現在AKB48を超える勢いがあると言われている人気アイドルグループ『乃木坂46』に所属していたものの、2014年10月に週刊誌『週刊文春』によって未成年飲酒疑惑をなどを報じられ、同12月に専属契約終了という処分を受けた大和里菜さん(21)が、ソロで再デビューすることが16日に突然発表され話題になっており、関係者はこの発表に驚きを隠せないといいます。
16日の発表によると、3月16日にミニアルバム『sakura』をキングレコード系のベルウッド・レコードからリリースし、このデビュー作にはオリジナル曲『sakura』の他に、森山直太朗さんの『さくら』、いきものがかりの『SAKURA』、ケツメイシの『さくら』、河口恭吾さんの『桜』、FUNKY MONKEY BABYSの『桜』と、桜がタイトルに入っている名曲をカバーして収録されているとのこと。
3月16日発売のミニアルバム『sakura』
このソロデビューに合わせて2月に公式サイトをオープンしており、16日には有料(月額500円)のモバイルファンクラブが近日オープンすることを告知しています。
大和さんは2014年12月に乃木坂46をクビになって以降は全く活動をしていなかったものの、昨年10月から芸能プロダクション『プロマージュ』に所属し、ブログやツイッターをスタートさせて新事務所への移籍をファンに報告。
それからしばらくはプライベートの事をメインに報告し、仕事に関する宣伝はほとんどしていなかったのですが、2月15日に公式サイトをオープンし、翌16日に突然ソロデビューが発表されました。
大和さんのソロデビューに関する記事は音楽系のニュースサイトなどが報じるのみとなっており、AKB48グループを全面的にバックアップしているスポーツ紙などは一切大和さんのソロデビューを報じていないため、ファンの間では乃木坂46の運営が圧力をかけているのではないかという噂も。
大和さんは12歳から地元・仙台のアイドルグループ『SPLASH』のメンバーとして活動し、2011年8月に乃木坂46の第1期メンバーオーディションに合格し、暫定選抜メンバーに選ばれ、活動を行ってきたメンバーでしたが、2014年10月に未成年飲酒疑惑を報じられ、11月1日に大和さんは約1ヶ月ぶりにブログを更新して「皆さんに私の軽率な行動で沢山の迷惑と心配をかけてしまい、本当に本当に申し訳ありませんでした」となどと謝罪。
しかし、『週刊文春』はこの謝罪文を更新した1日の前日10月31日に、東京・六本木のバーで飲酒していたこと、11月12日には5人組ダンスボーカルユニット『NEVA GIVE UP』のメンバー・岡田鷹斗さんと密会し、路上で抱擁していたことを証拠写真付きで報道。
この大和さんに関する一連の報道によって、初出場が内定していた『NHK紅白歌合戦』の出場を取り消されたと言われており、大和さんのスキャンダルの前に、同じく乃木坂46の松村沙友理さんの不倫スキャンダルが同誌に報じられているのですが、紅白への出場が内定された一番の原因は、大和さんの2度も報じられた未成年飲酒疑惑だと噂されています。
このようなスキャンダルを起こした大和さんが芸能活動を再開し、ソロデビューすることに対して乃木坂46の運営はどのように思っているのか気になるところですが、ニュースサイト『デイリーニュースオンライン』が19日に報じている記事によると、大和さんの復活については「きちんと筋は通している」と一定の評価をされているとのこと。
乃木坂46運営の関係者によれば、乃木坂46にはグループを辞めた場合「最低1年は休業する」という暗黙の裏ルールがあるそうで、このルールを破る元メンバーもいる中で大和さんはきっちりとそれを守り、加えて大手ではない芸能プロからの再デビューということから、運営側は現状静観する姿勢のようです。
その一方で、大和さんの活動再開をよく思っていないスタッフもいるといい、この関係者は「ルックスはお世辞にも良いとは言えず、数々の問題行動でグループの品位を下げたとあって、運営サイドからは嫌われているメンバーでした。元々乃木坂を運営するソニーは、圧力などとは無縁のマネジメントで知られていますが、過去を『なかったこと』にして表舞台に復帰することには、やはり批判も出ています」とも語っており、やはりすんなりと活動再開とはならない可能性もあるようです。
ちなみにですが、大和さんとともにスキャンダルを報じられ、専属契約終了とはならなかったものの、昨年4月に卒業という形で乃木坂46から離れた畠中清羅さん(20)は、昨年11月に公式ブログを開始し、同20日に更新したブログで「私、畠中清羅はまた皆さんにもう一度 私の姿を見て頂くため芸能活動を再開したいと思います」と芸能活動再開を発表。
<↓の画像が、畠中清羅さんの写真>
また、クラウドファンディング(ネット経由で不特定多数の人々や組織が財源の提供や協力すること)で映画デビューを目指すことを発表し、このプロジェクトと連動してCDの発売も決定しており、畠中さんは「やると決めたからには、演技も、歌もダンスも、 全てに全力で取り組みます。応援していただいた方々を、絶対にがっかりさせたくないです」と意気込んでいました。
そして、この畠中さんの「再始動プロジェクト第一弾 映画デビュープロジェクト」には、目標金額300万円に対して369万7,000円が集まり、まず予定通り3月に1stシングルをリリースし、その後映画の完成に合わせて7月頃に劇中挿入歌を収録した2ndシングルをリリースすることが発表されています。
さらに、19日からはニコニコ動画で生放送番組『畠中清羅 レイヤー★チャレンジャー』がスタートするなど、活動が活発的になっています。
『週刊文春』によって報じられたスキャンダルによって、乃木坂46を離れることになった2人がこのように再び活動を再開しているわけですが、これからどこまで活動の範囲を拡げていけるのか注目していきたいですね。