AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友さん(23)が主演を務める深夜ドラマ(テレビ朝日系 日曜24時40分)のタイトルが、『サヨナラ、きりたんぽ』から『サヨナラ、えなりくん』に変更されたことが明らかとなりました。
当初発表されていた『サヨナラ、きりたんぽ』は、1936年に起きた猟奇事件「阿部定事件」(料理店の仲居だった阿部定が性的な行為中に愛人を殺害、局部を切断した事件)をモチーフにした内容で、理想の結婚相手を探している主人公がダメ男たちとばかり交際し、本性を知ると急変して男性の局部を切断して成敗するという設定だと説明されていたものの、タイトル変更とともに、「特殊能力」で男性をこらしめると変更されています。
また、『スポーツ報知』によると、問題となったきりたんぽについても作中には一切登場せず、阿部定事件の要素も一切含まれていないとのことです。
<↓の画像が、主演を務めるAKB48・渡辺麻友さんの写真>
この作品のタイトル変更については、阿部定事件をモチーフとした作品で「きりたんぽ」を男性の局部に見立てていることが不適切、きりたんぽのイメージを悪化させるといったクレームが秋田県民から寄せられ、秋田県側がテレビ朝日に抗議したことによってタイトル変更が決定しました。
そして、新タイトル『サヨナラ、えなりくん』に変更となり、大まかなストーリーは変わらないものの、渡辺麻友さん演じる主人公・桐山さおり(25)が、浮気男、マザコン男、ドケチ男などの裏の顔を持つダメ男たちから、酷い仕打ちを受けた瞬間に特殊能力で懲らしめるという設定に変更。
また、今回のタイトル変更発表とともに、俳優・えなりかずきさん(32)が出演することも明らかとなっており、えなりさんはストーリーのカギを握る重要な「えなりくん」という役どころで、これまでのイメージを覆すような「“悪キャラ”のえなりくん」に挑戦。
<↓の画像が、『サヨナラ、えなりくん』出演のえなりかずきさんの写真>
そんな役に挑戦するえなりさんは、「僕の想像力をはるかに超えた企画でしたので、どういうものになるかまったく想像がつかなかったのですが、そういった未体験の作品こそチャレンジしてみようという思いで、撮影に臨んでいます」とコメント。
渡辺さんとの共演については「“かわいらしいお嬢様”というイメージ、そのままの方。そんな渡辺さんと今回の役柄のギャップにはビックリしています。2人でどんどん面白いシーンを作っていくことができるのでは、と期待しています!」と意気込み。
また、今回トラブルに巻き込まれてしまった渡辺さんは、「この作品ではまだお見せしたことのない私がたくさん登場します。“アイドル・渡辺麻友のイメージをぶち壊したい!”“自分の殻を破りたい!!”という思いで、毎日、本気で勝負に挑んでいます。渡辺麻友の新たな一面を知っていただけるよう、この作品を私のターニングポイントにする意気込みで頑張ります!」とコメントしています。
2人の他には、上地春奈さんや池田成志さんが出演し、上地さん演じる片栗は結婚に焦り、さおりと度々婚活パーティーで顔を合わせている女性。
池田さんは、さおりが行きつけの怪しいバーの店長“村ちゃん”こと村木沢茂役を演じています。
<↓の画像は、『サヨナラ、えなりくん』出演の渡辺麻友さん、えなりかずきさん、池田成志さんの写真>
30日放送の第1話は、純愛を夢見て婚活パーティーに参加しているさおりは、イケメン社長・下野倉と出会い、さおりの理想の恋愛を聞いた下野倉はプラトニックな交際を約束するのですが、下野倉とのデートはなぜか毎回2時間限定。
それも何かと理由を付けて触ろうとしてくるなど、女慣れしている様子にさおりの友人である“村ちゃん”は怪しみ、やがてさおりは下野倉の本性に気付き…という展開になっているとのことです。
そして、この作品に対してネット上では、
- きりたんぽからえなりくん?意味不明 センスなし なめとんか
- 単純に面白くなさそう…
- 放送前から爆死ドラマになるのが予想できる
- えなりの“いなり”が…?!
- タイトルも内容も無茶苦茶な企画だな
- しかし金使ってわざわざ爆死確定モノ作るってどういうセンスなんだ。こんなのに関わらなきゃいけないスタッフ一同はご愁傷様でした。
- えなりくんも良くこんなん引き受けてくれたな〜。マイナス要素しかないだろうに〜
- 『サヨナラ、康くん』のほうがよかったな
などのコメントが寄せられています。
タイトルがリニューアルされたことに伴い、えなりかずきさんも出演することが明らかとなったわけですが、きりたんぽ騒動によって今作のイメージがかなり悪化してしまっており、批判的な声が多く上がっています。
この作品ではAKB48グループの総合プロデューサー・秋元康さんが企画・原作を担当しており、今回の騒動についてもある程度想定をしていて、話題作りに利用しようと考えていたのかどうかは定かではありませんが、きりたんぽ騒動によって確実に注目を集めたことから、初回でどれほどの数字を獲得できるのか、視聴者からはどのような反応が上がるのか注目したいところです。