今年活動をスタートさせたAKB48の姉妹グループ『STU48』の劇場支配人とメンバーを兼任していたHKT48の指原莉乃さん(25)が、STU48がデビューする前に脱退し、劇場支配人も辞任することを25日に電撃発表しました。
瀬戸内海沿岸7県(山口、広島、岡山、兵庫、愛媛、香川、徳島)を拠点に活動するSTU48は、今年3月にメンバーが決定し、来年1月31日発売のシングルでCDデビューする予定となっており、9月29日から「STU48瀬戸内7県ツアー 〜はじめまして、STU48です。〜」と題した初のコンサートツアーをスタートさせ、25日には広島市内で千秋楽公演を行いました。
そして、指原莉乃さんはこのコンサート中に「ちょっといいですか? 皆さんにお話があってですね」と切り出し、「今日をもちまして、STU48との兼任と、劇場支配人を終わることになってしまいました」とグループからの脱退を電撃発表。
<↓の画像が、25日の千秋楽公演で、STU48からの脱退を発表した指原莉乃さんの写真>
その理由は「(STU48の)1stシングルのミュージックビデオや、握手会のスケジュールをこなすことができないことが分かって。あと(STU48の)ライブを全部見させてもらって正直、自分の中で忘れていたものを思い出した。HKTに(改めて)向かい合っていかないといけないと思った」「STU48はきっとこれからHKT48のライバルになるから協力できないって思ったの(笑)。それくらいみんながすごかったから」などと説明。
また、「今日、公演をやってみんなと合間にしゃべったりして、辞めるのが惜しいなって思ったり、もう少し思い出も作りたかったし、みんなに教えたいこともあったし、見たい景色もあったし、教えてもらうこともいっぱいあったしって思う」と未練を語りつつも、「HKTに専念したいと思います」と宣言しました。
指原莉乃さんは今回のコンサートツアーのセットリストも考えるなどしており、今後についても「セットリストとかはこれからも考えるから。協力したいことは協力したい」と話しています。
ちなみに、STU48の劇場支配人については、SNH48(中国・上海)の元アドバイザーでAKB48グループの運営会社『AKS』所属の山本学さんと指原莉乃さんの2人体制となっており、指原さんの辞任によって山本さんが1人で務めるとみられます。
<↓の画像は、指原莉乃さんがツイッターに投稿したSTU48卒業報告コメント>
STU48は当初、11月1日にCDデビューをする予定でしたが、活動の舞台となる「船上劇場」(※STU48は船で瀬戸内の主要港を回り、そこで歌やダンスを披露する)の完成が大幅に遅れてしまい、これによってCDデビューは来年1月末に延期となりました。
さらに、HKT48やAKB48などの活動で忙しい指原莉乃さんは、STU48としての活動にあまり参加することができず、参加することが出来たのは今回の千秋楽公演と8月のイベント出演のみとなっていました。
<↓の画像は、STU48のメンバーと指原莉乃さんの写真>
そして、STU48がCDデビューする前に脱退するという展開を迎えネットでは、
- いきなりプレミアムライブ化したな さしこの卒業コンサートや
- 最初で最後のライブ行けたヤツ浦山
- AKB、HKT、イコラブちゃん、個人仕事もあるしSTUはちょっと重荷だったかな。STU兼任辞退は自分がよく知る前で良かったかも
- STUシングルを参加すると、握手地獄が待ってるからな。どれか出ないなら可能だが、基本無理。来年、いっぱいやる事あるから参加できん→んじゃ辞退でって感じやろ。
- いろいろ理由あげてるけど、卒業のこと考えたら兼任なんてやってられないってのが本音だと思う。
- HKTも安泰という訳ではないからその方がいいでしょう。それよりSTU運営の博報堂は弱くて大丈夫か。
- ハッキリ言って指原がいようといまいと、STUが成功するイメージが全く湧かない。
- これは大人たちの責任が大きいでしょうね。何でもかんでも彼女に押し付けては、そりゃ体がもちませんよ。それにしてもSTU48、いろいろ延期しているようですが、大丈夫なんですかね。
- まあ元々運営が新しいグループのデビューに指原の知名度と発信力を利用しようとしただけだもんな。実質48グループのトップとして仕事しながら個人でテレビレギュラー10本、そこへ秋元から=LOVEのプロデュースまで任されていっぱいいっぱい。仕方がない
などのコメントが寄せられています。
指原莉乃さんはHKT48に所属という形にはなっているものの、実際のところはAKB48の活動にも多く参加し兼任しているような状況で、そこでさらにSTU48のメンバー兼劇場支配人を務めるというのは様々な点で厳しいものがあり、STU48も兼任することが発表された当初からファンらの間でも物議を醸していました。
また、指原莉乃さんも今年7月にSTU48のデビューシングルの選抜メンバーが発表された際に、「実は選抜メンバーを辞退する相談をしました。ですが、デビュー曲なので、、、とお話を受け、今回参加させてもらうことになりました。」とツイートするなどしていました。
指原莉乃さんがSTU48としての活動に対して複雑な心境を明かしていた背景には、自身が参加することでSTU48のイメージに様々な影響を与えてしまうことや、中途半端な活動になってしまうことの懸念などもあったとみられますが、何よりも自身が所属しているHKT48が今後、危機的な状況に陥る可能性が高いと囁かれていることが大きいのかもしれません。
AKB48グループは現在、乃木坂46や欅坂46といった坂道グループの人気上昇によって明らかに勢いが落ちており、特にAKB48以外のSKE48、NMB48、HKT48といったグループは以前に比べてメディアへの露出が減少しています。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』などによると、指原莉乃さんはAKB48グループの公式ライバルである坂道グループを敵視しているといい、名前を出しただけで急に不機嫌になるという話もあるほどなので、自身が所属しているHKT48の人気をこれから上げていき、他のグループに人気を奪われてしまわないように、今回このような決断した可能性があります。
指原莉乃さんがこれからHKT48の活動に専念したとしても、グループの人気が今後上がっていくかどうかはまだ分かりませんが、今回の決断によってSTU48とHKT48に良い影響を与えることに期待したいところですね。