2019年の参議院議員選挙に旧・立憲民主党から比例代表で出馬し落選後も、政治活動を続けていた元『モーニング娘。』の市井紗耶香さん(いちい・さやか 40歳)が、参議院議員の欠員による繰り上げ当選を辞退すると共に、政治活動も引退することを表明しました。
市井紗耶香さんは自身のX(旧ツイッター)に直筆文書を投稿し、「この度、須藤元気参議院議員が衆議院東京15区の補欠選挙に立候補するという表明がありました。須藤議員が同選挙に立候補した場合、参議院議員の欠員が生じ、名簿順位の次点である私 市井紗耶香が当選となる状況です。」「私は令和4年1月、とりわけ子育てと選挙活動を両立していくことに厳しさを痛感し、こころやからだの健康面をケアしていくことの大切さも気付かされ、第26回参議院議員通常選挙 立憲民主党公認候補として出馬することを辞退した経験があり、またその後今日まで環境がさらに変化する中で、今回の当選については辞退することといたしました。」
と報告しています。
また、「政治活動を再開する予定はない」とし、今後は引き続き芸能活動などに力を入れていくと宣言しています。
<↓の画像が、元モー娘。市井紗耶香さんの直筆コメント全文の写真>
2019年の参議院議員選挙では、元総合格闘家・レスリング指導者の須藤元気参院議員(46)が比例8位(得票数:7万3,787票)で当選、市井紗耶香さんは9位(同5万415票)で落選しました。
<↓の画像は、衆院補欠選挙に無所属で出馬する須藤元気参院議員の写真>
続いて10位(同3万2,024票)で落選したのは、アカペラグループ『RAG FAIR(ラグフェア)』の元メンバーで気象予報士や保育士の資格を持ち、現在は横浜国立大学・先端科学高等研究院の『台風科学技術研究センター』でチームリーダー等を務めている“おっくん”こと奥村政佳さん(おくむら・まさよし 46歳)でした。
市井紗耶香さんが辞退したことで、次点の奥村政佳さんが繰り上げ当選となりますが、現時点で今後の対応を明らかにしていません。
<↓の画像は、元RAG FAIRの“おっくん”こと奥村政佳さんの写真>
そして、市井紗耶香さんの繰り上げ当選辞退、政治活動からの引退発表に対してネット上では、
- せったくの棚ぼた、もったいねー 議員って身分を一回こなすとこなさないとで全然違ってくるのに
この人ってチャンスは目の前にくるのに全て中途半端だよね - 中途半端なことで議員目指すなよ
- 税金にありつけるのに分不相応を自覚して辞退する勇気は褒めたい
- 事務所費とか自費で任期1年しかないから辞退したんだろ 赤字確定だし
- 6年ニートできるならまだしも任期短すぎるしな。損しかないわ。
- そもそも政治家になって何したかったわけ? 売れない芸能人が次々と流れてるだけ
- バラエティのゲスト出演で立候補をやらかしの黒歴史みたいに話してたからなぁ 勢いで議員になるのは思いとどまったんだな
- まぁ、議員になったら、隠してる事を嗅ぎ回られてしまう事に気がついたんだろうな 芸能人よりも旨みは無いだろ、この人の場合
などの声が上がっています。
市井紗耶香さんは参院選で落選後、早々に芸能界復帰を宣言したのですが、その後も旧・立憲民主党との関係は続いており、今後再び政界に挑戦するのではないかと囁かれていました。
しかし、2022年夏の参院選で立憲民主党の公認が内定していた中、市井紗耶香さんは自身のインスタグラムで、今回と同様の理由で出馬辞退を表明していました。
そんな市井紗耶香さんはここ最近、再びモー娘。OGとしての活動量が増えており、昨年9月放送のバラエティ番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)に、同期の矢口真里さん(41)、保田圭さん(43)と共にゲスト出演し、その際に「人生最大の恥をかいた出来事」として参院選での落選を挙げていて、「私はこう(猪突猛進に)なっちゃう性格。子供を抱えながら仕事をしていたから、声を上げていきたいっていう気持ちだけでいっちゃったんです。無知でしたし、元アイドルが何やってんだっていうところで、本当に恥をかいちゃいました」
と語っていました。
このように深く考えずに出馬して失敗したなどと語っていただけに、繰り上げ当選を辞退するのは当然で、ネット上では「政治活動もタレント業も舐めているとしか思えない」などと批判の声も上がっていますが、今後は脱線することなく芸能活動に力を注ぎ、これからの活動で信頼を回復できるよう頑張ってもらいたいです。