ファッション誌『CanCam』の専属モデルも務めている乃木坂46の松村沙友理さん(23)が、声優の仕事もしたいとあるインタビューで語り、それに対して批判が寄せられているようです。
松村さんが声優になりたいと告白したのは、ファッション情報サイト「Woman Insight」のインタビューでのことで、悲しかったことや辛かったことは?という質問にし対して、「アニメ声優のお仕事をしたいんですけど、今のままでは実現するのが難しそうなんです。」と切り出し、松村さんは以前より声優の仕事をすることを望んでいたものの、そう簡単にうまくいくものでもないと感じ、最近ではあきらめモードになってしまっていると告白。
しかし、完全に諦めてしまったわけではなく「アニメに関わる人って声優以外にもたくさんいるし、声優以外の関わり方でも楽しいかもしれないと思うようになって」と語っています。
また、声優になぜなりたいのか聞かれると、アニメや漫画が好きなだけでなく声優自体が好きなことを明かし、女性の声優でずっと好きなのは堀江由衣さんで、男性の声優でずっと好きなのは下野紘さん、最近すごく好きなのは斉藤壮馬さんだといい、好きな男性のタイプはどのような方か聞かれると、好きな声優でもある下野さん、斉藤さん、その他に梶裕貴さんの名前を挙げ、結婚したいと思うのはそういうタイプの人だと明かし、声のタイプとしては諏訪部順一さんや梅原裕一郎さんだとも語り、声優に対する情熱は相当なものだということがうかがえます。
アニメや漫画が大好きなだけでなく、声優にも詳しくここまで好きな気持があるのであれば、声優になりたいという思いがあるのも分かるのですが、アニメや声優ファンは猛反発しており、さらにはアイドルファンからも批判されており、ネット上では、「この人、声優ファンが一番嫌いなタイプでしょ」「落ち目になると声優になろうとするの勘弁してほしい」「男の声優が好きで業界に入ったら女オタに嫌われまくるだろ」「声優業界はアイドル崩れの逃げ場所じゃねーぞ」などといった声が上がっています。
こうした批判が寄せられている背景には、やはり松村さんが昨年起こしたスキャンダルの影響があり、松村さんは昨年10月に週刊誌『週刊文春』によって、大手出版社「集英社」で編集者をしていた30代の既婚男性との不倫を報じられ、決定的な写真や動画まで出されてしまったもののクビになることはなく、その後も中心メンバーとして活躍し続けていることから不満の声が内外から上がっています。
この騒動によって松村さんのイメージは大幅にダウンし、愛称のさゆりんごに掛けて“ふりんご”とネット上では呼ばれてしまっており、一連の騒動のケジメも付けていないにも関わらず、声優になりたいなどと言い出せば批判の声が出るのも当然のこと。
また、声優ファンは特に潔癖なタイプが多いようで、こうしたスキャンダルなどには敏感であるため、松村さんのような方は受け入れられず、それに加えてイケメンの男性声優を好きなタイプとして挙げていることにより、男性ファンだけでなく女性のファンからも印象がよくありません。
しかし、松村さんの他にもアニメ好きを公言している方はおり、元AKB48の仲谷明香さんや佐藤亜美菜さんはアイドルを辞めてから声優に転身し、8月31日にSKE48を卒業した松井玲奈さんも放送中のアニメ『電波教師』(日本テレビ系)で主人公の妹役を演じているのですが、アイドルが声優業界に進出することに対して批判的な方は多く、あまりよく思われていません。
そして、声優は声だけでキャラクターを表現する必要があるため、高い演技力が求められ、さらにアイドルが進出することによって出演枠を本職の声優から奪うことになるため、アニメファンには害悪だとみられています。
松村さんは今年3月に『CanCam』の専属モデルに起用されましたが、これに対しても同誌の購読者だけでなく、多くの方から批判の声が噴出し、現在でも不満の声が多く寄せられている状況にあります。
もし声優になりたいという思いが強くあり、もしその夢が諦められないのであれば、アイドルとしての活動を続けながら声優になるための勉強をして、卒業後に声優を目指すべきで、アイドルとしての活動を続けながら声優もやりたいという考えならば、声優は諦めたほうがいいのではないでしょうかね。