大手レコード会社から今年メジャーデビュー予定の女性アイドルグループが、無許可で路上ライブを開催したとして、メンバーや関係者らが道路交通法違反(道路不正使用)容疑で書類送検されました。
各報道によると、道交法違反の道路不正使用(法定刑:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金)容疑で書類送検されたのは、20代のメンバー4人と所属事務所の社長、事務所スタッフの計10人で、今年5月にJR新宿駅・東南口の歩道で、警察から道路使用許可を得ずに機材を設置して路上ライブを開催したといいます。
<↓の画像が、JR新宿駅・東南口前の写真>
警視庁新宿警察署の聴取に対していずれも容疑を認め、これまでも無許可でライブを開催していたといいます。
警察は、無許可での路上ライブに対して注意し解散させるのが通例で、摘発するケースは稀とのことです。
しかし、書類送検されたアイドルグループを巡っては以前から、「新宿駅周辺で路上ライブが交通の妨げになっている」との通報が相次いでいて、組織性も認められるなど悪質だと判断されたことで、書類送検されたとみられるとのことです。
そして、アイドルグループの無許可路上ライブ摘発事件に対してネット上では、
- 邪魔だしな。どんどんやれ
- そりゃ勝手に商売しとるんやからな こういうのはちゃんと捕まえなあかん
- 他アーティストとかでゲリラライブ的なの結構あったと思うけど、ああいうのも実際は許可取ってたのか
- グループ名も事務所名も出ない闇
- 何でグループ名出ないの? 大手レコード会社への忖度か
- これはライバルグループからの密告だな
- 話題作り大成功
- ゆずとか、いきものかがりとかで路上ライブからメジャーになった歌い手を見習ってということなのだろうか、新宿周辺では本当に多い。
道路を使って人が集まるから通りにくい。もっとしっかり警察は取り締まってほしい。
などの声が上がっています。
『朝日新聞』の取材によると、摘発されたのは5月上旬の夜に開催した路上ライブで、現場に警察官が到着するとメンバーらはその場から立ち去ったといいます。
このアイドルグループは以前から路上ライブを繰り返し、その様子をファンらがSNSに投稿し拡散されていたとしています。
朝日新聞は所属事務所に取材を行っており、なぜ路上ライブを開催したのか聞いたところ、「メジャーデビューをすると舞台が大きくなり、ファンとの距離が遠くなるが、これからも近くで寄り添っていくという気持ちを伝えるためだった」
と説明したそうです。
このように事件の内容を伝えつつも、摘発されたアイドルグループの名前、所属事務所名などは公表されておらず、ネット上では摘発されたグループについて様々な憶測が飛び交っています。
東南口では複数のアイドルグループなどが路上ライブを実施しているのですが、朝日新聞によれば、今年大手レコード会社からデビュー予定でメンバーは20代、5月上旬に路上ライブを開催していたとのから、今年のクリスマスに『エイベックス』からメジャーデビュー予定のグループ『CiON(シーオン)』(旧表記:C;ON)なのではとの声が多く上がっています。
ただ、CiONは5人組グループで、5月6日のゲリラ路上ライブにもメンバー全員が参加していたので、別のグループの可能性は十分あるのですが、ライブ終了時の映像で警察が出動していたことが確認できるため、CiONが怪しいとの声が上がっています。
いずれにせよ、大手レコード会社からメジャーデビュー予定のアイドルグループが、何度も無許可で路上ライブを行っていたというのは驚きですし、もし警察の注意を無視して繰り返していたのだとすれば、かなり悪質だと感じます。
報道によれば、以前から警察には何度も通報が入っていたとのことで、見せしめのためにも、このまま起訴して刑事処分を下してもらいたいです。