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欅坂46メンバーがパーフェクトハロウィン2016で着用した新衣装に、ユダヤ人権団体SWCが非難声明! 秋元康やソニーに謝罪要求

欅坂46がナチス・ドイツの軍服風の衣装着用で炎上!(画像あり)人権団体が謝罪を求める騒動に発展…氣志團らも過去にトラブル

秋元康さんが総合プロデュースし、今年4月にCDデビューを果たしたアイドルグループ『欅坂46』がハロウィンコンサートで着用した衣装に対し、ナチス・ドイツ(Nazi)の軍服に酷似しているとして非難の声が相次ぎ、ネット上では炎上状態となっていました。

そうした中で、アメリカを拠点とするユダヤ系人権団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)』が公式ホームページ上で嫌悪感を表明し、プロデューサーの秋元さんと所属レコード会社『ソニーミュージック』に対し、謝罪を求める騒動にまで発展しています。

欅坂46は10月22日、横浜アリーナで開催されたニッポン放送主催のライブイベント『PERFECT HALLOWEEN 2016』に出演し、メンバーはハロウィンの特別な衣装でパフォーマンスを披露したのですが、この時に着用していた衣装に対してネット上では、第2次世界大戦時のナチス親衛隊(SS)の黒い帽子やマントと酷似しているとして批判が殺到し、炎上状態となっていました。

<↓の画像が、メンバーが着用していた衣装>

<↓の画像が、ナチス・ドイツの軍服>

この騒動をイギリスの大衆誌『デイリー・メール』や『デイリー・ミラー』の電子版など、海外メディアによって「第2次大戦時のナチスの兵士の制服に似た衣装がファンにショックを与えた」などと報じられた事から世界中に広まり、SWCのアブラハム・クーパー副館長は公式ホームページ上で、「この不適切かつ深刻に侮辱的な呈示に対して、ソニー・ミュージックとグループのプロデューサー秋元康に謝罪を求める」という声明を発表。

また、「10代の若者がステージと観客席でナチス風のユニフォームで踊っていることは、ナチスによる虐殺の被害者にとって多大なる苦痛だ」「仮に危害を加えるつもりでなかったとしても、あの上演はナチスの被害者の記憶を安っぽくするものだ。ネオナチスの感情が高まっているドイツや他の国にいる若者に、間違ったメッセージを発信していることになる。国際的なブランドであるソニーは日本に恥をかかせており、もっと良いものを出すことを期待している」と非難しています。

そして、クーパー副館長は、『勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択』の開幕のため11月に来日をすることから、その際に秋元さんと欅坂46のメンバー、ソニー・ミュージックが展示会に訪れるよう、強く求めています。

『朝日新聞』や『毎日新聞』『BuzzFeed News』などのメディアが所属事務所に取材を行うも、「担当者が不在で、現時点ではコメントできない」などと答えたとのことです。

ちなみに、ドイツ国内では「鉤(かぎ)十字」(ドイツ語:ハーケンクロイツ)など、ナチスのシンボルを公共の場で展示、使用することを禁じており、民衆扇動罪で処罰されます。(私有地や個人での所持、思想については禁止していません)

今回このような騒動に発展しましたが、2005年にはイギリスのヘンリー王子がパーティーで、ハーケンクロイツの腕章を着用していたことが判明し非難を浴びています。

<↓の画像が、ハーケンクロイツの腕章を着用したヘンリー王子の写真>

また、2011年2月には『氣志團』のメンバーが、欅坂46と同様にナチス親衛隊の制服に似た衣装で『MTVメガベクトル』に出演していたことが明らかとなり、所属事務所『ソニー・ミュージック・アーティスツ』、所属レコード会社『エイベックス』、番組を放送した音楽専門チャンネル『MTVジャパン』の3社は、SWCから抗議を受け、謝罪を求められました。

<↓の画像が、問題となった衣装を着用している氣志團メンバーの写真>

その後『ソニー・ミュージック・アーティスツ』は公式サイト上にお詫び文を掲載し、「氣志團の衣装に関しては、決して思想的な背景を有するものではありません」とした上で、「結果的にサイモン・ウィゼンタールセンター及び関係者に対し、非常にショックを与えたことを深く謝罪するとともに、深く反省いたします」と謝罪。

メンバーについても「同様に深い謝罪と深い反省を示しています」とし、問題の衣装については「一切使用せず、直ちに廃棄いたします」としていました。

さらに、2014年には韓国の4人組ガールズグループ『Pritz』のメンバーが、イベントでナチスを連想させる衣装を着用していたことから非難を浴び、謝罪するという騒動に発展しています。

<↓の画像が、問題となった衣装を着用するPritzのメンバーの写真>

現時点ではまだ謝罪を行っていないようなのですが、今回の騒動によって欅坂46のイメージが悪化してしまっており、今後の活動にも悪影響を与える可能性が非常に高いことから、今回の件に間してはしっかりと謝罪するなど、誠意ある対応を見せてほしいですね。

【追記 11/1 19時30分】
ユダヤ系人権団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)』から抗議を受け、謝罪要求された所属レコード会社『ソニーミュージック』が公式ホームページに謝罪文を掲載。

謝罪文では、「10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、『ナチスドイツの軍服がモチーフではないか』とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。」とし、「私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。」と謝罪した上で、「当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。」と発表しています。

【追記 11/1 21時50分】
『ソニーミュージック』に続き、総合プロデューサー・秋元康さん、欅坂46の運営会社『Seed & Flower合同会社』の代表・村松俊亮さんの謝罪コメントが欅坂46の公式サイトに掲載されました。

秋元さんは、「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています」と謝罪しています。

そして、SWCのアブラハム・クーパー副館長は、11月22~27日に沖縄・浦添市民体育館で開催される『勇気の証言 ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択』が開幕するにあたって来日することから、秋元さんと欅坂46メンバーが同展示会に訪れるよう強く求めているとのことなのですが、この件についてソニーミュージックの広報担当は『BuzzFeed Japan』の取材に対し、「抗議文を受けて、当社としてSWCに対し先ほど回答文を送ったところです。展示会を訪れるかどうかに関しては現在検討中です」と回答したとのことです。

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