その年を代表する楽曲などを選出する音楽賞『第62回 日本レコード大賞』の各賞受賞者・作品が発表され、大賞候補となる10作品などが明らかになりました。
今年も授賞式の模様は、TBS系で12月30日17時30分~22時まで4時間半にわたって生放送され、司会者は今後発表されます。
ちなみに、2018・2019年はTBSの安住紳一郎アナウンサー、女優の土屋太鳳さんが司会を務めました。
今年のレコード大賞候補となる「優秀作品賞」を受賞した10作品は以下のようになっており、昨年4月に配信リリースされ、今年大ヒットとなったシンガーソングライター・瑛人さん(本名=高橋瑛人 23歳)の楽曲『香水』のほか、記録的な大ヒットとなっているアニメ映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌で、LiSAさん(本名=織部里沙 33歳)の楽曲『炎』などが優秀作品賞を受賞しています。
『I’m Here』 三浦大知
『愛をください~Don’t you cry~』 純烈
『足跡』 Little Glee Monster
『香水』 瑛人
『世界中の隣人よ』 乃木坂46
『猫 ~THE FIRST TAKE ver.~』 DISH//
『離れていても』 AKB48
『母』 氷川きよし
『Fantasista~ファンタジスタ~』 DA PUMP
『炎』 LiSA
今年の最優秀新人賞候補となる「新人賞」は、演歌歌手・真田ナオキさん(30)、ラッパー・Rin音さん(リンネ 22歳)、5人組ロックバンド『Novelbright(ノーベルブライト)』、5人組女性アイドルグループ『豆柴の大群』が受賞しています。
また、社会的に最も世の中を賑わせ、注目された人・楽曲・作品・現象などに贈る「特別賞」は、シンガーソングライター・米津玄師さん、Uruさん、松田聖子さん、9人組ガールズグループ『NiziU(ニジュー)』、『鬼滅の刃』が受賞、「特別国際音楽賞」は韓国の7人組グループ『BTS』が受賞しています。
そして、各賞の受賞作品発表を受けてネット上では、
- 香水か炎じゃないとおかしいよな
- LiSAか香水だよなあ…この2曲のどちらかだったら妥当だなと
去年パプリカが受賞して久しぶりに納得感あったから、今年もまともに審査してくれることを祈りたい - もう格式も威厳もない賞なのでどーでも良いが、今年はLiSA一択じゃないか?
映画や社会的な影響度合い見たらね。これで乃木坂が受賞するようだと終わりだ - avexやEXILE、秋元プロデュース系の出現以来、威厳がなくなりつまらなくたった。
- レコ大ってもっとコンパクトにできないのかね?毎年同じ過去映像流してダラダラ4時間半くらいやってるけど、絶対2時間で収まるよね。
音楽番組が好きだからレコ大も毎年見てるけど、過去映像ブロックが長すぎていつもモヤモヤしてる。 - 去年は消去法でパプリカって感じだったが、今年は映画『鬼滅の刃』主題歌の『炎』、SNSで話題となりYouTubeも1億再生の『香水』。この2つならどちらがとっても文句ないレコード大賞になる。
- 紅白では、はずされたDA PUMPと三浦大知が候補になるのか……また、AKBや乃木坂が候補になっていますが、放送局の視聴率が優先されているとしか思えない。
レコード大賞の番組名でなくてもよいのでは?どこかの歌謡祭と同じようにしたほうがよっぽどまし。番組名自体がもう今の時代にそぐわない
などの声が上がっています。
昨年のレコ大で優秀作品賞に選出されたのは、AKB48、欅坂46、乃木坂46、日向坂46、純烈、DA PUMP、Foorin、Little Glee Monster、氷川きよしさん、三浦大知さんの楽曲で、今年も半分以上同じアーティストが同賞を受賞し、相変わらず偏りが見られますね。
レコ大は特定の芸能事務所、レコード会社の力が選考に大きな影響を与えているとされ、過去には買収疑惑を週刊誌『週刊文春』が報じたことにより、出来レースは事実かと騒動に発展しましたが、昨年は順当にFoorinの『パプリカ』が大賞を受賞したことにより、世間からもこの結果には納得との声が多く上がっていました。
そして、今年選出された作品では瑛人さんの『香水』、もしくはLiSAさんの『炎』が大賞に相応しい作品との声が多く、『香水』のミュージックビデオはYouTube上で再生回数が1.2億回を突破しており、今年の『新語・流行語大賞』の大賞候補となるノミネート30語に『香水』が入っています。
一方のLiSAさんの『炎』は、オリコンの週間シングルCDランキングなどで初登場1位を獲得し、その後も1ヶ月近くにわたって1位をキープしており、現在までにCDの売上枚数は18万枚超え、ダウンロード数は52万超え、ストリーミング再生数は約7200万となっています。
この2曲は間違いなく今年のヒット曲なので、どちらかが受賞する可能性が高そうですが、昨年に引き続き、世間が思うヒット曲が選ばれるのか否かに注目ですね。