2015年3月3日に無期限活動停止となったアイドルグループ『Berryz工房』のメンバーで、その後は同じくハロー!プロジェクトに所属する『カントリー・ガールズ』でプレイングマネージャーを務めていた“ももち”こと嗣永桃子さん(24)が5日、来年6月30日をもってグループとハロプロから卒業し、芸能界を事実上引退することを発表しました。
嗣永さんは5日、東京・新宿ReNYで開催されたグループ結成2周年ライブ『カントリー・ガールズ ライブツアー2016冬』にて、「私、嗣永桃子は来年の6月30日をもちまして、カンドリー・ガールズー、ハロー!プロジェクトを卒業いたします」と電撃発表しました。
開演前には報道陣を集めて記者会見を行っており、6月30日に卒業する理由について嗣永さんは「来年の6月30日という日は私がハロプロのオーディションに合格してアイドルになった記念すべき日でもあり、15年目という節目の年でもあり、大きな決断をしました。」と説明。
卒業理由と今後の活動については、「カントリー・ガールズには今から2年前にプレイングマネージャーに就任し、2、3年かけてメンバーを一人前にしていきたいという目標を掲げて今まで活動してきましたが、みんなたくましく成長してくれて。じゃあ次は私の番だなと思い、以前から興味のありました幼児教育の勉強をたくさんして、いずれはそちらの方向でお仕事をやっていきたいと考えています。残り約8カ月となりますが、アイドルとしても芸能人としても悔いの残らないように精一杯がんばっていきたいと思います。」と話しています。
この発表に対して芸能界を引退するのかと聞かれると、「そう捉えていただいても大丈夫です」とキッパリと答え、「事務所とも円満ですし、寿でもないです。普通に自分の将来を考えた時に決めたこと。凄く清らかなです」と笑顔を見せながら話し、「芸能界にとどまらず世界中の人を悲しませてしまうと思うんですけど、寂しい思いをさせてしまって“許してにゃん♪”って思いでいっぱいですね。だからこそ残りの時間、悔いの残らないように完全燃焼したい。アイドル界に伝説を残したい」と、嗣永さんらしいコメントもしています。
なお、『カントリー・ガールズ』は来年7月以降、5人組グループとして活動を継続するといい、嗣永さんが元Berryz工房の夏焼雅さん、℃-uteの鈴木愛理さんと組んでいる『Buono!(ボーノ)』については、「継続するかは未定」とのことです。
子供が大好きだという嗣永さんは2010年4月に、國學院大学人間開発学部初等教育学科に入学し、2012年の教育実習経験を経て、2014年3月に大学を卒業すると同時に「幼稚園と小学校教育に関わる教育職員免許状(小学校教諭一種と幼稚園教諭一種)」を取得。
<↓の画像は、母校で教育実習を行った際に撮影された写真>
その一方で、当時所属していたBerryz工房が2015年3月に無期限活動休止となり、嗣永さんは2014年11月に再始動したカントリー・ガールズのプレイングマネージャーに就任し、精力的に活動をしていました。
そんな嗣永さんが芸能界を引退するということに対してネット上では、
- 夢のための引退なら素直に応援したい。頑張ってほしい。
- この娘はテレビ観てても賢いなって思うので、どこの世界いっても成功すると思うなぁ。
- ぶりっ子キャラで稼ぐのかと思いきや、素人になるなんて、意外にしっかりしてるのね。
- ハロプロは福祉やら教育やら、転身する分野がすごいな
- アイドルのまま引退って素敵やん
などのコメントが寄せられています。
嗣永さんはザ・アイドルという感じのぶりっ子キャラでブレークし、本業のアイドルとしての活動の他に、様々なバラエティ番組などにもソロで出演し活躍していましたが、しっかりとした性格の持ち主ということで知られており、将来を見据えて大学に進学し、しっかりと資格を取得するというのは素晴らしいと思います。
もし今後アイドルを卒業したとしても、タレントとして活躍できるだけの能力はあったとみられるので、グループ卒業とともに芸能界からも引退してしまうというのは非常に残念ではあるのですが、これからもう一つの夢を叶えるため、勉強などを再び頑張ってほしいですね。
今後の第2の人生の活躍にも期待したいです。