元モーニング娘。の加護亜依さん(28)が8日、シャンプーなどの美容関係の会社を経営している38歳の一般男性との再婚を発表したものの、世間からは祝福の声よりも心配する声や、昨年6月に元夫の加護陽彦さん(旧姓=安藤)と離婚したばかりということもあり、再婚に対して批判的な声も多く上がっています。
そうした中で、加護さんと親交が深いことで知られ、現在加護さんが所属している芸能事務所『アルカンシェル』の社長であり、元競輪選手・自転車競技選手の中野浩一さん(60)の妻でタレント・歌手のNAOMIさん(本名=中野尚美 52歳)が、加護さんに向けたネット上の批判・中傷的な書き込みに対して、自身のブログで怒りをあらわにし話題になっています。
<加護さんとNAOMIさんのツーショット写真>
NAOMIさんは11日夜に「嫌な世の中になったもんだわ!!」というタイトルでブログを更新し、「加護娘が結婚発表して3、4日経ちましたが…何なの?って思うネットでの書き込みに2、3言、物申したい!!」と切り出すと、加護さんの再婚については「皆で話し合い、時間を掛けて悩んで結婚し、発表した訳で…」と説明。
また、これまでに様々なトラブルを起こすなどし、波乱の人生を歩んできた加護さんのことを批判する人に対して、「以前に本当は何があったか知らない人達から色々言われたくないわ!!」と怒りを爆発させ、「未成年の頃に自分の間違ってした行いで世間のバッシングに加護娘はね、ずっと耐えてきています。でももう10年以上経っているしその分ペナルティも充分過ぎるほど受けたよね?それも未成年からずっと想像出来ないぐらいのペナルティをね。」と訴えています。
ちなみにですが、加護さんはまだモー娘。のメンバーとして活動していた2006年2月(当時18歳)に、週刊誌『フライデー』によって写真付きで未成年喫煙をスクープされ、未成年者喫煙禁止法に触れることから謹慎。
<『フライデー』に掲載された証拠写真>
その後反省した加護さんは、グループ復帰の可能性も出てきていたのですが、2007年3月に『週刊現代』によって再び喫煙疑惑を報じられ、この報道に対して加護さんが事実と認め、2回目ということから事務所に契約解除されることに。
加護さんの人生はこの喫煙騒動がきっかけで狂い始めていき、2009年には俳優・水元秀二郎さん(40)との不倫疑惑を『フライデー』によって報じられ、同3月には、水元さんの元妻から約1000万円の慰謝料の支払いなどを求める調停を申し立てられ、2010年10月に約200万円の支払い命令を受けたことが明らかとなりました。
<映画『弁天通りの人々』で夫婦役で共演した加護さんと水元さん>
加護さんは不倫関係を否定し、元妻との調停にも姿を現さず、裁判にも出廷せずに慰謝料の支払いを命じる判决を下されているのですが、当時『東京スポーツ』(東スポ)が報じていた記事によれば、加護さんは判决に従うとして、控訴しない方針とのことでした。
喫煙騒動と不倫スキャンダルによって、芸能界から干されたような状態になっていた加護さんは2011年にも、当時交際していた元夫の陽彦さんが暴力団関係者との親密な関係を持ち出し、2000万円の借金を踏み倒そうと知人を脅したとして、恐喝未遂の容疑で逮捕された事が判明。
<加護さんの元夫・陽彦さん>
逮捕から数日後に、加護さんは心身が不安定になってしまったのか、自宅で精神安定剤とみられる薬物を大量に摂取して手首も切り、自殺を図っていた事が明らかとなりました。
<加護さんの自殺未遂報道>
元夫は同年9月27日に「起訴に足りる証拠がない」として処分保留で保釈され、同12月に加護さんはできちゃった結婚。
結婚後もトラブルが絶えず、2013年8月には所属事務所を変更して芸能活動の再開を発表したものの、本名でもある「加護亜依」という名が前所属事務所によって商標登録されており、それによってちょっとしたゴタゴタがあったり、2014年10月に元夫が法定の3倍の金利で金を貸し付け、出資法違反(高金利)容疑で逮捕され、その後12月に証拠不十分で不起訴処分となったものの、この事件により暴力団関係者との関係が明らかとなり、加護さんは再び芸能活動を休止。
このような事件があり、加護さんは元夫との離婚をすることを決意し、それからまたゴタゴタがありつつも、昨年6月までに離婚が成立していたことが明らかとなりました。
自らのスキャンダルに加えて元夫を巡る騒動もあり、加護さんはさらにイメージが悪化することになってしまったのですが、NAOMIさんは「若過ぎる頃は誰だって間違いも起こすし相手を過大評価したり間違えて、結婚する事もあるよね?」「完璧な人なんていないでしょ?離婚したいって前々から悩み、考えていても相手が合意しなきゃ時間も掛かるし、出来ないよね?だから弁護士さんいて裁判所が調停がある訳で 人の心の中なんて予想外の事が多くて先が読めないし、見えないよね?」と綴っています。
さらに、「完璧な人なんていないでしょ?皆、誰だって痛い想いの1つや2つ抱えてるでしょ?叩けば埃の1つや2つ誰でも出てくるんじゃないかな?他人をあれこれ、批判する前に今のご自分を大切にして欲しい、と私は切に願います。」と綴っていました。
そして、この怒りのブログに対してネット上では、NAOMIさんの意見に同意という声も上がっているのですが、
- そういう商売を選んだ人の宿命でしょ。人前に出たい、でも批判はするなはないですよ。
- 加護さんもそれしかネタがないから自分で発信してるでしょ。自業自得
- 言ってることはわかるけど離婚して1年で再婚って一般人でも早いよね
- 娘って言うのなら結婚報告の文書チェックくらいしてあげればいいじゃない。発表することくらい知っていたでしょうに。漢字の誤字が多くて、何だか悲しくなってしまった。
- 事務所の社長が率先して炎上商法を誘導するのは如何なものかと…
- 離婚するの見え見えだし。批判が嫌ならタレントやめたほうがいい。
などの批判的なコメントが殺到して炎上状態になっており、NAOMIさんがブログで怒りをあらわにしたことによって火に油を注ぐ結果となっています。
NAOMIさんにとって加護さんは娘のような存在で、非常に可愛がっていることから、世間からの批判的な声に対してブチギレ、激怒したくなる気持ちも分からなくもないのですが、どのような理由があるにせよ、加護さんはこれまでに多くのトラブルを起こしてきた方ということから、批判のターゲットになりやすいのは当然のことです。
かといって、10年前の未成年喫煙騒動を掘り返して、それを叩くというのはどうかと思いますが、自ら芸能界で活動することを選択した以上は、どのような批判も受ける覚悟が必要なのではないかと思います。
NAOMIさんが余計な口出しをすることで、加護さんにもさらに批判が寄せられることになり、こうした行為が炎上騒動にも発展してしまいますので、加護さんのためにも余計な発言は控えるべきでしょうね。