宝島社から刊行されていた10代の女性向けファッション誌『CUTiE』が、8月11日に発売される9月号をもって休刊となることが7月29日に発表されましたが、今年に入ってからAKB48関連のグループが表紙を飾っていたことが話題になっているようです。
ニュースサイト『日刊サイゾー』が報じているところによると、『CUTiE』は発行部数が公称で17万部としてきたものの、実際には発行部数が低迷していて昨年の時点ですでに休刊圏内だったとのこと。
そして、リニューアルのためにAKB48関連グループのアイドルたちを表紙に起用していたものの、これは逆効果で発行部数は落ち込むばかりだったようです。
昨年は、ローラさん、有村架純さん、堀北真希さん、能年玲奈さん、AKB48の小嶋陽菜さんと、ファッション誌常連の芸能人の他、琉花さん、ケイトさん、あけちゃるさんなど人気モデルが表紙を飾っていたものの、今年の1月号はAKB48の渡辺麻友さん、2月号は乃木坂46の齋藤飛鳥さん、3月号はAKB48の島崎遥香さん、4月号は乃木坂46の生駒里奈さん、星野みなみさん、堀未央奈さん、5月号はAKB48の入山杏奈さん、6月号は佐野ひなこさん、7月号はHKT48の宮脇咲良さんと、佐野さんを除き全てがAKB48関連グループのアイドルとなっており、今年2月には、齋藤さんが同誌史上初の専属モデルに起用されました。
ここ最近になってアイドルがファッション誌業界に進出し始めており、AKB48・阿部マリアさんは『Soup.』、乃木坂46・白石麻衣さんは『LARME』と『Ray』、乃木坂46・松村沙友理さんと橋本奈々未さんは『CanCam』、乃木坂46・西野七瀬さんは『non-no』、℃-uteの鈴木愛理さんは『Ray』のモデルに起用されるなどしています。
しかし、これに対して読者達からは「表紙がAKB48とか、それだけで買う気が失せる」「服は、スタイルのいいモデルで見たい」「耳周りに触覚みたいな毛を残して男に媚びるタイプのアイドルから、ファッションを学びたくない」等の不満が相次いでおり、元モーニング娘。の久住小春さんは『CanCam』専属モデルを7月23日発売の同誌9月号をもって卒業。
(↓の画像は、『CanCam』専属モデルを卒業した久住小春さんの写真)
久住さんは2011年11月号より同誌の専属モデルを務めてきましたが、読者からの指示がなかなか得られなかったそうで、ここ最近は登場ページも激減していたといいます。
アイドルのモデルは読者からあまり受け入れられていないにも関わらず、なぜ増えているのか気になるところですが、それはグラビア誌での居場所が減り、モデルという肩書で泊を付けたいと考えているアイドルの事務所がファッション誌編集部へ必死に売り込んでおり、出版社側としても芸能事務所とのパイプ作り、アイドルファンの購買を期待し、事務所側の言いなりになっているためのようです。
そうした中で26年間刊行してきた『CUTiE』が休刊となり、アイドル達をそのような理由で受け入れてきた他誌に緊張を与えた可能性があり、そろそろそれも打ち止めとなるかもしれないといいます。
『CUTiE』が休刊となり齋藤さんのファン等は肩を落としていたものの、31日に同誌のツイッターアカウントが、20代後半の女性をメインターゲットとした『sweet』のレギュラーモデルになることを発表。
同誌は国内最高部数の記録を持つ人気ファッション誌で、代表的なモデルはローラさん、紗栄子さん、小嶋陽菜さん、吉川ひなのさん等で、齋藤さんは史上最年少レギュラーモデルとのこと。
今後またアイドルを専属モデルに起用したファッション誌の発行部数が減り、休刊に追い込まれた場合、アイドルを起用する雑誌が減るかもしれませんが、この様子ですと今後もファッション誌で専属モデルを務めるアイドルは増えていくかもしれないですね。