『欅坂46』の元センターで女優として活躍している平手友梨奈さん(21)は現在、大ヒット韓流ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイク『六本木クラス』(テレビ朝日系 木曜21時)でヒロイン役を演じ、視聴者からは評価の声が上がっている一方で、女優として大きな壁にぶち当たっているようです。
『六本木クラス』は東京・六本木を舞台に、日本最大の外食企業『長屋ホールディングス』の跡取り息子に父親を殺され、事件を揉み消した会長への復讐を誓った主人公・宮部新が、居酒屋『二代目みやべ』を開き、仲間たちと共に下剋上していく姿などを描いた内容となっています。
<↓の画像は、『六本木クラス』メインキャストの写真>
平手友梨奈さんが演じる麻宮葵はニューヨーク帰りの帰国子女、芸術的センスもある人気インフルエンサーで、IQ162という天才的頭脳を持っていますが、社会への適応が難しい「ソシオパス」を抱えているという設定で、新に恋心を抱いて『二代目みやべ』のマネージャーに就任し、右腕となって支えていく重要人物です。
平手友梨奈さんの演技に対しては、原作のファンからも絶賛の声などが上がっているのですが、『日刊ゲンダイ』は平手さんが女優として壁にぶち当たっていると指摘し、これまでに演じた役には「天才」「孤高」といった共通点があるといい、『六本木クラス』でもそうした役どころであるため、「天才役は食傷気味」「同じような役ばかりで飽きてきた」などの声が上がっているとしています。
芸能ライターは平手友梨奈さんについて、「グループ在籍時は、圧倒的な表現力とカリスマ的な世界観を持っていたので、そのイメージを損なわないような役をこなしていくことは大切でしたが、卒業後の今では数ある女優の中の一人という立ち位置。決まった役しかできないイメージがつくのは、女優としてはマイナスに働く可能性が高い」
と語っています。
続けて、「天才役に定評がある平手さんが演じる葵は、当初は原作ファンにも受けがよかったのですが、回を重ねるごとに『ただ単に天才であることを鼻にかけている嫌なやつ』という見え方になってしまっているとの指摘が出てきています。天才役の中にもしっかり振り幅を見せていくことが、必要なのかもしれません」
としています。
日刊ゲンダイはこのように報じているのですが、これに対してネット上では、
- 求められている孤高のイメージのままやったらいいやん
- ある意味で欅坂でのキャラ設定は呪縛のようなもの
- 壁にぶち当たってるようには見えない。葵役は本当にハマり役。間違いなく平手友梨奈の代表作になると思う
- 笑わない、喋らないという印象が強かったけど、六本木クラスでは結構新しい一面があるように思うけど。
- 「天才」「孤高」のイメージ良いと思うけどな。それが特徴だし「武器」でしょ?
- 売り方は間違っていないと思うよ。良く言えば個性的な役をこなせる女優さん。悪く言えば、他の女優さんが敬遠するような役しか回ってこない女優さん。
アイドル時代から元々個性的な存在だったんたから、そのまま狭い役で無双すればいい。嫌味ではなくそんな人がいてもいい。 - 逆に「カリスマ」「天才」「孤高」みたいな属性ついてない普通の役柄だと可も不可もない印象。特別下手ではないけど言うほど上手くもないというか
- デビュー当時の可愛らしい笑顔が好きだったな。。周りの期待に応えようとして、こうじゃなきゃいけないというキャラ作りは見ている方も苦しい
本来の人間性から離れた姿は、見てる人皆んな気がつくよ。その人なりの自然体が一番。キャラ作りで自分とその人生を見失って欲しくない - デビュー当時は孤高キャラでは全く無かった。むしろ可愛い感じ。「2人セゾン」まではその可愛さはバラエティでも出てたんだけどね…。
不協和音、ガラスを割れ、辺りから今の平手さんの雰囲気になってしまった。それもカリスマがあって良いのかも知れないけど、これを続けすぎると心を病みそう。本来可愛さのある人なので、いろんな役に恵まれれば良いのですが。
などの声が上がっています。
平手友梨奈さんは欅坂46を脱退前の2018年に『響-HIBIKI-』で映画初主演を務め、この作品では天才文学少女役を演じ、『日本アカデミー賞』の新人俳優賞などを受賞、脱退から1年後の昨年1月公開の『さんかく窓の外側は夜』では、“呪い師”をしているヒロインの高校生役を演じていました。
その後も、ドラマ『ドラゴン桜2』(TBS系)、『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』などの作品に出演し、平手友梨奈さんのパブリックイメージを意識したような役柄も少なくないものの、着実に演技の幅を広げていっている様子で、出演作を重ねる毎に平手さんの演技を評価する声も増えています。
ただ、週刊誌『週刊女性』が先日報じた記事によれば、平手友梨奈さんは周囲にいくら評価されても「達成感をまったく感じない」と語っているといい、それは“ストイックすぎる性格”にあるとしているのですが、イメージに囚われた役を演じていることも背景にあるのかもしれません。
今後はドラマ・映画の他に舞台などにも出演し、自身の殻を破るような役にも挑戦しながら、女優として成長しさらに活躍する姿を見せてほしいですね。