AKB48グループの公式ライバルとして2011年8月に誕生したアイドルグループ・乃木坂46は、アイドル界屈指の美少女が揃っていると言われており、白石麻衣さん、西野七瀬さん、斉藤飛鳥さん等「十福神」と呼ばれる中心メンバーの活躍や、清純派アイドルとして売っていることにより、AKB48グループに引けを取らないグループに成長をしました。
結成から4年でここまでのグループに成長し、本家のAKB48グループの人気を上回るのも時間の問題と言えそうなのですが、AKB48の運営サイドがテレビ局やスポーツ紙などのメディアに対し、乃木坂の報道を行う場合、「必ず『AKBを超えた』といった表現を用いらないように」と通達されているといいます。
これはニュースサイト『デイリーニュースオンライン』が報じているもので、乃木坂46がコンサート動員、配信楽曲のダンロード数などでAKB48を超えてしまうケースがあるものの、メディアでAKB48を超えたと報じることは一切出来ないとのこと。
10月に、乃木坂46とSKE48の握手会が同じ会場で行われていたことがあり、乃木坂46の方は多くのファンがいたものの、SKE48の方はガラガラ状態だったことがネット上で話題になっていたようですが、乃木坂46は秋元康さんがプロデュースするグループの中では、AKB48に次ぐ人気を誇るグループだという声が業界内で強くなっているといいます。
しかし、AKB48の運営トップ陣は揃って『乃木坂のAKB超え』をタブー視しているといい、秋元康さんがプロデュースしているグループではあるものの、裏事情があることによって乃木坂46がAKB48を超えたとメディアによって報じられることがないそうなのですが、芸能界では特に珍しいことではなく、こうしたやり取りは日常茶飯事とのこと。
EXILEなどが所属する芸能事務所・LDHも同じような状況となっているそうで、昨年『第56回輝く!日本レコード大賞』で大賞を初受賞し、今年1月にリリースしたアルバムが大ヒットを記録した三代目J Soul Brothersは、若者を中心に高い人気を得ており、個々でもドラマや映画、CMなどに出演し大活躍していますが、売上やライブ動員数などの具体的なデータがあった場合でも『EXILE超え』と直接書いたり、それを連想させるような伝え方をすることは禁止されているため、一切出来ないそうです。
メディアがAKB48を超えたなどと報じなかったとしても、具体的な数字が出ることによってすでに人気を超えているかどうかは分かるため、無駄なことなのではないかと思うのですが、トップグループには意地があり、メディアに報じられることによってイメージにも影響を与えることから規制を行っているのでしょうか。
逆にメディアが報じることによって、メンバーやスタッフ、ファンがグループを盛り上げていこうとしていき、競争をさせることによりグループ全体が活発化していく可能性があり、このような報道規制はしない方が良いのではないかと思いますが、そういうわけにはいかないのでしょうかね…。