今年の『第74回NHK紅白歌合戦』の司会者が先日発表され、有吉弘行さん、橋本環奈さん、浜辺美波さん、高瀬耕造アナウンサーの4人が務めることが判明し、続いて番組の主役である出場歌手に大きな注目が集まっており、現在今年の紅白出場者に関して様々な情報が飛び交っています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の報道によると、今年に入ってからテレビ番組やCMなどメディア露出が激増し、人気急上昇中の4人組ダンス&ボーカルグループ・新しい学校のリーダーズが初出場候補となっているといい、今年の紅白のテーマは「ボーダレス -超えてつながる大みそか-」で、国内外で活動を展開する同グループはテーマにもピッタリ合い、NHKは今月中にオファーする方向で最終調整しているとのことです。
また、ジャニー喜多川さんの性加害問題に揺れるジャニーズ事務所のグループも出場が噂されており、例年と比べて激減はするもののゼロではなく数組が出場と囁かれています。
NHKは先月開いた定例会見でジャニーズタレントの番組起用について、「被害者への補償や再発防止の取り組みが実施されていることが確認されるまで、新規の出演依頼は行わない」
とし、これが解除されない限り紅白への出演も無いと明言しました。
ただ、ピンズバNEWSなどによれば、ジャニーズで今トップクラスの人気を誇るSnow ManとSixTONESの2組は出場の可能性が残されているといい、その理由として所属するレコード会社を挙げています。
デビューしているジャニーズの各グループが所属するレコード会社は、藤島ジュリー景子さんが現在も代表取締役会長を務めるレコード会社『ジェイ・ストーム』に、TOKIO、KinKi Kids、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWEST、なにわ男子などが所属。
ジェイ・ストーム以外では、ジャニーズと『エイベックス』が設立の『MENT RECORDING』に20th Century(元V6)、Kis-My-Ft2、Snow Man、ジャニーズと『ユニバーサルミュージック』が設立の『Top J Records』にSexy Zone、『Johnnys’ Universe』にKing & Prince、『ユニバーサルミュージック』にTravis Japan、『ポニーキャニオン』にA.B.C-Z、『ソニー・ミュージックレーベルズ』にSixTONESが所属しています。
ピンズバNEWSの記事では制作会社関係者が、「『ジェイ・ストーム』の所属のグループの出場は“絶対にない”と音楽関係者の間では話されています」とし、同レコード会社に所属していないSnow Man、SixTONESは人気が高く、「彼らが持っている視聴率も考えると、スノストの出場はまだ可能性がありそうです。NHKも視聴率で大スベリはしたくない。盛り上がり、数字の面を考えれば、スノストは絶対に出て欲しいでしょう。」
と語っています。
そして、ジャニーズグループの出演減少により、空いた枠を埋めるアーティストについてレコード会社関係者は、「今年はVTuberと韓流祭りになるのではないかと囁かれていますよ。NHKとしては『紅白』の若返りを図りたい。VTuberとK-POPアーティストは若者からの絶大な支持がありますから、そういった意味でもうってつけなんです。実は、すでに複数のVTuberアーティストの出場が内定していて、水面下で打ち合わせも行なわれていると聞こえてきています」
と明かしています。
紅白出場が有力視されているVTuberの実名も明かし、「有力なのは、武道館でワンマンライブを行なった花譜、ホロライブ所属でオリコン1位になったこともある星街すいせい、にじさんじ所属の甲斐田晴などでは」「コロナ禍もあって『紅白』に出場するアーティストはここ2年、各レコード会社が出してほしい“おすすめアーティスト”をネットでNHKに推薦するスタイルになっています。ただ、『紅白』サイドがすべてその“レコード会社おすすめ”の中から選出するのではなく、別のアーティストに“出てほしい”とレコード会社に連絡をしてくることもあります。影響力と人気の高いVTuberには、そのような“指名”でのオファーがあったのでしょう」
と証言しています。
また、K-POP勢の出演については、「昨年も、NHKとしては白組からも男性のK-POPグループを出し、“プチ韓流祭り”をやりたかったそうなんです。ただ、ジャニーズサイドがいい顔をしなかったため、断念したと聞こえてきています。」「それほどジャニーズサイドの意向で、出演者が左右されていたということ。ただ、今年は白組にもK-POP系のアーティストが複数出演することになると思われます。」
と語り、白組からの出場候補としてSEVENTEEN、ENHYPEN、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHERを挙げ、一方の紅組はNewJeansの初出場が業界内で噂されているとしています。
昨年に引き続き、複数のK-POPグループの出演は濃厚だとスポーツ紙なども報じており、今年に入っても若者たちの間でK-POP熱は冷めていないようで、紅白初出場が噂されているNewJeansは中年男性たちからも支持を集め、「NewJeansおじさん」という造語も生まれSNS上で話題になっており、K-POP勢のメディア露出もさらに増加して若者以外の間でも人気・知名度が上昇している様子から、K-POP勢の出演がさらに増える可能性は十分ありますね。
昨年の紅白に出演したK-POPグループは、日本人メンバーで構成のNiziUも含めると4組で紅組のみでしたが、ジャニーズ枠の減少もしくは消滅により今年は白組にもK-POP勢が入り込み、さらにVTuberの出場も内定しているといい、これによって若者の視聴数は確かに増えそうです。
ただ、紅白でも近年進む若者への迎合による影響もあってか、紅白の視聴率が低迷しており、昨年の世帯平均視聴率は歴代ワースト2位という結果で、テレビをよく見る高齢者を無視し、テレビの視聴機会が減っている若者ばかりを意識した出場者選びに対しては批判の声も多く上がっています。
そのため、ピンズバNEWSが報じている通り、今年の紅白がもしVTuber&韓流祭りという状態になった場合、両方に興味がない多くの視聴者から不満、怒りの声が噴出して炎上状態になりそうですが、果たして今年はどういった人選が行われるのか注目ですね。