9日から公開となった松田龍平さん(32)主演の映画『モヒカン故郷に帰る』(沖田修一監督)にヒロイン役で出演している元AKB48の前田敦子さん(24)が、一部メディアのインタビューにて、自身が置かれている状況を全く分かっていない勘違い発言をしていたことから失笑を買っているようです。
前田さんは現時点で『モヒカン故郷に帰る』の他に、7月29日公開予定の映画『シン・ゴジラ』に避難民役で出演し、20日よりTBS系で放送開始の深夜ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(木曜0時10分~同40分)では主演を務めることが決定しています。
前田さんは2012年8月にAKB48を卒業し、卒業後も映画やドラマ、舞台、CMなどに出演し活躍。
そんな前田さんは『スポーツ報知』の取材を受け、「映画の現場が本当に大好きなんです。映画好きな人たちが集まって、前向きな雰囲気にあふれてる。スタッフさんの仕事ぶりを見るのも好き。好きなことを職業にできて本当に幸せ。それだけでウハウハですよね」と、AKB48卒業後の女優としての活動について語っています。
また、前田さんは映画を見るのも好きだといい、休日も映画館や劇場で過ごすほどだといい、「毎日、『今日はどの映画を見ようかな』って考えるのが楽しい。憧れの女優は若尾文子さん。将来の夢は、ずっと映画に出続けて『前田敦子映画祭』のように名前が残る女優になることです」と宣言。
このように語った前田さんはコンスタントにドラマや映画に出演し、2013年公開の主演映画『もらとりあむタマ子』で第68回日本放送映画藝術大賞映画部門の優秀主演女優賞、第23回日本映画プロフェッショナル大賞の主演女優賞を受賞。
2014年には、人気演出家・蜷川幸雄さんによる『太陽2068』で初舞台を踏むなどしており、女優として評価され着実にステップアップしているのは確かなのですが、世間の評価は依然として低く、女性情報サイト『VenusTap』が男女500名を対象に行った「演技がヘタだと思う女優」というアンケートでは、5位が剛力彩芽さんで7.4%、4位が深田恭子さんで7.6%、3位が本田翼さんで8.4%、2位が佐々木希さんで8.8%、そして第1位が前田さんで22.2%とダントツのトップとなっており、約5人に1人が前田さんの名前を挙げていたようです。
このような結果になっており、インタビューでの発言に対してネット上では「勘違い」などといった批判的なコメントが多々寄せられており、映画関係者は「わざと挑発しているんですかね。本人はすっかり女優然としていますが、演技面の評価はまだまだ低い。勉強熱心さをアピールしていますが、TSUTAYAでDVDを借りているだけですからね(笑)。女優ではなく、映画ライターを本職にしたほうがいいと思いますよ」と皮肉り、芸能関係者からも「結婚宣言や今回の映画祭構想のコメントを鑑みるかぎり、自分大好きな傾向が見て取れます。AKB時代に甘やかされた名残をほのかに感じさせます」といった声が上がっていると一部メディアが報じています。
そして、このような勘違いを助長させたのは前田さんのことを支え続けている周囲にあるとも言われており、AKB48から卒業後も次から次へと仕事が舞い込んでくるのは、自分の力だと思い込んでしまっている可能性があり、それによってこのような発言をしてしまったのかもしれません。
そんな前田さんといえば先日、週刊誌『女性セブン』によって舞台の観劇マナーを守らなかったことを報じられ、これに対してもネット上では「勘違い」「天狗」などとバッシングの嵐となり、その後前田さん本人がツイッター上で「舞台を観るのが大好きなのに、その舞台を汚しているような嘘を書かれるのは悔しいです。悲しいです」と反論し話題になったのですが、14日発売の『週刊文春』は前田さんがプライベートでも怒りをあらわにしていたことを報道。
同誌によると、前田さんは7日21時半頃に東京・青山のオシャレなカフェの入り口で「デタラメ過ぎてありえないんですけど!! 足引っ張ろうとしてるとしか考えられない。ありえない!!」「私が実際やっていたら、ごめんなさいというじゃないですか!! 私、一切そんなことなかったですよ!!」と声を荒げながら電話していたといい、今まで見せたことのないような鬼の形相をしていたそうです。
カフェ入口で20分ほど会話した後に店内に戻ったものの、スマホをいじりながら「マナー違反って……」とブツブツ呟き、洗面所へ行った際もドアをバタンと乱暴に閉める音が店内に響き渡っていたとのこと。
その後前田さんは、2010年10月期放送の連ドラ『Q10』(日本テレビ系)で共演したことがきっかけで仲が良くなり、「ブス会」を共に結成した俳優の柄本時生さん(26)を電話で呼び出し、柄本さんは舞台の仕事を終えたばかりだったものの、その場に駆けつけたといいます。
柄本さんが23時前にやってきて中華居酒屋に移動後、前田さんの機嫌を取るために途中ロボットダンスを披露していたそうなのですが、前田さんの視線は冷ややかだったそうで、AKB関係者は「あっちゃんは頭に血が上ったら誰も止められない。ある男性とモメたときも携帯電話に男が出るまで延々と着信履歴を残したり、深夜にパジャマ姿でタクシーで自宅に押し掛けたこともありました」と証言。
前田さんは怒りが収まらずに「帽子が……もう何なの!!」と繰り返し愚痴をこぼし、それに対して柄本さんは「そっかそっか。大丈夫だから」と相槌を打っていたとのこと。
ここまで怒りをあらわにしていたとのことから『女性セブン』の観劇マナー違反報道はガセネタだったのかもしれないのですが、怒りが収まらずに仕事終わりの柄本さんを深夜に呼び出し、愚痴をこぼして逆に気を遣わせるというのは、やはり周りがチヤホヤしてきたから勘違いし、お姫様気取りになってしまっているのでしょうかね。