東京・秋葉原にあるライブ&バー「秋葉原ディアステージ」をホームグラウンドとして、精力的な活動をしている6人組のアイドルグループ「でんぱ組.inc」(でんぱぐみインク)のメンバーが、今日15日の午前2時頃、栃木県宇都宮市にある大谷石採石場跡で映画『白魔女学園』第2弾の映像を撮影していたところ、トラブルが発生しメンバーやスタッフ合せて10人が、病院に救急搬送されていたことが分かりました。
テレビ朝日の説明によると、15日午前2時頃に宇都宮市の大谷石採石場跡で「でんぱ組.inc」の古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、藤咲彩音とスタッフ5人の計10人が体調不良を訴え、救急車で宇都宮市内の5つの病院に運ばれたという。
原因は照明用の発電機を動かしたことによる一酸化炭素中毒と見られ、既に一部は退院しており、16日までに全員退院できる見込みだといいます。
同局は「撮影中の安全には十分注意しておりましたが、こうした結果となり、関係者の皆さまにご迷惑、ご心配をかけ、深く反省しております。病院で手当てを受けている方々の一刻も早いご回復をお祈りするとともに、今後なお一層、安全管理を徹底してまいります」とコメントしています。
これにネットでは、
- 安全には十分注意してないからこんな事故がおきたのに何を言っているだよ
- 東映のスタッフは無知か。本当に死ぬよ。
- 発電機を使用せずとも洞窟に入って作業する時はガス検知器は必須。あわや大惨事、ぞっとします。
- 要因は危機管理の欠如に尽きる
- 大失態。文字通り地下アイドルになるところだったな。いいものを作るのは勿論だが、演者の安全を確保するのも重要な仕事だよ東映さん。
などのコメントがありました。
一酸化炭素中毒(CO中毒)は自覚するのは難しく、危険をすぐに察知出来ず死に至る可能性が高いものであるとのことで、今回大事に至ったメンバーが居なかったことが幸いです。
ちなみに昨年10月末、パチンコメーカー・藤商事のプロモーションガールユニットでアイドルグループの「FUJI☆7GIRLs」のメンバー7人が、パチンコ台の映像を撮影するために栃木県内で撮影を行っていたところ、セメントをかぶった後に全員が皮膚に発疹や火傷などの症状が出てしまうというトラブルがありました。
これによってこのグループは治療が終えるまで、約1ヶ月間活動を休止するほどの事態となったのですが、このトラブルによってメンバーは心に大きな傷を負うこととなりました。
明日にはでんぱ組.incのメンバー等全員が退院できるとのことですが、心のケアをしっかりとしてもらいたいものですね。