AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友さん(22)が、年内にも卒業を発表する可能性があることを『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
記事によると、渡辺さんは将来の夢が「女優として活躍すること」だと以前から語っており、現在もアイドルとして活動しながらドラマなどに出演しているものの、スケジュール的に両立するには時間が足りない状況で、関係者の間では「年内に卒業発表するのでは?」と囁かれているといいます。
渡辺さんは2006年に、AKB48の2期生オーディションで落選したものの、その後3期生オーディションで合格してグループ入りし、2007年に4thシングル『BINGO!』で初の選抜入り。
<↓の画像は、初選抜入りした当時の写真>
ルックスや振る舞いから正統派アイドルとして高く評価され、多くのファンを獲得、2009年に行われた第1回選抜総選挙では4位にランクインしました。
その後も第2回と第3回は5位、第4回では大島優子さんに次いで2位、第5回では3位、第6回で初の1位となり、第7回は3位、昨年の第8回ではHKT48・指原莉乃さんに次いで2位と、常にTOP5にランクインしているグループを代表する人気メンバー。
<↓の画像は、選抜総選挙で1位になった時の写真>
そんな渡辺さんは女優としても活動し、2012年1月期放送の深夜ドラマ『さばドル』(テレビ東京)で連ドラ初主演を務め、その後もAKB48グループのメンバーが出演する様々なドラマに出演。
2015年4月期に放送された『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)で、ゴールデン・プライム帯(19~23時)の連ドラで初主演し、2016年1月に放送された沢尻エリカさん主演のスペシャルドラマ『大奥 第一部〜最凶の女〜』、同3月に放送された田村正和さん主演の『松本清張ドラマスペシャル・地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理』(テレビ朝日系)にも出演していました。
<2015年4月期放送のドラマ『戦う!書店ガール』>
渡辺さんはすでにグループ加入から10年、3月26日には23歳の誕生日を迎え、そろそろ卒業なのではないかと囁かれ始めているのですが、卒業について聞かれると「準備はしてないです」「まだ卒業はしません」などと否定。
しかし、芸能プロダクション関係者は「これまでスキャンダルとも無縁で、10代のほとんどをAKBに捧げてきた渡辺に、むしろ周囲が女優業への専念を勧めているようです。渡辺は真面目で何事にも限界まで頑張ってしまう。女優とアイドルの二足のわらじでは、体調面を心配してのことだとは思いますが」と証言。
このように卒業説が浮上している渡辺さんは、数年前から少しずつイメージチェンジを図っており、4月期にテレビ朝日系で放送の主演ドラマ『タイトル未定』(旧タイトル:『サヨナラ、きりたんぽ』 日曜深夜24時40分)では、ダメ男たちの局部を切り取って成敗するというOL役を演じます。
このドラマは、1936年に起きた猟奇事件「阿部定事件」をモチーフとし作品で、タイトルに対して秋田県側から抗議を受け、タイトルが急遽変更となるというトラブルに見舞われてしまい現在大きな話題になっていますが、前出の芸能プロ関係者は「今までなら事務所側からゴーサインが出ない役柄。渡辺の女優としての覚悟も見てとれますね」と語っています。
また、このドラマの企画・原作はAKB48グループの総合プロデューサー・秋元康さんが担当しており、「秋元氏も渡辺がアイドルから女優へ脱皮できることをイメージして企画・原作を考えたようです」とも語っています。
渡辺さんについて出版関係者は、「卒業メンバーはいますが、第1回(選抜総選挙)からずっと“神7”入りしているのは渡辺1人だけ。まさにAKB48に青春のすべてをささげてきたメンバーで、徹底マークした週刊文春も白旗を掲げたほど」だと明かしています。
そんな渡辺さんも成人を迎えてから心境の変化が見られ、昨年10月に行われたソロ写真集の発売イベントでは、卒業について聞かれると「頭の片隅にはずっとあって。いつかは卒業する…と。その日に向けて一人でこの世界で生き残るための準備はしなくては、と思ってます」「アイドル“まゆゆ”ではなく、人間“渡辺麻友”を見せられたような、生まれ変わったような気持ち。これを機にいろんな魅力をもっと出して、アイドルとしてだけでなく素の私も好きになってもらいたい」と語っていました。
そして、渡辺さんが年内にも卒業するという噂に対してネット上では、
- AKBの終わりの始まり。
- まゆゆが卒業するとAKBは本当にオワコン。
- まゆゆが卒業したら壊滅状態かな。ゆきりん、さっしーまで卒業するとグループとして成り立たなくなりそう。
- 今はAKBというブランドがあるから女優業のオファーがきてるんだろうね。ブランドなくなってからも女優業のオファーくるかな?
- AKB自体がもう下火だから、早く卒業して女優に転身する方が得策と考えたのかな?最初は、主役クラスの役どころ貰えるかも知れないが視聴率取れないだろうな。
- AKBをやめて、自分なりの自由な活動をした方が良い
- 何か地味だなぁ。この人は一番より三番手四番手に居ると、逆に注目浴びて輝いて見えると思う。
などのコメントが寄せられています。
渡辺さんが卒業するという噂は昨年の選抜総選挙前にも囁かれており、昨年放送された『Momm!!』や『情熱大陸』(ともにTBS系)では、媚を売るメンバーに対して不快感を抱いていることを明かしていたほか、自身のアイドル論を熱く語る一方で、AKB48について「まじめに頑張ったり一生懸命にやったりストイックにやったり、それが正解じゃない所なんで。まじめな子が損をするような世界でもあるので、AKBは」と語るなど、グループに対して不満を抱いている様子でした。
こうしたこともあり、昨年の選抜総選挙を最後に今年は出馬せずに、卒業となるのではないかと予想されていたのですが、昨年の総選挙では2位に終わり、ステージ上では「今のAKB48はピンチだと思います。たくさんの先輩が卒業して、今のメンバーではカバーできない部分も出てきました」「でも私は、先輩が作ってくれたAKB48をこのまま終わらせたくありません。48グループが何十年先もたくさんの方に愛されるグループになるよう、ファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、グループの未来のため、私も貢献していきたいです」と宣言。
こうした意気込みを語っていたため、年内に卒業を発表するのかどうか定かではありませんが、これから女優として活動していきたいと考えているならば、なるべく早く女優としての活動を本格的にスタートさせる必要があるかと思います。
渡辺さんがAKB48を抜けることによってグループはかなり大きなダメージを受け、衰退していく恐れがあり、公式ライバルの乃木坂46や欅坂46とったグループにより人気を奪われる可能性が高いため、運営側もそう簡単にOKを出すとは思えませんが、年内に卒業発表となるのかどうか今後に注目したいですね。