女優・有村架純さん(24)がヒロインを務めているNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』(NHK 月~土曜午前8時)の追加キャストが26日に発表され、フリーアナウンサー・古舘伊知郎さん(62)の息子である古館佑太郎さん(26)、元AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香さん(23)らが朝ドラに初出演することが明らかとなり話題になっています。
古館佑太郎さん、島崎遥香さんの他に今回発表された新キャストは、有村さんの相手役を演じる竹内涼真さん(24)、シシド・カフカさん(31)、白石加代子さん(75)、岡山天音さん(22)、伊藤沙莉さん(22)、浅香航大さん(24)、三宅裕司さん(65)、光石研さん(55)、生田智子さん(50)、白石美帆さん(38)、斉藤暁さん(63)。
<↓の画像が、26日に行われた新キャスト発表会の出席者>
(前列左から、シシド・カフカさん、竹内涼真さん、有村架純さん、三宅裕司さん、島崎遥香さん、後列左から、岡山天音さん、浅香航大さん、白石美帆さん、生田智子さん)
朝ドラ初出演が決定した古館佑太郎さんは、2008年に慶應義塾高校の同級生でロックバンド『The SALOVERS(ザ・サラバーズ)』を結成。
2010年には、野外ロックフェスティバル『FUJI ROCK FESTIVAL』の「ROOKIE A GOGO」に出演し、同9月にアルバム『C’mon Dresden.』でデビュー。
<↓の画像が、古舘伊知郎さんの息子・古館佑太郎さんの写真>
2012年にはメジャーデビューを果たしましたが、2015年3月をもって無期限活動休止に入り、佑太郎さんはその後ソロ活動を開始し、昨年11月に1stフルアルバム『BETTER』をリリースするなど精力的に活動しています。
- The SALOVERS『SAD GIRL』(YouTube)
- 古舘佑太郎『ラヴ・ソング』(YouTube)
また、音楽活動だけでなく並行して俳優業もスタートさせ、2014年公開の野村周平さん主演映画『日々ロック』、2015年には舞台『独りぼっちのブルース・レッドフィールド」』などに出演。
今年は、11月3日にスタートする船越英一郎さん主演の時代劇『赤ひげ』(NHK BSプレミアム 金曜20時)に出演することが先日発表され話題になったのですが、今後は映画や舞台だけでなくテレビドラマにも出演していく予定とのこと。
『ひよっこ』で佑太郎さんが演じるのは、東京・赤坂の「あかね坂商店街」にある和菓子店「柏木堂」の一人息子・柏木ヤスハル役で、父親・柏木一郎役を三宅裕司さんが演じます。
<↓の画像が、『ひよっこ』で柏木ヤスハル役を演じている古舘佑太郎さんの写真>
佑太郎さんを起用した理由について、『ひよっこ』の制作統括を務めるNHKの菓子浩プロデューサーは「芝居の仕事を始めたばかりで、どういう芝居をするかという期待。あとは会って話したら、すごくピュアで、役柄とピッタリ合うと思った」と説明しています。
佑太郎さんは自身のインスタグラムを更新し、朝ドラ『ひよっこ』への出演が決定したことを報告しており、「一所懸命演じさせて頂きますので、是非とも宜しくお願いします!素晴らしい作品に参加できて、とても嬉しいです。いつ登場するのかも、お楽しみに。」と綴っています。
佑太郎さんと共に朝ドラ初出演となる島崎遥香さんは、有村架純さん演じるヒロイン・谷田部みね子が働く赤坂の洋食屋「すずふり亭」の料理長で、みね子を見守る牧野省吾(佐々木蔵之介さん)の娘・牧野由香役を演じます。
<↓の画像が、『ひよっこ』で朝ドラ初出演する“ぱるる”こと島崎遥香さんの写真>
由香はワガママ放題な跳ね返り娘(活発でやや元気に過ぎる娘)で、父・省吾と祖母・鈴子(宮本信子さん)に何かと反抗して突然、画家の青年と結婚すると言って家を出ていくという役柄。
前出の菓子さんは島崎さんの起用理由については、「(ひよっこに出演する)若い役者さんのほとんどがオーディション。話したりお芝居を見たりする中、島崎さんの演技があまりに面白かった」と説明。
また、島崎さんが演じる役については、「当初、なかった(役)なんですけど、あまりに島崎さんのお芝居が面白くて……。このキャラクターは、このドラマにいるべきなんじゃないかとなった。この由香という役は島崎さんのオーディションの印象から生まれた役なんです」と明かしています。
島崎さんは26日に行われた発表会に出席しており、自身が演じる役について「由香はとても跳ねっ返りのアプレ娘(退廃的な女性)。初登場からみね子ちゃんにイヤミを言うんですけど、根はとてもいい子。なんだこの女はって思うかもしれないんですけど、どうか最後まで温かい目で見守ってほしいです」「イヤミったらしい子って感じで、家出して東京に戻ってきて、父からお金をせびるとんでもない娘。いろいろな人たちに出会って、成長していくところを注目していただければ」とコメントしています。
そして、古館佑太郎さんの朝ドラ初出演などに対してネット上では、
- NHKもコネ、コネ、コネか 親の七光りって素晴らしい(笑)
- 民放を敵にまわしつつあるフルタチさん。NHKよいしょで仕事移行の布石敷く!
- いいなぁ~、道楽でタレントやれて。
- 音楽だけでは喰っていけなくて、それを見てたパパが仕事の話を持ってきた…ってとこかな?
- バンドも中途半端で、次は俳優っすか。しかも古館名乗って・・・ホンマにやる気ないと思われても仕方ないわな。
- 大丈夫か?『まれ』の二世俳優(高畑淳子の息子・高畑裕太)みたいに事件を起こさないか。古館は一応報道系だからもっと問われるぞ
- 慶応幼稚舎から仕事も親のコネなんだなぁ。芸能界と政界は、渡る世間は二世ばかりだな。
- 折角有村さん頑張ってるのに水を差さなければいいんだけど。下手すると『べっぴんさん』みたいに詰まらなくなってしまう。
- この非常事態にNHKも本気で立て直しする気があるのか。業界の忖度はいらない、ヒロインの存在感が全く見えなくなってきている、そこを何とかしないと。完全に迷走状態に陥ってる
- オーディションという名の出来レース
などのコメントが寄せられています。
ミュージシャンとして活動しながら俳優としても活躍している方は多くおり、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さん、黒猫チェルシーのボーカル・渡辺大知さんらは俳優としても評価されています。
しかし、まだ大して活躍をしていない佑太郎さんが突然、NHKの朝ドラ出演が決定したというのは違和感があります。
11月にはNHK BSプレミアムで放送の『赤ひげ』に出演することが決定しており、やはりNHKでレギュラー番組を持っている古舘伊知郎さんのコネで、息子ということから起用されたのではないかと疑いの目を向けられるのはしょうがないことかと思います。
出演すると言ってもどれほどのセリフ量があるのかは不明で、ほんの少しセリフがあるだけのチョイ役という可能性もありそうですが、どのような演技を披露するのか注目したいところですね。