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山口真帆と厄介ファンに繋がり? 民事訴訟で物的証拠提出、スポーツニッポンが部屋番号を把握と報道で批判殺到

山口真帆がスポニチに激怒。暴行事件犯人との繋がり証拠写真入手報道に反論。NGT48メンバーの衝撃音声データ所持か

元NGT48の“まほほん”こと山口真帆さん(やまぐち・まほ 24歳)が昨年12月、自称ファンの男性2人から自宅マンションの玄関前で暴行を受けた事件で、主犯格として逮捕(後に不起訴処分)された男性と山口さんが仲良くポーズを取っている写真2枚を『スポーツニッポン』(スポニチ)が独占入手し、2人の関係性を示す証拠写真だと報じたことでネット上で物議を醸しています。

山口真帆さん本人もツイッター上でスポニチの報道にブチギレ激怒しており、「名誉毀損」として反論ツイートをする事態となっています。

スポニチによると入手した2枚の写真は、2017年4月に千葉・幕張メッセで開催されたAKB48グループの写真会イベント(恐らく2017年4月15日)で撮影されたもので、2人が指で表現している数字は、2人が住んでいたマンションの部屋番号を表しているとしています。

1枚目の写真では山口真帆さんが「6」、男性は「0」「2」のポーズをしており、もう1枚は山口さんが「3」、男性は「0」「3」のポーズを取っています。

<↓の画像が、スポニチが公開した山口真帆さんと主犯格の写真>

スポニチの取材では、1枚目の「602」というのは、イベントの約1ヶ月前に男性が新潟市内に借りたマンションの部屋番号で、2枚目の「303」というのは暴行事件発生現場となった山口真帆さんの部屋番号だったとのことです。

これについてスポニチは、「加害者と被害者が同じマンションの互いの部屋番号を仲良く“隠語”のように示し、しかもその意味は2人しか知らない“秘密のポーズ”。これは一体、何を意味するのか。」とし、「今回入手した写真では、山口は同じマンションに住む男性ファンの部屋番号を知っており、自分の部屋番号も伝えていたことになる。しかも、この男性ファンが自分の部屋番号を認識していることも承知した上で“秘密のポーズ”で撮影しており、同じマンション内で2人の私的交流があったことをうかがわせる写真だ」と伝えています。

さらに、もしそうだとすれば事件の真相は一変するとし、山口真帆さんは「あるメンバーが私の自宅を犯人に教えた」と主張している一方で、事件発生の1年8ヶ月前から同じマンションに暮らしていることを把握していたことになるため、「事件は『ファンの暴走』である一方で『私的交流があったアイドルとファンのトラブル』という側面が浮き彫りになった。山口が事件後すぐに警察に通報せず、近くの公園でこの男性らと長時間いた不可解な行動もこれなら理解できる。」としています。

『週刊文春』が公開した山口真帆さんと主犯格の事件後の会話音声

スポニチはこうした仮定のもと、NGT48の信頼回復に向けては運営会社『AKS』だけでなく、当事者たちのより一層の説明が求められていると伝えているのですが、この報道に対して山口真帆さんはツイッター上で怒りをあらわにし、問題の写真に対して反論コメントを投稿しています。

<↓の画像は、スポニチの記事写真>

山口真帆さんは「スポニチさんが名誉毀損すぎるのでもう関わりたくないけど言わせてもらいます。」としたうえで、写真撮影イベントでアイドルたちはファンに求められたポーズをすることや、撮影時にはファンがどのようなポーズを披露しているのかはほぼ分からないと訴えています。

スポニチは現在、『日刊スポーツ』から引き継いでグループの月刊新聞『月刊AKB48グループ新聞』を発行していることから、「AKB新聞やってて写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」とも綴っています。

<↓の画像が、山口真帆さんの反論ツイート写真>

山口真帆さんはさらに、スポニチが独占入手と謳っている2枚の写真についても、「独占入手って昨日の裁判資料?横流ししてもらった以外何があるんだろう?」とし、「襲われたら会社に謝されて、メンバーにはSNSで嫌がらせされて、辞めてからは他のメンバーがやってたことを私のせいにされて。こんな会社ある?犯人との私的交流は現メンバーが認めてるのに。」と自身が犯人扱いされていることに怒りをあらわにした上で、「出してないけどその音声もあります」とNGT48メンバーとファンの繋がりを裏付ける証拠音声があることを明かしています。

そして、スポニチの明らかなAKS寄りの報道内容、山口真帆さんのブチギレ反論ツイートに対してネット上では、

などと批判の声が噴出しています。

AKSは現在、昨年12月28日に不起訴処分となった主犯格の2人に対して、3000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしており、10月28日に非公開で行われた弁論準備手続きでは、かねてから山口真帆さんとの繋がり(私的な交流)があったとし、暴行はしていないと主張している被告側が、原告側の客観的な証拠の提出を求められたことを受けて、山口さんとの関係性を裏付けるものとする数点の物的証拠や、被告2人の陳述書4通などを提出したことが明らかになっています。

AKS側の代理人・遠藤和宏弁護士は各メディアの取材に応じており、「被告からは準備書面と陳述書、物的証拠が提出されました。物証は数点で10はいかない。我々原告の立場として『すごい証拠が出たね、分かりました』とは言えない立場。」とし、「(証拠として)説得力が足りないとは思っている。」と言いつつも、「ただ、証拠能力を否定するものではない」と語っています。

<↓の画像が、取材に応じたAKS側の代理人・遠藤和宏弁護士の写真>

また、被告側がこの日提出した陳述書の内容について、事件発生後に主犯格の男性が山口真帆さんと会話する中で、事件に関与したメンバーとして複数のメンバーの名前を挙げたものの、これは事実ではなかったと認めたとしています。

事件当日には、主犯格の2人が山口真帆さんの向かいの部屋から出てきて襲撃し、この部屋は以前、NGT48の太野彩香さんが住んでいた部屋だと特定されていますが、そのメンバーは事件発生約5ヶ月前の昨年7月には退去し、事件当時は男性が借りていたと主張し、その証拠となる賃貸記録も被告側から提出されていると明かしています。

問題の物的証拠については、記者から「山口さんが見れば判断ができるもの?」と問われると、「そうですね。そういったところはある」と認め、今後の裁判で当事者の山口真帆さんに出廷を求めるかどうかについては、「そういったことも視野には入れている。それには本人のご了解、お立場もあると思うので、慎重に判断しながら検討したい」と答えています。

そして、この裁判の争点が山口真帆さんと被告2人との繋がりに移っているのでは?との指摘に対して、「そういった見方もできるかもしれない。暴行があったかどうか自体にも繋がってくるので」と半ば認め、山口さんの証言が今後必要になってくるのでは?との問いにも「そういう見方もできる」としています。

また、9月24日に開示された裁判資料の一部では、被告側が提出した22枚にわたる「被告ら第一準備書面」の中で、山口真帆さんが2017年2月か3月ごろに開催の握手会で被告1と会話し、被告1が「運営を介さずにプレゼントを贈ったりしたいので、私的に会ってほしい」と頼んだところ、山口さんはそれに応じた上で、「マンションの名前を告げるとともに自己が本件マンションの〇〇〇号室に住んでいることを教えた」としています。

さらに、山口真帆さんは被告1から直接メッセージのやり取りをしたいとの希望を聞き入れ、ツイッター上でダイレクトメッセージをやり取り出来るようにしたり、携帯電話番号も教えたとし、準備書面にはその番号の一部が公開されています。

その後2017年4月ごろに被告1は、山口真帆さんが住むマンションの部屋を借りて引っ越したと明かしています。

ダイレクトメッセージでは、今後開催のライブで歌唱する曲名、レッスン状況などを教えてもらうなどしていたといい、マンションの廊下で顔を合わせて衣服、アクセサリーなどのプレゼントを贈るなどしていたとし、山口真帆さんとの繋がりはこの程度のもので、一緒に食事したり、部屋で密会するほどの繋がりは持っていなかったと主張しています。

こうした良好な関係にあったものの、2017年秋ごろ以降になると山口真帆さんは被告1との連絡を断ったといい、被告1は突然のことに不安を抱き、その後も握手会への参加券を大量購入して山口さんに接触を図り、2018年春ごろまでに握手券を800枚入手(約2時間分)し、同10月~11月ごろに開催された握手会で約400枚ずつ使用したといい、山口さんも被告1との会話を拒否しなかったとしています。

この握手会で被告1は、なぜメッセージを返信してくれないのか理由を聞いたといい、すると山口真帆さんはメンバーIから「被告1とG(※メンバーの名前)が私的に繋がっているらしい」「山口さんも被告1と私的に繋がっているんでしょ」などと言われ、その前にメンバーFがファンとの繋がりが運営にバレて処分を受けていたことから、被告1と繋がりを持つのは怖いと思ったと説明したとしています。

これを受けて被告1は、Gと繋がりを持っていないことや、他のメンバーに対して山口真帆さんとの繋がりをほのめかしたこともなく、関係を口外したことはないと説明したといいます。

こうした説明を受けた山口真帆さんは被告1に、「応援してくれるのはありがたいし〇〇(被告1の愛称)のことは嫌いじゃない。助けてくれるのはうれしいけど、噂もあるからやっぱり不安だ」と語り、これに対して被告1は「本当にGとはつながっていないから信用できないというのなら今度説明に行くから」と説得したとのことです。

これらの会話を経て、昨年12月8日夜に問題の事件が発生してしまったと被告側は主張しているのですが、山口真帆さんが現在所属する芸能事務所『研音』は週刊誌『週刊文春』の取材などに対して、被告と繋がりなどはあったのかとの事実確認に対して「そのような事実はありません」とキッパリと否定しています。

そうした中で、被告側は新たに山口真帆さんとの繋がりを裏付ける物的証拠数点を提出、それに続いてスポニチは山口さんと被告の写真会でのツーショット写真を公開し、2人が指で部屋番号を示していることから、以前からお互いに部屋の場所を知っていて、繋がりを持っていたことになるなどと伝えているのですが、これはミスリードかと思います。

2人が指で表現した数字が結果的に部屋番号を示していたとしても、山口真帆さんが指摘している通り、被告から指示された数字を指で表現したまでで、お互いが同じマンションに暮らし、部屋番号を知っていたことを裏付けるものというのはかなり強引で、拡大解釈としか思えません。

スポニチは山口真帆さんがNGT48卒業前後から、明らかにAKS側の肩を持った報道を続けおり、今回の写真だけでは山口真帆さんと被告が繋がりを持っていたとは言い切れないので、引き続き裁判の行方、今後の各メディアの報道内容を見守っていきたいところです。

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