今期は民放各局でスタートした連続ドラマの視聴率が非常に低く、1ケタ台の数字で推移している作品がほとんどですが、その中でも好調をキープしているのは、女優・北川景子さん(30)主演のドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系 水曜22時)。
大ヒットドラマとは言えないものの初回平均視聴率は12.4%を記録し、今期放送の民放連ドラの中ではトップとなり、その後も第2話は10.1%、第3話は12.8%、第4話は12.4%、第5話9.5%、第6話は11.6%、第7話は10.8%、8月31日放送の第8話も10.8%。
1ケタ台に落ちたこともありましたが、8月は同時間帯にリオデジャネイロ五輪の中継が放送されていたにも関わらず、そこまで大きく数字を下げることなく好視聴率をキープしています。
そんな好調なドラマの第8話には、元AKB48の篠田麻里子さんがゲスト出演していたのですが、視聴者からは不評で批判的な声も多く上がっていたようです。
このドラマは、北川さん演じる不動産会社の営業部チーフでスーパー営業ウーマンの三軒家万智が、手段を選ばずに型破りな手法で家を売っていくという痛快ストーリー。
第8話は、千葉雄大さん演じる営業マン・足立聡が、篠田さん演じる人気お天気お姉さん・前原あかねのマンション購入を担当することになるものの、マネージャーをあごで使ったり、禁煙の店内でタバコをふかすなど、本性がテレビとは全くの別人で、さらにはマネージャーと結婚していることも発覚した結果、足立は空回りをして担当が万智に変更となり…という展開でした。
<二面性があるお天気お姉さんを演じた篠田麻里子さん>
残りあと数話でストーリーも佳境に入っており、視聴者の間では、仲村トオルさん演じる哀愁課長・屋代大、工藤阿須加さん演じる万智の相棒的存在の若手営業マン・庭野聖司の2人と万智の微妙な三角関係が注目を集めています。
しかし、篠田さんが第8話に出演することが発表された時点で、「篠田いらん超絶ウザイ!!」「うわぁ、篠田とかシラける」「せっかく毎週楽しみにしてるのに、観る気が失せた」などと酷評の嵐に。
篠田さんが今回演じたお天気お姉さんは、ぶりっ子な部分とヤンキーな部分があり、二面性を持つという女性役だったのですが、ネット上では「ヘタなのにブリッコな演技をすると痛いだけだな…」と批判され、その他にも「ヤンキー口調になると、棒読みの上にさらに滑舌も悪くなる」「篠田のシーンが多すぎて、ストーリーがブレた」「好きなドラマに篠田が出ると台無し! もう女優はあきらめて!」など、辛辣な声が多数上がっています。
このように酷評された篠田さんは、ここ最近ドラマにレギュラー出演という形ではなく、連ドラの1話のみ単発で出演するという手法で少しでも注目を集めようとしており、7月からスタートした波瑠さん主演の『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系 火曜22時)の第1話に出演。
初回は2時間スペシャルとなっていたのですが、篠田さんは放送開始から約50分後には、犯人によって殺害されてしまうという婦警を演じていました。
<『ON』に出演の篠田麻里子さん>
この時も出演時間は長くは無かったのですが、視聴者からは「大根女優すぎてビビった」「このレベルの演技を毎週見せられてたらキツかった」などと批判されています。
篠田さんは2013年7月にAKB48を卒業し、それからモデル・タレントとしての活動をメインに行っていましたが、2012年に立ち上げてプロデューサー兼デザイナーを務めていたファッションブランド『ricori(リコリ)』が、2014年7月に営業を続けることが出来なくなって消滅。
これによってモデル、ファッション関係の仕事が激減し、女優としての活動をスタートさせているのですが、女優業に本腰を入れてやっているというわけでもないため、いっこうに演技が上達せず、棒演技だと厳しい声ばかりが上がっています。
そのために仕事のオファーは少なく、事務所の先輩たちが出演しているドラマにバーターで出演するなどして、何とか食いつないでいる様子なのですが、篠田さんも今年3月で30歳ということから、そろそろどれかに絞って活動していった方がいいのではないでしょうかね。