人気アイドルグループ『乃木坂46』のコンサート「真夏の全国ツアー2017 FINAL!」が7日に東京ドームで開催されたのですが、ドーム内に吊るされていた移動式の空中カメラが客席に落下し、10代の大学生ら3人が負傷していたことが明らかになりました。
乃木坂46のコンサートは18時ごろからスタートし、事故が発生したのは20時5分ごろのことで、4本のワイヤーで吊るされていた空中カメラ(重さ約40キロ、長さ1.5メートル)が約6メートルの高さから落下したといいます。
その落下した空中カメラは、アリーナ席に設置されている椅子の背もたれ付近を直撃し、その弾みで付近にいた18~19歳の男子大学生ら3人が小指を切ったり、膝や太ももを打って軽いケガを負ったとのことです。
調べによると、落下したカメラは4本のワイヤーで吊るされており、その内の1本が切れたことが落下の原因と見ているそうです。
警視庁は業務上過失傷害の疑いもあるとして、ワイヤーを設置した会社を取り調べる方針としています。
なお、この事故の影響でライブは中断することはなく、その後も続けられていました。
そして、この事故を受けて乃木坂46の運営側は公式サイトでコメントを発表しており、「撮影機材が落下し、お客様が負傷する事故が発生いたしました。事故にあわれた方には、心よりお詫び申し上げます。」「乃木坂46を応援していただいている皆様には ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。」と謝罪。
今後の対応については、「ファンの皆様が安心して楽しんでいただけるよう、 これまで以上に安全には十分配慮し、より一層の安全管理を行ってまいります。 」「本日11/8(水)開催予定の『真夏の全国ツアー2017 FINAL!』に関しまして、 同様の撮影機材は使用せず、予定通り開催いたします。」としています。
ツイッター上には、会場に居たファンが撮影した現場の写真が複数枚投稿されているのですが、大きなカメラが6メートルもの高さから落下してきたということもあって相当大きな衝撃があり、アリーナに設置されていたパイプ椅子5脚の背もたれがグニャリと曲がっています。
<↓の画像が、落下した空中カメラが接触したパイプ椅子の写真>
不幸中の幸い、男性ら3人は打撲などの軽傷で済んだようなのですが、一歩間違えば重傷者、死者が出ていたとしてもおかしくはないほどだったようです。
8日の公演では空中カメラでの撮影は行わず、予定通り開催するとのことですが、今後また同様の事故が発生させないように改善などをしてほしいものです。