これまで10年間にわたりフジテレビ系で放送された音楽番組『僕らの音楽』と『新堂本兄弟』が今年9月末を以て打ち切られ、その原因は、両番組の視聴率低下と制作費の問題、また同局の音楽番組でプロデューサーを務めていたきくち伸さん(52)がアーティストの所属事務所とトラブルになり、異動処分になったことにあると東スポが先日報じました。
これに対して、2番組が同時に終了することへの批判、同局の音楽番組での口パクを禁止にしたきくちさんに異動を命じたことに多くの批判が寄せられています。
きくちさんが同局の音楽番組の製作から離れた事で、今後またアーティストの口パクが増えることが懸念されていますが、この記事では口パクアーティストの見分け方、どのアーティストが口パクなのかなどを紹介しています。
【以下引用】
視聴率低迷にあえぐフジテレビが、全社員の3分の2にあたる約1000人規模の人事異動を敢行したことが話題になっているが、これに伴い、フジテレビの音楽番組班の名物ブロデューサーだったきくち伸氏も現場を離れることになったという。
また、同時にきくち氏がプロデューサーを務めていた『僕らの音楽』『堂本兄弟』も終了すると、8月1日に東京スポーツが報道した。
記事によると、きくち氏が担当する番組で「口パク禁止令」を発令したことに、一部の芸能事務所やレコード会社が反発。
これが、終了の大きな要因となったという。実際問題として、現在の音楽業界でどれくらい「口パク」が行われているのだろうか。
ある音楽ライターはこう話す。
「口パクはアイドル系に多かったんですが、最近はかなり減っています。ももいろクローバーZは、初期の頃は口パクもやっていましたが、徐々に生歌にシフトして、今はライブも歌番組もほぼ生歌です。モーニング娘。’14や℃-uteといったハロプロ勢は、完全生歌。
その一方で、AKB48系のグループは、劇場公演などの小さなステージでは生歌もやりますが、ドームクラスのコンサートでは口パクが多い。
歌番組も基本的には口パクですね。ほかのアイドルグループも含めて、今はAKB48以外は、ほとんど生歌です」
男性アイドルはどうなのだろうか。音楽ライターが説明する。
「ジャニーズ系は、グループによって違うんですが、その時々で生歌と口パクを使い分けています。
特に若いグループなどは、まだ踊りながら歌うということに慣れていないので、口パクをすることもあるようですね。
でも、ベテラングループは絶対生歌ですよ。『27時間テレビ』のSMAPライブでは、疲労もあってかあまりにも“リアル過ぎる生歌”を披露してましたね」
口パクを採用する大きな理由としては、やはり“踊りながらでは歌が安定しない”ということが大きいようだ。
その点で、EXILEはパフォーマーとボーカルがきっちり分けており、ボーカルはほぼ踊らずに歌うため、完全に生歌だという。
しかし、その一方で、最初から口パクが想定されているケースもあるようだ。
「Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅは、ボーカルにエフェクトがかかっていて、それを含めて楽曲となっているので、特に音楽番組では口パクが多いです。でも、意外とライブでは生歌でもやっています」(前出音楽ライター)
ちなみに、ハンドマイクがしっかり固定されているかどうかを見れば、口パクかどうかを見分けることができるとのこと。
「生歌の場合、マイクをしっかり固定させないと声が乗らないので、そこをちゃんと訓練するんですよ。
手元がブレブレになっている場合は、口パクの可能性が高いでしょう。あと、ヘッドセットマイクを使っている時も、実は口パクというケースが多いですね」(前出音楽ライター)
確かに、撲滅に向かいつつあるといえそうな口パクだが、フジテレビの動向次第では、逆戻りもありそうだ。
【引用元:NEWSポストセブン】
これにネットでは、
- 口パクがいけないとは必ずしも思わんが、それでプロデューサーを辞任に追い込むセコさはいけないと思う。
- 踊ってるんだから口パクなのはしかたないとか開き直るくせに、いざ禁止されると圧力かけてやめさせたりして…大手芸能事務所ってタチ悪いですね、本当。
- 「歌手」だよね?文字通り歌い手なのに口パクってどうなんだろ?歌うたってお金貰ってるんだから生歌は当然じゃない?
- 会場の雰囲気やパフォーマンスが目的って人には口パクでもいいと思う。でも、下手でもいいから生歌を聴きたい、ってファンもいるから、バランスだよね。激しいダンスしながら、全く歌がブレないのはさすがに不自然w
- 口パクと書かれている歌手が日本レコード大賞とか最優秀歌唱賞をとってることが解せない
などのコメントがありました。
ももクロは激しいダンスを踊っているにも関わらず生歌で、そこまで激しいダンスを踊ることなく、ファンも圧倒的に多いAKB48が口パクなのが許せないですね。
歌が安定しないのは分かりますが、プロであるワケですから口パクではなく生歌を披露してほしいものです。
先月を以てきくちさんがフジテレビの音楽番組の製作から離れることになりましたが、アーティストの口パクを容認することなく、今後も出来る限り生歌を披露するようにさせてもらいたいですね。