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欅坂46の新曲『月曜日の朝、スカートを切られた』が犯罪を助長? スカート切り裂きの被害女性が、秋元康の歌詞に怒りの訴え

欅坂46『月曜日の朝、スカートを切られた』歌詞内容が問題視され署名運動に発展…事件被害者が不謹慎だと訴え物議醸す

作詞家・放送作家の秋元康さんプロデュースのアイドルグループ『欅坂46』の1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』が7月19日にリリースされ、初日の推定売り上げ枚数が「18万4,947枚」でオリコンのデイリーCDアルバムランキングで初登場1位、初週の推定売り上げ枚数は「27万9,093枚」で週間CDアルバムランキングでも初登場1位を獲得しました。

オリコンの発表によると、1stアルバムの初週売り上げ枚数が25万枚を突破するのは、NMB48が2013年2月にリリースした『てっぺんとったんで!』(初日:24万7,047枚、初動:32万8,436枚)が達成して以来、4年5ヶ月ぶりの快挙とのことです。

このアルバムには、女性アーティストの1stシングル歴代最多の初週売り上げ枚数「26万1,580枚」を記録した『サイレントマジョリティー』のほか、全3形態に計16曲の新曲が収録されており、ファンにはたまらない作品となっているのですが、同アルバムに収録の新曲『月曜日の朝、スカートを切られた』の歌詞が現在物議を醸しているようです。

これはニュースサイト『キャリコネニュース』が報じているもので、実際にスカートを切られた体験をした女性が『月曜日の朝、スカートを切られた』の歌詞に対して不快感を抱き、署名活動サイト『change.org』にて署名を募っているとしています。

『月曜日の朝、スカートを切られた』は、学校や社会への違和感、自身の無力さを歌っているもので、サビの部分で「月曜日の朝、スカートを切られた 通学電車の誰かにやられたんだろう どこかの暗闇でストレス溜め込んで 憂さ晴らしか 私は悲鳴なんか上げない」という歌詞が登場します。

恐らく、女性はこのサビ部分の歌詞に不快感を抱き、今回署名活動を始めたものとみられ、署名を募っているページでは具体的に自身の体験談を記しています。

女性によると、今から2年前に学校行事のため、普段とは違う混雑率が高いことで有名な路線を使って目的地へ向かい、目的地で降りた際におばあさんからスカートが切れていることを教えてもらい、女性はそこでスカートがズタズタに切られていたことに気付いたといいます。

不幸中の幸い、肌を傷つけられることはなかったものの、まだ1ヶ月しか履いてないスカートを切り裂かれて大きなショックを受け、その路線に乗るのが憂鬱になってしまったといい、「そんな中で欅坂46の新曲の【月曜日の朝スカートを切られた】という曲はとても不快です。」と訴えています。

また、同じような思いをしている女性は他にもいるといい、ツイッターで女性と同じく「すごく嫌だ。2年前のことを思い出す。やめてほしい。」という訴えを聞いたとしています。

女性は最後に、『月曜日の朝、スカートを切られた』がテレビで紹介された際、「嫌な思い出が蘇り電車に乗るのがまた怖くなりました。いまは落ち着いてますが、とても怖いです。」と明かし、「たくさん傷ついている人がいる中で、こんな曲を出すのは不謹慎だと思いますし、この曲のせいでこのような犯罪が増えてはとても困ります。電車に乗れない人だって、もっとたくさん出てきたっておかしくない状況になることも考えられます。」と訴え、「そんな人を減らすためにどうか皆さんお力をお貸しください。」と署名を呼び掛けています。

なお、この署名は7月31日21時時点で1800人以上の賛同者が集まっており、設定している2500人まで残り約700人となっています。

そして、賛同者から寄せられたコメントを見てみると、

などのコメントが寄せられています。

しかし、その一方では、

などといった否定的な声も多く上がっており、女性の訴えに対しては賛否両論となっています。

このように物議を醸している『月曜日の朝、スカートを切られた』は、大ヒットデビューシングル『サイレントマジョリティー』に繋がる前日譚の楽曲となっており、『サイレントマジョリティー』では逆に、周囲に流されてイエスマンになるのではなく、自分の意思をしっかりと持ち、自己主張することの重要さなどを訴えた内容になっています。

また、直接的に犯罪を助長するような歌詞ではないこと、『月曜日の朝、スカートを切られた』は7月15日放送の音楽特番『音楽の日』でテレビ初披露されたものの、頻繁にテレビ等でオンエアされている楽曲ではないこともあり、女性の主張に対して否定的な声も多く見受けられます。

しかし、この曲を聴いて不快感を抱いている方がいるというのは事実で、『サイレントマジョリティー』の歌詞ではないですが、自身が思い感じたことを訴え、抗議をするということは間違った行為ではないと思いますし、様々なファンを抱えるアイドルたちが少々過激な歌詞が出てくる曲を歌うことで、また何かトラブルを招いてしまう恐れもあるため、この訴えは大それたものではないように感じます。

この女性の訴えによって、今後大きな動きに発展するのかどうかは分かりませんが、引き続き注目していきたいですね。

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