清水尋也の判決裁判内容。兄・清水尚弥の情状証人出廷や自助グループ参加評価され執行猶予付きに

自宅で大麻を所持し、麻薬取締法違反の罪に問われた俳優・清水尋也被告（しみず・ひろや 26歳）の判決公判が19日に行われ、有罪判決が下されました。

清水尋也被告は9月3日に、東京・杉並区内の自宅で乾燥大麻0.392グラムを所持していたとして逮捕され、その後起訴されました。

今月8日に行われた初公判で罪を認め、大麻の所持・使用が違法と認識しながらも、知人を通じて売人から大麻を入手し、常習的に使用していた理由について、「ストレスや疲労を感じた時、眠れなくなることが日常的にあった。仕事が朝早かったり遅かったり、肉体のリズムや調子が整わない際に、違法性を認識しながらも解消するために使用した」「思い詰めて思考がグルグルした際に、（大麻を吸うと）緩和されて力が抜けてリラックスできた。寝付きがすごく良くなる効果を感じていた」などと語っていました。

裁判には、保釈後から監督者として同居生活をしている俳優の兄・清水尚弥さん(30)も情状証人として出廷し、清水尋也被告が「死んだ母親に顔向けができない」と涙ながらに語り、謝罪の言葉を繰り返していたことなどを明かしました。

＜↓の画像は、清水尋也被告と兄・清水尚弥さん＞

清水尋也被告は、保釈後の9月末から病院に通い、医師から「薬物依存症ではない」との診断を受けたことや、更生施設に通い、依存者らが集う自助グループにも参加しているとしていました。

そんな清水尋也被告に対して検察は、2019年にアメリカ留学中に大麻を初めて使用して以降、日本でも売人から大麻を入手して使用を続けていたため、常習性や依存性があると判断して「懲役1年」を求刑し、清水被告側は「執行猶予2年が相当」として執行猶予付き判決を求めていました。

そして、19日に東京地方裁判所で行われた判決公判で宮田祥次裁判官は、「大麻の薬理効果に惹かれて何度も入手し、大麻への親和性が認められる。犯行前に頻度も上がっていた。その責任は軽くない」と指摘しました。

一方で、保釈後に病院や自助グループにも通い、清水尚弥さんの協力も得て更生の道を歩み始めていることなどが考慮され、「懲役1年・執行猶予3年」の有罪判決が下されました。

この判決などを受けてネット上では、

• 執行猶予という1回目は許してもらえる制度はこういう犯罪を招いてしまうよな
• 次は刑務所だから、反省してやり直して欲しい
• 二度と芸能界に戻らないつもりで薬物依存症の治療に専念しろ
• 執行猶予付きか…甘いなぁって思う。こんなんだから簡単に手出す人間が多いんだろうな。再犯しそう。
• 薬物・飲酒運転・性加害　これらは1発実刑の方が良い
• 俳優業のせいにすんな　どの仕事もみんなストレス抱えながらギリギリでやってんねん
• 気分がすぐれないからって違法薬物に頼るのは甘え以外の何物でもない
• 精神的負担が大きかったのなら俳優は向いてないんじゃないかな。違法薬物に逃げず、職を変えたほうが良かったよね。

などの声が上がっています。

清水尋也被告と2023年公開の映画『東京リベンジャーズ2』で共演し、同年に大麻事件で逮捕された永山絢斗さん(36)は裁判で、中学2年時に初めて大麻を使用し、18～19歳ごろから継続的に大麻を使用していたことを明らかにしましたが、判決は懲役6ヶ月・執行猶予3年となっていました。

永山絢斗さんは約15年にわたり大麻使用を続け、依存状態にあったと考えられますが、営利目的ではなく自ら使用するために所持していたもので、そして初犯だったことなどが考慮されて執行猶予付きの判決となっていました。

• 永山絢斗の大麻事件裁判で衝撃の事実。中学生から使用、芸能界入りし常習的に…瑛太の弟が芸能活動継続も語る

清水尋也被告も初犯だったこともあり実刑は免れ、先日の初公判では今後について、「役者は1人の力では絶対に成立せず、僕自身が判断することではない」「生活を立て直すためにも、一般の仕事を探して働いていくつもり」と、まずは芸能界以外で社会復帰を目指す意向を示していました。

これに対してネット上では「考えが甘い」としてバッシングの嵐となっていましたが、引き続き自助グループに参加して過ちを反省し、唯一の肉親である兄らにこれ以上迷惑をかけることなく、更生の道を歩んでいってほしいところです。