俳優・岸部一徳さん(きしべ・いっとく 本名=岸部修三 73歳)の弟で、タレント・俳優の岸部四郎さん(旧芸名=岸部シロー)が、8月28日に亡くなられていたことが分かりました。71歳でした。
所属事務所『アン・ヌフ』の発表などによれば、岸部四郎さんは8月28日午前4時33分に、「拡張型心筋梗塞による急性心不全」により、千葉県内の病院で死亡が確認されたそうです。
病院には、近くに住む姉や岸部一徳さんも駆け付けたそうですが、帰らぬ人になったといい、葬儀は家族のみで執り行ったとのことです。
<↓の画像は、岸部一徳さんと岸部四郎さんの写真>
岸部四郎さんの訃報に対してネット上では、
- 71歳。若いなぁ…。1日でも早く復帰されるのを楽しみにしていただけに残念でならない。
- 西遊記の沙悟浄役が大好きでした。大阪弁の沙悟浄が妙にはまっていて、私のとても大切な大好きな時代の思い出です。
- 71歳。若いけど,相当な波乱万丈人生…。生き抜いて往かれた感じですね。味のある役者さんでもありました。残念です
- 体調が悪いのは、少し前に見てましたが・・・残念。ご兄弟で、活躍されててどちらも面白い方々だったのに。一徳さんもお寂しくなりますね。ご冥福をお祈りいたします。
- タイガース時代はあまり知らないけど、俳優や司会者としてのイメージがありました。ここしばらく体調悪そうだったので残念です
ガキ使でことごとく落とし穴に落とされ、5人に毒を吐く岸部さんが大好きで、今もたまに見ています。おつかれさまでした。やすらかに - バブル時代から散財、更に他人の連帯保証人などから借金が膨らみ、崩壊後に自己破産し、事務所からも解雇された。
その後は借金をネタにバラエティにも出ていたが、脳内出血で倒れてからは弱々しくなってしまった。
自己破産当時、兄の岸部一徳との不仲が週刊誌のネタにされていたが、実は不仲でも何でもなく、かなり一徳がフォローしていたことが判明したし、最後にタイガース復活公演でステージに上げたのも一徳だった。とてもほっこりした気持ちになったのを覚えている。 - タイガースの復帰コンサートでは車椅子に乗って瞳みのるさんと登場してイエスタディを歌っていました。
すっごく美しい声なんですよね。退場はお兄様の岸辺一徳さんが車椅子を押して退場されました。本当に昨日のようです。合掌。
などの声が上がっています。
岸部四郎さんは9人きょうだいの4男として生まれ、岸部一徳さん等が結成したグループサウンズ『ザ・タイガース』へ1969年に加入、1971年1月にタイガースが解散後はソロで司会者や俳優として活動し、1978年にドラマ『西遊記』(日本テレビ系)で沙悟浄役を演じ、堺正章さん、西田敏行さん、夏目雅子さんと共演しました。
<↓の画像は、ドラマ『西遊記』出演当時の岸部四郎さん等の写真>
その後1984年には、情報ワイドショー番組『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)の司会に起用され、番組の顔となりましたが、事業の失敗などによって億単位の借金を抱えた結果、自己破産をして1998年に番組を降板しました。
その後もタレント活動をしていましたが、2003年には脳出血を発症して緊急入院、幸い一命を取り留めましたが視野狭窄の後遺症を患い、2009年には再び体調不良によって入院、その後もパーキンソン病によって入退院を繰り返していました。
そうした状態にありながらも芸能活動を続け、2012年末に出演した『情報ライブ ミヤネ屋』では、同年に骨折をして手術を受けてからは老人ホームで暮らしていることを明かしていましたが、この時はまだ元気そうな様子でした。
2013年12月には、ザ・タイガースの再結成ツアー最終日公演に車椅子姿で登場しましたが、公の場に姿を現したのはこれが最後となりました。
<↓の画像が、2013年にザ・タイガースのコンサートに登場した岸部四郎さんの写真>
岸部四郎さんは自己破産や病気などもあって急激に老け込み、言動も弱々しくなっていたという印象でしたが、突然の訃報には驚きました。
2013年末から表舞台には姿を現していなかったものの、またどこかで姿をみられるのではないかと思っていたので、71歳で亡くなってしまったのは残念でならないですね…。
岸部四郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。