HKT48の“さっしー”こと指原莉乃さん(26)が4月28日開催のコンサートをもって卒業することによって、AKB48グループの人気低迷に拍車がかかり、『NHK紅白歌合戦』への出場も途絶えるのではないかと『東京スポーツ』(東スポ)が報じ、ネット上では様々な声が上がっています。
2015年~2017年の『AKB48グループ選抜総選挙』で3連覇を達成し、不動の人気を誇っていた“絶対女王”の指原莉乃さんは昨年12月にグループ卒業を発表し、AKB48としては3月13日リリースの55枚目シングル『ジワるDAYS』がラスト、HKT48としては4月10日リリースのシングルが卒業シングルとなり、卒業まで2ヶ月を切っています。
指原莉乃さんはアイドル業の傍ら、声優アイドルグループ『=LOVE(イコールラブ)』などのプロデュースをしたり、タレントとして複数のバラエティ番組などに出演し大活躍しており、アイドル卒業後も安泰とみられている一方で、AKB48グループは大きなピンチを迎えると予想されています。
指原莉乃さんはアイドルファン以外の間でも知名度が高く、AKB48グループの顔とも言える存在で、指原さんが今後抜けるとAKB48グループの認知度などは急激に下がる可能性が大きく、AKB関係者等の間では「10年連続出場しているNHK紅白歌合戦への出場が『途切れてしまうのでは?』と心配する声が上がっている」といいます。
こうした例は過去にもあり、1990年代後半から2000年代前半にかけて人気を博したモーニング娘。は、メジャーデビューした1998年から2007年にかけて10年連続紅白出場を果たしたものの、人気メンバーの相次ぐ脱退などによって2008年以降は1度も紅白に出場していません。
こうした事例があるため、AKB48グループも同じ道を歩むのではないかと懸念の声が上がっているといい、今はとにかく指原莉乃さんのような人気、知名度のあるメンバーの登場が求められているそうです。
テレビ関係者は、現在のAKB48グループの中でバラエティならば、昨年の選抜総選挙で2位にランクインしたSKE48・須田亜香里さん(27)がNG無しの姿勢がウケていて、トーク力も上がっているとしています。
<↓の画像は、SKE48・須田亜香里さんの写真>
また、歯に衣着せぬ発言で“炎上アイドル”の異名を持つNGT48・中井りかさん(21)もブレーク中で、昨年1月~11月までの出演番組本数は合計257本となっており、この2人に大きな期待が寄せられているそうです。
<↓の画像は、NGT48・中井りかさんの写真>
こうした今後に期待されているメンバーがいるものの、すでにAKB48グループと坂道グループの人気は逆転しており、さらに指原莉乃さんも脱退することで大きなピンチを迎えるとみられているのですが、これに対してネット上では、
- 指原の卒業より、NGT絡みで発覚した運営問題の方が紅白出場の足かせになってると思う。
- AKBグループが建て直しを本気で行いたいと思うなら、指原さんの卒業云々よりもNGT48の事件を明らかにすべき。
- NGTの問題を解決するのが先じゃないかな。それが出来るまでは本来ならテレビ出演すら自粛すべきなのに
- 指原は、卒業も絶妙なタイミングだね。新潟の騒動に巻き込まれないし、良かったと思う。
運営は、本気でAKBの事を考えるなら、犯罪に加担した人を追放しない限り先はないと思う。 - 今年は大きな岐路に立っている年。ぼちぼちAKBのシングル選抜は他のグループからの人選をやめようか。
兼任は廃止にしてちゃんと自分が所属しているグループで選抜すべきだと思う。 - 昔はもっと勢いがあって、メンバー個々の知名度も高かった。今のAKBグループは指原いなくなると正直もう誰も分からないって人多いのでは。
切り札は良くも悪くもワイドショーやニュースで有名になったNGT48の山口だろうけど、運営が変わらないからダメだろうな。 - 主要メンバーの卒業もだけど、活動を拡大しようと枝葉を広げすぎちゃってそれぞれに成る実が薄っぺらくなっちゃった感はある。
調子のいいときに拡大路線に出るのは企業として当然だけど、回収できなくなってきたのならダメージを最小限に押さえつつ規模を小さくしていかないと。
逆にいうと今の坂道グループ?今いくつあるのか知らないけどこれ以上増やさない方がいいと思う。
などのコメントが寄せられており、指原莉乃さんの卒業だけでなく、NGT48の問題も人気低迷、イメージ悪化に拍車をかけていると指摘する声も多く上がっています。
NGT48のメンバー・山口真帆さんが昨年12月に、ファンとみられる男性2人から自宅マンションの玄関前で顔を掴まれるなどの暴行被害を受けた事件は、運営サイドが揉み消しを図っているのではないかという疑惑があり、ファンだけでなくメンバーたちも不信感を募らせています。
NGT48の活動拠点・新潟の『新潟日報』が2月末に報じた記事では、AKB48グループの運営会社『AKS』がメンバーの保護者等を集めて1月下旬に、新潟市中央区内のホテルで説明会を開催し、メンバーたちの精神的なケアを行うなどと話していたものの、事件の被害者である山口真帆さんは周囲に「(保護者説明会などで)運営側は事件を正確に説明していない」「今もケアなんて何もされていない」などと不満を漏らしているといいます。
また、関係者の話ではNGT48の前支配人・今村悦朗さんが事実上の更迭後、後任に抜擢された早川麻依子新支配人と山口真帆さんが会ったのは、事件の経緯を説明した1回のみだったといい、山口さんは「コミュニケーションなんて全く取れていない。何の話もなく公演が再開され、握手会の不参加が発表された」と話しており、事件の真相究明を求めているとのことです。
こうした話が続々と表に出てきていることによって、当然NGT48だけでなくAKB48グループ全体のイメージが着実に悪化しており、グループの存続も危ういのではないかと囁かれるほど深刻な状態です。
そのため、AKB48グループを立て直すためにはメンバーの人気獲得はもちろんのこと、運営サイドが内部の膿を出し浄化していくことが必要なのではという声がいま多く上がっているのですが、これまでの運営の対応などを見る限りでは今後も変わることはなさそうと感じ、このままAKB48グループは崩壊へと向かっていくのかもしれませんね。