NGT48の“まほほん”こと山口真帆さんが暴行被害を受けた事件をめぐり、運営会社『AKS』の幹部らがグループの活動拠点・新潟県の県庁を3月29日に訪問し、一連の騒動について謝罪していたことが分かったと『産経新聞』や『NHKニュース』が報じています。
AKSは3月23日に記者会見を行い、事件を調査するために設置した第三者委員会による調査報告書の内容、見解を説明しましたが、この会見中には被害者の山口真帆さんがツイッターを更新し、運営幹部らの説明に対して真っ向から反論するという展開を迎え、大きな波紋を呼ぶことになりました。
この会見で一連の問題が全く解決に向かっていないことが明らかとなり、AKSに対する不信感はさらに膨らむ事態となり、3月中にNGT48が出演の全レギュラー番組が打ち切り、放送中止といった対応が取られ、JR東日本や新潟県もスポンサー契約を更新せず、保留とすることを発表しました。
こうした事態に発展する中で、記者会見から6日後の3月29日にAKSの吉成夏子社長らが県庁を訪問し、応対した溝口洋副知事、杉山秀人広報監らに対して一連の問題の経緯を報告し、「事件と初動対応の不備で県民の信頼を失った」などと謝罪し、今後については「信頼回復に努める」と話したといいます。
同日には、吉成夏子社長、早川麻依子・NGT48劇場支配人、岡田剛・NGT48劇場副支配人の3人が新潟市役所、新潟商工会議所も訪問し、それぞれに対して謝罪や再発防止に向けた取り組みについて説明をしたことが明らかになっています。
ちなみに、NGT48の問題を巡っては新潟県庁に1000件以上のクレームが寄せられ、新潟市には電話やメールで300件以上のクレームが寄せられていることが判明しています。
AKSはどうにかしてこの騒動を鎮めようとしているようなのですが、11日発売の週刊誌『週刊文春』がまた新たな火種を投下しており、4月に入ってからNGT48の某若手メンバー・A子さんから内部告発のSOSが届いたと報じています。
NGT48の若手メンバー・A子さんの告発によると、5日にNGT48メンバーらによる全体ミーティングが開催されたそうで、参加条件は「今後もやる気がある者」(運営側通達)とされ、このミーティングには事件被害者の山口真帆さんのほか、メンバー2名は不参加だったといいます。
A子さんはミーティングの様子について、「最初に携帯を没収され、円く輪になって並び、古株を中心に話し合いがスタートしました。が、グループで唯一真帆さんと連絡がとれているメンバーが、『真帆ちゃんがいないのに前に進むべきじゃない』と訴えた」
といい、そこから「まるで学級会の犯人捜し」が始まったそうです。
<↓の画像は、『週刊文春』が入手したNGT48メンバーのグループLINE写真>
すると、「事件には関係ないけど」と前置きした上で、ファンと繋がっていたベテランメンバーが手を挙げ、正規メンバー5人が名乗り出たとのことです。
また、山口真帆さん暴行事件の当日に、山口さんが自宅マンションに帰宅する時間を教えた研究生メンバーと、すでに処分されているという元メンバーの名前が上がったといいます。
こうした裏側を告発したA子さんは、「本音を言えばもうグループを続けていくモチベーションはありません。仕事は握手会しかなく、SNSやショールームでの発言は制限されていて、私たちは何もいえない」
と漏らしているのですが、これらの報道を受けてネット上では、
- もう解散しかないよ
- この件に関しては文春が一番信用出来ないんだよなぁ
- 話し合いの議長自体がつながりあるメンバーなんだから、まともな話し合いができるわけないだろ
- 告発者辞める気なら文春じゃなくて自分のツイッターで発信しろ。本当に実在する人物ならね
- さすがに荻野中井が参加できる日にするだろ。他のメンバーは暇なんだしいくらでも合わせられる。
つまり、不参加は山口菅原長谷川、自白の5人は山口のフォロー外しの太野西潟荻野佐藤+中井。山口がいないと進めないって言ったのは村雲。
これ以外ありえない - 信憑性が高いと思われてる媒体の取材には一切応じないのに、文春には積極的に情報提供する理由は何?AKS公式の媒体なんだろ?認めろよ
- 事務所メン以外は現時点で仕事も無くお先真っ暗で、もう辞めたいメンも居るだろうけど、いま下手に逃げ出すと事件に関与したと思われそうだし、それこそ運営や文春に印象操作されて首謀者扱いされかねないから大変だよな
- AKS自体はやる気あるの? メンバーに話し合いさせるだけじゃなく自分たちは何をなすべきかを話し合えよ!
などのコメントが寄せられています。
『週刊文春』は、メンバーと繋がりを持ち、暴行事件の加害者となった厄介ファングループのメンバー等を記者として雇っていた疑惑があり、当初から明らかに怪しい記事を出していたため、NGT48関連の記事は信用度がかなり低いとみられています。
そのため、今回のメンバーによる告発記事もAKS、加害者側のリークなのではないかと疑う声が多いのですが、山口真帆さんの暴行事件が一向に解決しないことで多くの仕事を失い、一部のメンバーを除き活動休止状態になっているため、不満の声が上がっているのは間違いでしょうね。
そこに追い打ちをかけるように、NGT48が所属するレコード会社『ソニー・ミュージック』は10日、昨年9月末に台風の影響で中止となった4枚目シングル『世界の人へ』握手会について、今後開催の握手会で振替対応するとしていたものの、振替対応を中止とし、商品返品による返金対応にすることを発表しています。
これによってファンからは、NGT48はソニーからも切られたと話題になっており、今後ソニーから新曲のリリースは難しいと判断された可能性が出てきています。
これはあくまでも憶測で、現時点では今後どうなるかハッキリとしたことはまだ分かっていませんが、NGT48は山口真帆さんの事件によってイメージが非常に悪化し、スポンサーも相次いで離れるなどしているため、このまま解散という展開は十分あるのかもしれませんね。