日韓合同のK-POPグループ『IZ*ONE(アイズワン)』でも活動し、『AKB48』の最新シングル『元カレです』で初めてセンターを務める本田仁美さん(ほんだ・ひとみ 20歳)が、グループからの脱退を希望していることなどを週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が伝えています。
本田仁美さんは2014年に、「会いに行くアイドル」をコンセプトに各都道府県から選出されるAKB48・Team8のオーディションで栃木県代表として合格し、2017年からチームBとの兼任となり、2018年に日韓合同オーディション『PRODUCE48』に参加、投票によって第9位にランクインし、12人組グループ『IZ*ONE』のメンバーとしてデビューすることが決定しました。
その後はAKB48の活動を休止し、昨年4月までIZ*ONEのメンバーとして活動し、同5月からAKB48に復帰しました。
<↓の画像は、『IZ*ONE』で活動していた矢吹奈子さん、宮脇咲良さん、本田仁美さんの写真>
そして、5月18日に発売予定の59枚目シングル『元カレです』で初めてセンターに抜擢され、ファンらの間では大きな反響を呼んでいるのですが、文春オンラインによれば、センター起用の裏で本田仁美さんが運営に「卒業したい」と伝えていたそうです。
AKB48の事務所関係者は、「『元カレです』の制作に入る以前から、本田は運営に対して『卒業したい』という希望を伝えていました。本田はIZ*ONEとしての経験が大きな糧になったようで、『今後は日本ではなく韓国で芸能活動をしていきたい』という気持ちを強く抱いています。同じくIZ*ONEのメンバーだった宮脇咲良(24)がHKT48を卒業して韓国で活動していることも本田の気持ちに拍車をかけているのでしょう。」
と語っています。
続けて、「AKB48の運営サイドとしては、2代目総監督だった横山由依(29)、入山杏奈(26)などの主力メンバーが昨年末から相次いで卒業したタイミングで、本田にまでグループを抜けられるわけにはいきません。そこで引き止めのためにセンター抜擢を提案し、本田がそれを受け入れた形です」
と明かしています。
しかし、本田仁美さんの意思は固く、センター起用後もAKB48からの卒業を希望しているといい、現時点では60枚目のシングルをもって卒業する形で話がまとまりつつあって、来年中には卒業となる可能性が高いようです。
本田仁美さんを含め、AKB48を卒業するメンバーが相次いでいる背景には、グループ全体の人気低迷だけでなく、待遇が悪くなっていることも要因の1つといいます。
かつて人気メンバーたちは、高級マンションの部屋が与えられるなどして豪華な生活を送り、仕事面では複数の番組に出演することが出来たものの、現在は給料の低下などで「地下アイドルと変わらない」待遇のメンバーもいて、それによってパパ活、ギャラ飲み等で小遣い稼ぎをしているケースもあるとのことです。
こうした待遇面の低下から、AKB48からの離脱者が増加しているそうで、本田仁美さんもやりたいことを叶えるために、AKB48からの卒業を希望しているようですが、この報道に対してネット上では、
- 明らかにつまらなさそうだったもんな。こんな場末に居られるかって顔してた
- 浮いちゃってるからいいんじゃね?個人的には向井地、十夢、岡田あたりが居なくなったらガチで誰もわからなくなる
- そりゃAKBなんて泥船居続ける理由ないもんな。いつまで経っても居座る誰かさんがいるから気を余計に使うしな
- 元々アイズワンでも人気ないから引き抜き話もなかったのに、韓国での活動とか無理だろ
- 今さら推されてセンターにされても何もならんしな。そもそもAKBであんな金髪しててダンスうまかろうが人気出るわけもないしな
- 辞めてほしい人は辞めなくて、辞めてほしくない人ばかりが早期退職を希望する会社みたいになってきたのか
- 韓国帰りのメンバーに頼り切ってKポの真似したにもかかわらず、すぐ逃げられるって残念なことになってるな。AKBはアイデンティティを捨ててしまった
- kpopのレベルの高さを身をもって知った身からしたら、こんな学芸会にいつまでも時間割きたくないってなるのは当たり前だろうな
センターが何の自慢にもならないどころか恥になるレベル
などの声が上がっています。
文春オンラインによると、AKB48が楽曲でダンスに力を入れ、昨年発売のシングル『根も葉もRumor』でグループ史上最高難易度というダンスに挑戦したのも、本田仁美さんが復帰したことがきっかけといい、グループ内では今リーダー的存在になっているとのことですが、この曲は初週の売上枚数が35.1万枚で、初週に116.7万枚を売り上げた前作『失恋、ありがとう』から80万枚も売り上げが落ちていました。
そして、2011年2月発売の20枚目シングル『桜の木になろう』から続いた連続ミリオンセラー記録も途切れました。
コロナ禍で握手会が開催できず、代わって同シングルからオンラインお話し会を特典とするも売り上げが伸び悩み、グループの勢いも低迷していてメディア露出も激減、2020年から2年連続で紅白落選となっており、“泥舟”とも揶揄される状態にあります。
それに加えて、IZ*ONEで共に活動していた宮脇咲良さんが今年3月に韓国の芸能事務所に入所し、4月には新たに誕生した6人組のK-POPグループ『LE SSERAFIM(ル・セラフィム)』のメンバーとなり、5月にデビューすることが決定していて、かつての同僚の姿を見て、本田仁美さんも卒業を希望するのは無理もないことですね。
ちなみに、本田仁美さんは先日『サンケイスポーツ』のインタビュー取材で、宮脇咲良さんの韓国での活動について、「夢に向かっている姿を見ると『自分ももっと頑張ろう』と思うし、お互いに良い刺激を与えられる存在だったらいいなと思います」「また同じステージでできたら」
などと語っていました。
ただ、本田仁美さんは宮脇咲良さんとは違って、IZ*ONEの中でも高い人気があったわけではないため、再び韓国に行っても…という声もありますが、文春オンラインの報道通り、次のシングルをもってAKB48を卒業し、再び韓国で活動をするのかどうか、引き続き動向を見守っていきたいですね。