今年4月に強風で倒れた木製看板の下敷きとなって大ケガを負い、緊急手術を受けた“最強の地下アイドルグループ”『仮面女子』のメンバーで、7人組ユニット『スチームガールズ』のリーダー・猪狩ともかさん(いがり・ともか 26歳)が7日、事故後初めて自身のブログを更新し、ケガの状況などを明らかにしました。
7日に投稿したブログ記事によると、今回の事故で負ったケガは「瞼(まぶた)裂傷」「頭部挫創(ざそう)」「骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)」「脊髄損傷」で、脊髄損傷によって両足が麻痺し動かない「両下肢麻痺」の状態にあるといいます。
また、「私は歩くことはもちろん、自分の力で脚を動かすことすらできなくなってしまいました。治る可能性は極めて低く、今後、車椅子での生活を余儀なくされました。体調・怪我は徐々に良くなり、今は自立した車椅子生活を送れるよう毎日リハビリに励んでいます。退院は今から約3ヶ月後の予定です。」
と明かしています。
<↓の画像は、病室で撮影の猪狩ともかさんの写真>
猪狩ともかさんは東京都内などで強風が吹いていた4月11日14時前に、史跡・湯島聖堂(東京都文京区湯島1丁目)近くの歩道を歩いていた際に、強風によって吹き飛ばされた縦2.8メートル、横3.5メートルの木製案内板に直撃し下敷きとなり、搬送先の病院で緊急手術を受けて入院しました。
この事故から早1ヶ月が経とうとしているのですが、ICU(集中治療室)、HCU(高度治療室)を経て現在は一般病棟に入院中で、リハビリに励む日々を送っているそうなのですが、「両下肢麻痺」という状態を受け入れるまでには相当な時間が掛かったことを告白しているほか、ファンに対して「脊髄損傷」を報告することで大きなショックを与えてしまうのではないかと思い、報告が遅れてしまったことを謝罪しています。
<↓の画像は、「両下肢麻痺」で車イス生活を送っている猪狩ともかさんの写真>
主治医からは「脚の感覚が戻るのには個人差があるので何とも言えません」と説明を受け、今はとにかくリハビリを頑張ってと言われているといい、医師から説明を受けたという母親からは、「先生はリハビリを頑張れば、奇跡的に脚が動くこともあるって言ってたよ。それを信じて頑張ろう。」と言われたことも明かしています。
<↓の画像は、リハビリ治療を行っている猪狩ともかさんの写真>
また、今後については「仮面女子としての活動を辞める」という考えには至っておらず、「今後どうしたいか考えたときに“車椅子の猪狩ともか”としての活動を自然と想像している自分がいました。」とし、所属事務所からは「スタッフ全員、猪狩ともかと共にずっと活動していくって気持ちでいるよ。猪狩のやりたいことを叶えたいから何でも言ってね。」、メンバーからは「どれだけ時間がかかっても待ってるから。いつでも戻ってこれるようにライブ盛り上げてステージ守るからね!」という言葉をもらったそうです。
こうした周囲からの励ましを受けて猪狩ともかさんは、「脚が動かなくなっても、車椅子に乗りながらやりたいことはたくさんあります。仮面女子の曲を作詞したいです。ラジオや講演、司会など、お話する仕事をしたいです。」「今回の事故を自分自身のために残すため、手記を本にしたいです。挙げればキリがありません。今までとは方向性は変わるけど、何かを発信していきたいという気持ちは何ひとつ変わりません。」
と今後の活動について言及しています。
その上で、「最終的にはやっぱり、これは“神様の存在”とか“奇跡”という言葉になってしまいますが、脚が元通り動くようになって【アイドルとしてステージで踊りたい】です。」「時間はかかるかもしれません。元通りは無理かもしれません。でも必ず笑顔で『久しぶり!』って元気な姿で皆さんに会いたいです。」
と綴っています。
そして、猪狩ともかさんが綴ったブログに対してネット上では、
- 前向きに笑うことも、心のリハビリ
- すごいなぁこの子。毎日泣いてしまいそうなくらい辛いだろうに、もう前を向いて歩きだしてるんだね。応援したくなりました。
- 車いすに乗る笑顔の写真が、さらに胸を締め付けます。このような怪我をして、突然車いす生活になるだなんて、誰も想像していなかったことでしょう。アイドルとしてまた復帰されるとのこと、ぜひ事務所の方やグループの仲間たち、ファンの方たちと楽しみながら活動を再開することができますように。
- 麻痺による車椅子生活だからアイドルはもう厳しいだろうが、事務所で何とか雇用を続けてほしい。損害賠償などはあるだろうが、それでも車椅子のメンテナンスやら治療やらでかなりの額が掛かる。収入を得られる仕事があることが、一番大事。
- 前向きなんかうそに決まってる。事務所のために明るく振舞ってるだけ。まだ、無理して明るく振る舞わなくていいのに。
- 自分だったらこんな早くに前向きになれないし、ほんとのところは分からないけれど、カラ元気でも元気は元気という言葉を聞いたことがある。ホントの元気を取り戻せる日がいつかくるように応援したいです。
などのコメントが寄せられています。
不慮の事故によって、まさかこのような状態になってしまうとは誰も想像できず、もしあの日にその道を通っていなければ、もう少し時間がズレていればこのようなケガを負っていなかったことから、悔やんでも悔やみきれないでしょうし、元の状態にまで回復する可能性は低いと医師から伝えられたとのことで、精神的ショックは計り知れないものがあります。
もし自分が同じような状態になってしまったら、果たして1ヶ月程度で前を向くことは出来るのか、現状を受け入れてブログに綴るといったことなどを出来るか考えましたが、1ヶ月程度ではきっと猪狩ともかさんのようには振る舞えないなと思い、猪狩さんの心の強さを感じます。
猪狩ともかさんと同様に不慮の事故によって、フリーアナウンサー・滝川クリステルさん(40)の従兄弟(いとこ)である俳優・滝川英治さん(39)も「脊髄損傷」の大ケガを負い、滝川さんの場合は首から下がほとんど動かない状態になりました。
一時は精神的に深く落ち込み「999年分泣いた」とブログに綴っていたのですが、現在は前を向いてリハビリに励んでいることを明かしています。
<↓の画像は、滝川英治さんと滝川クリステルさんのツーショット写真>
お2人の精神力の強さには驚くばかりなのですが、今後リハビリを続けることによって少しずつ感覚が戻ったり、動かせるようになる可能性は決してゼロでは無いことから、今後も前を向いてリハビリ治療に励んでいってほしいですし、引き続きお2人を応援し、今後どこまで回復していくのか見守っていきたいですね。