『薬屋のひとりごと』作画・ねこクラゲが脱税事件で有罪。連載打ち切りは回避か。スクウェア・エニックスの対応に賛否

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ねこクラゲ『薬屋のひとりごと』スクエニ版作画担当

『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中の人気漫画『薬屋のひとりごと』で、作画を担当している漫画家・イラストレーターのねこクラゲさん(本名=池田恵理香 36歳)が、所得税約4,700万円を脱税したとして所得税法違反罪で起訴され、有罪判決が下されました。

ねこクラゲさんは、2017年から月刊ビッグガンガンで連載がスタートした『薬屋のひとりごと』(原作・日向夏さん)で作画を担当し、2019~2021年の3年間に出版社から原稿料や印税収入として、合計約2億6,000万円の所得を得ていましたが、確定申告をせずに脱税していました。

<↓の画像が、ねこクラゲさんが作画担当の漫画『薬屋のひとりごと』の写真>
スクエニ版「薬屋のひとりごと」ねこクラゲ作画

これにより2022年10月に福岡国税局の強制調査を受け、脱税したお金で不動産を購入したり、口座に貯金していたことなどが発覚し、脱税額が大きかったことで今年4月に国税局から所得税法違反(単純無申告)の疑いで検察に告発、その後起訴されました。

5月31日の初公判でねこクラゲさんは起訴内容を認め、脱税した理由について「(納税を)免れようという気持ちはなく、数年分をまとめて申告しようと思っていた」などと供述していました。

検察によると、ねこクラゲさんは2010年から漫画家として活動し、個人事業主として確定申告が必要だと知人から教わり、税理士にも相談をしていたものの書類整理を億劫(おっくう)に感じ、後回しにして仕事を優先し、確定申告しないまま放置し続けていたといい、脱税したお金は実家の建て替えに使用していたそうです。

検察側は、ねこクラゲさんの脱税金額が大きく悪質として、懲役10ヶ月・罰金1,400万円を求刑し、一方の弁護側は起訴内容に対して争わない姿勢を示していました。

そして、24日に福岡地方裁判所で行われた判決公判で裁判官は、「多額の所得を得て、数年に渡る納税の義務を免れた点は悪質」「税納付の事務作業から逃げ続けた経緯に酌むべき点はない」「事務作業が極めて不得意で金銭への関心が薄く、年齢相応の社会制度に対する理解も不足した被告人が、急激に人気漫画家となり、確定申告の重要性を軽く見て、目の前の仕事やプライベートを優先させ、事務作業から逃げ続けた結果」と指摘しました。

脱税行為は悪質としつつも、経済的な利得を得るために脱税していたわけではないと判断し、脱税を後悔し深く反省していることや、現在は税理士に書類管理を任せ、2022年に修正申告を行って無申告加算税や延滞税などを全額納付し、その後は漏れなく確定申告を行い、納税していることで再犯の可能性は低いとして、懲役10ヶ月・執行猶予3年、罰金1,100万円の有罪判決を下しました。

ねこクラゲさんの有罪判決を受けて、『薬屋のひとりごと』を出版のスクウェア・エニックスはニュースサイト『ITmedia NEWS』の取材に対して、「特に(連載の)中止などは考えていない」と回答し、打ち切りにはせず連載は続けるとしていますが、作画担当を変更するのか否かは不明となっています。

これに対してネット上では、

  • 悪質だよしらばっくれてるのもたちが悪い
  • 自民党に入りながら漫画描いていれば不起訴だったのにな
  • 即刻連載中止しろ!!
  • 原作者はとんだとばっちり
  • 作画は交代で
  • 罰金払ったならいいんじゃない でもこれが人気無い別の作品でも同じ判断したのかどうか
  • 結局金だろ スクエニってとことん腐ってるな
  • 納税版あるから脱税版は打ち切りでいいよ
  • まあ今後もガシガシ漫画描いてもらって稼いでもらって納税してもらった方が日本のためにもなるやろ

などの声が上がっています。

『薬屋のひとりごと』のコミカライズ版は2種類あり、ねこクラゲさんが作画を担当しているのが『月刊ビッグガンガン』で連載され、もう1つは漫画家・倉田三ノ路さんが作画を担当し、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』とのタイトルで『月刊サンデーGX』(小学館)で連載されています。

ねこクラゲさんの脱税が発覚して以降ネット上では、スクエニ発行版が“脱税版”、小学館発行版が“納税版”と揶揄されています。

<↓の画像左がスクエニ版(ねこクラゲさん作画)、右が小学館版(倉田三ノ路さん作画)>
「薬屋のひとりごと」ねこクラゲ&倉田三ノ路の作画比較

それぞれ2017年から連載がスタートし、昨年9月時点でシリーズ累計発行部数は約2,400万部で、同10月にアニメ化(2025年に第2期放送予定)されたことで人気・注目度がさらに上昇し、今年3月時点でシリーズ累計発行部数は3,300万部を突破しています。

アニメ版『薬屋のひとりごと』プロモーション動画

特にスクエニ版の人気が高いようで、コミックスは現時点でスクエニ版が13巻、小学館版は18巻まで出ているのですが、スクエニ版は今年3月時点でコミックス累計発行部数が1,600万部超えとなっています。

そんな人気作品の作画を担当するねこクラゲさんが、悪質な脱税行為で起訴までされて有罪判決を受けたのですが、今年4月に脱税が発覚して以降も月刊ビッグガンガンでの連載は続いています。

同誌の看板人気作品だけに今後も作画は変更せず、このまま連載継続となる可能性が高そうで、これに対してネット上では賛否両論となっています。

とりあえず無申告分の税金や延滞税などはすでに全額納付し、そして執行猶予付きの判決を受けたので、今後2度と同様のトラブルを起こすことなく、これから毎年しっかりと納税していってもらいたいです。

参照元
  • https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/24/news158.html
  • https://www.yomiuri.co.jp/national/20240724-OYT1T50085/
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