元『モーニング娘。』の“さゆみん”こと道重さゆみさん(34)が、医師から「強迫性障害」との診断を受けたことや、今後は一部の活動を制限することを所属事務所『ジェイピィールーム』が発表しました。
ジェイピィールームは道重さゆみさんの病状について、「いくつか特定の仕事上で過度なこだわりや過敏な行動」「強い不安感や恐怖心がある」
と明かし、病院で検査を受けたところ「強迫性障害」と診断されたとしています。
そして、今後の活動について医師に相談した結果、強迫性障害の症状が改善するまでの間は、一部の活動を制限することになったとし、「今後のコンサート活動などに関しては、医師の診断を仰ぎながら症状の経過に留意しつつ、これまで通り続けていく予定です。」
とし、ファンクラブサービスやイベントも続けていくと報告しています。
道重さゆみさんの病気公表を受けてファン等からは、
- 現役時代から無理してるな感が強かったもんな
- 加齢による容姿の変化を受け入れられないんじゃないか
- えっこういうのってすぐ治るものなのか? ほぼ性格的なものじゃないの?
- サユランでも毎回色々な細かい拘りを話してるから、事務所が一向に応えてくれなくて爆発したのでは
- マネとかスタッフに対して苛立ち結構ありそうだったもんな 事務所辞めたいんじゃね
- 無理しないで長期休養するか環境変えた方がいいよ、ほんとに。
- 過剰にテレビに出るの拒んだり、なんかあるのかなと思ってたけど、まあいい機会だしゆっくり休むといいよ
などの声が上がっています。
強迫性障害はパニック障害などと同じく不安障害の1つで、自分の意思に反してある物事に対して強い不安や恐怖心を抱き(強迫観念)、それを解消するために特定の行為を繰り返し行い(強迫行為)、それをやめたくてもやめることが出来ずに苦しみ、日常生活にも支障をきたしてしまう心の病気です。
好発年齢は10~20代、発症率は100人に2~3人ほどで、国内の患者数は100万人以上いるとみられており、女優・タレントの遠野なぎこさん、俳優・佐藤二朗さん、元『King & Prince』の岩橋玄樹さん、お笑いコンビ『プラス・マイナス』の岩橋良昌さん等も強迫性障害の発症を公表しています。
海外では、サッカーの元イングランド代表デヴィッド・ベッカムさん、俳優のレオナルド・ディカプリオさん、ダニエル・ラドクリフさん、ハリソン・フォードさん、女優のキャメロン・ディアスさん、歌手のマイリー・サイラスさん等が発症を明かしています。
強迫性障害でよく見られる症状として、手が汚れているのではないかという不安にかられ、何時間も手洗いを繰り返したり、誰かに危害を加えてしまったのではないかという不安を抱いたり、ちゃんと家の鍵を閉めたか、スイッチは消したか不安になり、何度も確認を繰り返すといった症状などが見られるといいます。
こうした症状が自分の意志に反して繰り返され、明らかにおかしい行動を取っているという自覚もあることで心身が疲弊し、放置すると重症化したり、うつ病を併発するリスクもあるそうです。
強迫性障害の発症原因は特定されていないものの、この病気を発症する人は1つの物事にとらわれやすかったり、規則や手順、形式に対するこだわりが強い性格をしている場合が多いといい、様々なストレスがきっかけで発症することもあるとのことです。
ちなみに、道重さゆみさんは2年前にブログで、「完璧主義なとこ?あったり、全然できないのに理想だけ高かったり こだわりすぎる時あって 失敗も怖いしなんか夜とか? 1人でわーーーってなりそうになる」
と綴っていました。
治療は、薬物療法と認知行動療法を組み合わせて行われるといい、薬で不安症状を抑えながら、不安にかられる事があっても強迫行為を我慢し、慣れる訓練などを行うそうです。
完治は難しい病気ながら、こうした治療を続けて行うことで多くの患者が寛解レベルまで治る一方で、ストレスの蓄積などがきっかけで再発する可能性も高いとのことから、これからあまり無理はせずにマイペースに活動し、病気の治療に取り組んでいってほしいです。