AKB48グループの人気に迫る勢いで、ここ数年少しずつ勢力を拡大している、アイドルグループ・ももいろクローバーZですが、先週11月6日に発売された『GOUNN(ゴウン)』が売れ行きがあまり良くないようです。
この日発表されたオリコンデイリーランキングで「GOUNN」は初登場3位という結果。
1位が亀梨和也主演ドラマから生まれた堀田家BANDの「サヨナラ☆ありがとう」(ジェイ・ストーム)で推定売り上げ枚数4万6,536枚。
2位がハロプロのアイドルグループ・℃-uteの「都会の一人暮らし/愛ってもっと斬新」(UP-FRONT WORKS)で4万5,365枚。
そして3位のももクロは3万9,882枚。
また、配信サービス「レコチョク」のランキングでも、家入レオや、FUNKY MONKEY BABYSに敗北し、3位にとどまっている。
ももクロといえば、ファンクラブ会員だけで11万人もおり、会員でさえもライブチケットの入手が困難で「今、最もチケットが取れないアイドル」と言われており、“モノノフ”という熱狂的なファンが多いことが有名です。
今年8月に行われた日産スタジアムでのコンサートでは、6万人のファンが集結し、同時に映画館等で行われたライブビューイングにも2万5,000人を動員しており、このライブだけで8万5,000人もの人を集めたことになります。
6月に同会場ではAKB48がコンサートを行っているのですが、たった5人で会場を埋めたももクロに対し、ファンの間では「もはやAKBを超えるほどの人気」だと言われていたのですが、果たしてそんな彼女たちのCDが売れない原因とは一体何なのでしょうか?
今回の新曲は、昨年11月の「サラバ、愛しき悲しみたちよ」以来、1年ぶりのシングルで、AKBのように握手券は付いていませんが、ジャケット違いで2形態が発売されたほか、全22種類のトレーディングカードのうち1枚が付属されることもあり、一部ファンの間では「今の勢いから見て、少なくとも初動10万枚はいくだろう」などと予想されていたそうです。
さらに、CD発売前には、同曲をメインに掲げた全国ツアーを開催し、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)などで新曲を披露したほか、Yahoo!のトップページでMVを独占配信したり、広告バナーを大量に出稿するなど、宣伝もしっかりしていた印象。
にも関わらず、売れない要因の一つとして、「最近のももクロの歌自体にさほど興味を持っていない」からだという。
元々、ももクロのファンは、汗だくで踊る彼女たちのライブパフォーマンスに魅力を感じており「チケットは必死で取るけど、CDは買わず、YouTubeなどの動画サイトMVで済ませる」というスタンスの人が多いのだとか。
- ももいろクローバーZの新曲「GOUNN」のMV(YouTube)
これにネットでは、
「AKBはスタジオミュージシャンで、ももクロはライブバンド」
「曲が良くないからでしょ」
「早見あかりカムバック!!」
「そろそろモー娘。の逆襲が始まるのかな」
「CDで人気を誤魔化すAKBとは違うから」
などのコメントがありました。
これは本人達には全く関係の無い話で個人的な意見ですが、ももクロは以前までは身近に感じるアイドルだったのですが、徐々に人気が出てきたことで数万人の前でライブをするようになり、遠い存在になってしまったこと、、遊び心のようなものが無くなってしまったのが原因に感じます。
ですが人気がいくら出ようと某アイドルグループとは違い、常にライブでは全力を出し、ファンの前で精一杯のパフォーマンスをすることは変わっておらず、人気が衰退していくことはまだないでしょうね。
今回のシングル曲は残念な結果に終わってしまいそうですが、CDの売り上げが全てではありませんから、精力的なライブなどでその分をカバーしてもらいたいですね。