ライブ演出家のパワハラ問題を生放送のラジオ番組で告発し、それから1ヶ月足らずで乃木坂46からの脱退、芸能界引退を発表した早川聖来さん(はやかわ・せいら 22歳)に関する報道に対して、乃木坂46の運営サイドが2日にコメントを発表しました。
乃木坂46の運営は2日にグループの公式ツイッターを更新し、「【皆様へのお願い】 7/1に文春オンラインで公開された早川聖来に関する記事ですが、憶測や伝聞をもとに構成された虚偽の内容を多く含む、メンバーへの誹謗中傷を助長する記事です。ファンの皆様におかれましては、くれぐれも冷静な対応をお願い申し上げます。」
と、ファンに呼び掛けています。
<↓の画像が、乃木坂46公式アカウントが文春報道を否定ツイート写真>
週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』は1日に、早川聖来さんが乃木坂46から脱退、芸能界引退に至った裏側について報じており、ファン等の間で物議を醸していました。
早川聖来さんは5月21日に生放送のラジオ番組『らじらー!サンデー』(NHKラジオ第1)にて、乃木坂46等のライブ演出を担当していたSEIGOさん(本名=稙田成吾 わさだ・せいご 48歳)から「死ね」「ブス」等の暴言を吐かれたことを告白し、その後運営サイドとSEIGOさんはそれぞれ声明を発表し、事実と異なる部分はあったとしながら「一部行き過ぎた点があったことを確認した」とし、SEIGOさんからも辞任の申し出もあったため、7月のライブツアーから演出家を変更することを明らかにしました。
それから約1ヶ月後に早川聖来さんは公式ブログで乃木坂46からの脱退、さらに芸能界引退を発表したのですが、文春オンラインの取材に対して乃木坂46の関係者は、「早川の“告発”後も、現場のスタッフは『SEIGOさんが辞める必要はない』と引き止めに奔走していました。」
と証言し、ファンからはSEIGOさんへの批判が噴出し大炎上していたものの、グループ内部からはSEIGOさんを擁護する声が上がっていたとしています。
また、早川聖来さんの卒業はパワハラ告発前から既定路線だったとし、「卒業自体はかなり前から決まっていました。つまり“告発したから卒業になった”というより、“卒業が決まっていたので告発に踏み切れた”という方が現実に近い。早川と運営スタッフが口論になっている場面が目撃されるなど、信頼関係は崩れていました。それで運営サイドは早川を“精神的に不安定な子”と認識していた。そして本格的に早川の卒業という話が出てきたのは、1年前の“あの事件”がきっかけでした」
と同関係者は証言し、早川さんが1年前に出演していたミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』でのトラブルを挙げています。
早川聖来さんは昨年6月24日に行われた『CROSS ROAD』の公演前から号泣し、ステージに立てない状態にあったことで公演が急遽中止となり、その後も体調不良を理由に休演を続けた末に、芸能活動休止が発表されました。
早川聖来さんはそれから約3か月後の10月に仕事復帰し、復帰後に更新したブログでは、「体調や症状などの様子を見ながら活動させていただく予定です」「お休み期間に、たくさんのことに悩んで落ち込むこともありましたが、また進み始める勇気を応援してくださる皆様からいただきました」などと綴っていました。
<↓の画像が、昨年10月に仕事復帰直後の早川聖来さんの写真>
文春オンラインの取材に舞台関係者は、早川聖来さんの号泣トラブルの原因、裏側について、「稽古中から男性共演者の1人と親密になり、その男性の楽屋に毎日入り浸っていました。」「見かねた制作サイドが、感染対策という名目で他のキャストの楽屋への出入りを控えるようにと24日にアナウンスを出した。その当日に、早川の号泣事件が起きたんです。」
と語っています。
また、早川聖来さんのミュージカル降板に対して、スタッフや共演者の間でも冷めた雰囲気が漂っていたとし、「早川は以前から問題児で、衣装やカツラに文句をつけてスタッフを困らせたりしていました。カツラは最後まで折れず、本番も地毛で出演しています。他にも開演前に『やりたくない』と衣装もつけずに逃走して、スタッフが早川を捜索したこともある」「自身が原因で舞台が中止になった時も、早川は周囲の人に謝るわけでもなく、楽屋に閉じこもって出てこなくなってしまった。事務所の人間が現場に駆けつけても応じず、同じ楽屋の女性共演者が説得してようやく収まったのですが、現場の空気は冷え切っていました」
と、ワガママ言動によって周囲を振り回していたと証言しています。
これらのトラブルが原因で乃木坂46の運営サイドは、早川聖来さんは精神状態が不安定と判断、さらにメンバーたちがこれまでの活動で築き上げてきた『東宝』との信頼関係を傷つけたことも問題視し、卒業タイミングを模索し始めたといい、「メンバーやスタッフの中には、早川のせいで地道に積み上げてきた信用が崩れたと怒る人もいます。しかし一方の早川は、原因は運営にあると恨み節。早川と運営の信頼関係は完全に崩れています」
と、乃木坂46関係者は語っています。
しかし、これに対して運営サイドが、「憶測や伝聞をもとに構成された虚偽の内容を多く含む、メンバーへの誹謗中傷を助長する記事」だと反論したことに対してネット上では、
- 運営コメント来たかよかった 捏造記事だったか 文春ていい加減な記事書くようになったんだなー
- 事実も書いてあるということか
- 虚偽の内容を多く含むって具体的に摘示してくれええええ 早川は早く否定してくれよおおお
- 誰も見てないTwitterで否定とは笑わせてくれるな
- 運営さん、早川の不当な疑惑を晴らすためにもtwitterだけじゃなくて公式サイトにもコメント出してよ なんで今回だけtwitterだけなんだ
- 早川は卒業、芸能界引退、写真集発売控えてるんだから 文春記事が事実無根なら否定一択なんだよなあ
ブログでもラジオでもさっさと否定してほしいわ - 記事のせいで聖来ちゃんが傷ついてないことを祈る 卒業まで楽しくアイドルしててほしいしずっとずっと幸せでいてほしい
などの声が上がっています。
文春オンラインの報道に対しては、『CROSS ROAD』で共演した舞台俳優・中野亮輔さん(35)もツイッター上で「事実無根」と完全否定し、「あの場にいた全員が彼女の努力と葛藤を知っています。誰のどういう意思で書かれたものか知りませんが、あの時カンパニーはみんなで彼女を支えようと一丸になったんです。あの場にいた者として許せないのでコメントさせて頂きます。」
と綴っていました。
<↓の画像が、ミュージカル共演者・中野亮輔さんのツイート写真>
中野亮輔さんは、早川聖来さんが芸能活動休止を経て、復帰後の昨年11月に音楽特番『ベストヒット歌謡祭』(日本テレビ系)に出演した際にもツイッターで、『CROSS ROAD』の仲間から連絡を受けてテレビでパフォーマンスを見守ったことを明かし、「みんな離れたそれぞれの場所で 彼女の生放送を応援した。温かい気持ちになる夜だった。良き仲間達よー!お互いの元気をいつも祈っている!」
とツイートしており、共演者の温かいコメントから文春オンラインの報道に対しては疑問を抱きますね。
<↓の画像が、昨年11月の中野亮輔さんのツイート写真>
ただ、乃木坂46の運営サイドは「憶測や伝聞をもとに構成された虚偽の内容を多く含む」としながら、記事の内容を完全否定しているわけではなく、具体的にどの部分が虚偽なのかが不明なため、ファンたちからは詳細説明を求める声も多く上がっています。
真相は定かではありませんが、早川聖来さんは昨年6月24日の舞台で号泣トラブルを起こす前から、セリフを飛ばす等の異変をファンが報告していたほか、昨年2月にYouTubeで生配信した『乃木坂46時間TV』にて、ちょっとしたダメ出しを受けた際にも突然号泣するなどし、メンタルが不安定になっている様子でした。
1年前から早川聖来さんの精神状態が不安定だったことや、それでミュージカルを降板になったのは事実ながら、男性共演者に好意を寄せていた、ワガママ言動で周囲を呆れさせていた等とする話は勝手な憶測の可能性が高そうです。
そして、運営サイドの報道否定コメントを受けてファンから安堵の声だけでなく、本人からの否定を求める声も多く上がっていますが、今後ブログやラジオかどこかで文春報道についてコメントするのかどうかに注目したいですね。