害事件についても何かしらコメントするべきといった声が上がるのも当然かと思います。
秋元康さんはAKB48グループだけでなく、現在高い人気を得ている乃木坂46、欅坂46、日向坂46といった坂道シリーズもプロデュースしているため、自分に火の粉が降りかかるのを避けるためにスルーを続けているのかもしれませんが、このままでは多くのファンたちも納得しないので、コメントを出したり、表に出てきて謝罪などする必要があるのではと思いますね。