ベストヒット歌謡祭2023が高視聴率の理由は旧ジャニーズの出演か。日本テレビは番組に積極的起用の姿勢?

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ベストアーティスト2023・ベストヒット歌謡祭2023

今年も嵐・櫻井翔さんが総合司会を務める音楽特番『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023』の出演アーティスト第1弾(27組)が先日発表され、騒動の渦中にある旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)からは5組の出演が明らかになりました。

NHKが今年の『第74回NHK紅白歌合戦』で旧ジャニーズを完全排除した一方で、日本テレビは昨年と同様に第1弾で計5組の旧ジャニーズグループの出演を発表し、これを巡ってネット上では賛否の声がっていますが、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』によると、日本テレビが複数のグループの出演を決定したのは、16日放送の『ベストヒット歌謡祭2023』(同)の影響が大きいとしています。

日本テレビ系の読売テレビが制作を手掛ける『ベストヒット歌謡祭2023』は、今年も宮根誠司アナウンサーとウエンツ瑛士さんが司会を務め、25組のアーティストが出演し、番組の平均世帯視聴率は8.4%、平均個人視聴率は5.5%、今テレビ局が重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は6.4%でした。

この結果に対して日本テレビ関係者は、「11月第3週(13~19日)をまとめた視聴率ランキングを見ると、驚くようなことが分かりました。『ベストヒット歌謡祭』のコア視聴率は6.4%と、常勝の『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ)などを抑え、この週の民放全番組の中で1位を獲得したのです。さらに、コアと共にスポンサーが特に重視するT層(13~19歳の男女)とF2層(35~49歳の女性)で1位、F1層(20~34歳の女性)は2位でした。中でもF2層の10.6%は、10人に1人以上が見ていた計算で、驚異的と言っていい高視聴率でした」と語っています。

高視聴率を記録した要因については、「色々と分析しましたが、考えられる要因はひとつだけでした。『ベストヒット歌謡祭』には、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、なにわ男子の旧ジャニーズ勢3組が出場していたのです。しかも、持ち歌を歌うのみならず、これまでにはなかったジャニーズ以外の人気男性アイドルグループのINIやBE:FIRSとのコラボメドレーもやってのけた。さらに、当日、体調不良で欠席したキタニタツヤ の代役として、関ジャニの丸山隆平がキタニの『青のすみか』を歌うというサプライズもありました。」と語り、旧ジャニーズグループの出演やコラボ企画によって数字を稼いだとしています。

また、ベストヒット歌謡祭に旧ジャニーズグループを起用した背景については、「読売テレビは東京キー局のようなジャニーズ批判、スポンサーへの忖度などは関係ありません。ジャニーズという看板は下ろしたものの、ファンクラブの会員が激減したとは聞かない。コンプラインス的に性犯罪は確かに問題ですが、それは故人であるジャニー喜多川氏によるものであって、旧ジャニーズ所属のタレントが悪事を働いたわけでもない。むしろ今、彼らは被害者であるとも言えます。(中略)抗議の電話やメールなども意外なほど少なかったそうです。“人の噂も75日”とはよく言ったもので、旧ジャニーズ所属タレントや放送局を批判していた人も、すでに怒りが続かなくなりつつあります。そもそも、批判していた人そのものに利害はありませんから。そこで、9月の謝罪会見から75日に近い11月18日、日テレは『ベストアーティスト2023』の発表を行ったのです。懸念されていたCMも完売と聞いています(中略)今後は旧ジャニーズの争奪戦になる予感がします」と語っています。

デイリー新潮はこのように報じ、旧ジャニーズは現在も数字を持っていることから、各テレビ局は今後も積極的に旧ジャニーズを起用していくのではないかとしているのですが、これに対してネット上では、

  • こういう記事を書いて、旧ジャニーズ出演を正統化しようとしているとしか思えない。なんだかんだ言って1月からのドラマにも出続けている…
    相変わらずのテレビ局とのズブズブ感過ぎて、どちらもこのままなし崩しで終わりそう。
  • 旧ジャニーズが出てたからではないでしょ。個人的には、香取さんとゆずのコラボが特に観たかったし、NHK以外の音楽番組に香取さんが出られたことを楽しみにしてましたから。
  • ベストヒット歌謡祭はスマイルアップだけのおかげじゃないでしょ、香取慎吾、BE:FIRST、INIなども大きく貢献してるはず。なにこの提灯記事
  • 日テレは、旧ジャニーズの子会社なんだから、出場するのは既定路線では?
    子会社が親会社を見切る筈はない。ほんと、日テレは旧ジャニーズの犬だな。情けない。。。
  • 何だかんだ言っても放送界は「旧ジャ二」と絶縁・排除出来ないだけ、今後もどうせ「依存型番組制作が復活」するのでしょう?結局「のど元過ぎれば、なんちゃら」の世界なんだな
  • カレンダー利権のある新潮社は、ジャニーズ守るのに必死ですね。そりゃそうですよね、金儲け出来なくなりますからね。金儲けの前には人権もへったくれもないですねー
    だから戦後最大の性犯罪にも、「人の噂も75日」なんて無神経極まりない人でなしの台詞を吐けるんですよねー。これでジャーナリズムなんて笑わせる

などの声が上がっています。

ベストヒット歌謡祭は2017年以降、旧ジャニーズからの出演は3組で固定されていて、2021年から関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、なにわ男子の3組が出演しています。

そして、ベストヒット歌謡祭の2021年の平均世帯視聴率は8.6%、個人視聴率は5.2%、2022年は世帯7.9%、個人5.1%で、2021・2022年のコア視聴率は不明ですが、今年は特に数字が高かったわけではありません。

それでも昨年からはわずかに数字が上昇し、個人視聴率は2年前よりも高くなっていて、その要因として考えられるのは旧ジャニーズ勢の出演ではなく、旧ジャニーズ事務所を退所後初めて番組に出演し、ゆずとコラボもした元SMAP・香取慎吾さん等の出演が大きいのではないかと思います。

香取慎吾さんは2017年9月に旧ジャニーズ事務所を退所後、テレビで歌唱する機会は数えるほどしかなく、今年に入ってようやく民放の音楽番組などにも起用されるようになっていた中で、ベストヒット歌謡祭への出演が10月に発表され、香取さんが民放の音楽特番に出演するのは2015年12月以来ということで大きな話題となりました。

この他にも今年は、3人組バンド『Mrs. GREEN APPLE』、11人組ボーイズグループ『INI(アイエヌアイ)』の初出演もあり、それぞれのファンの間で大きな反響を呼んでおり、番組の視聴率が高かった大きな要因は、決して旧ジャニーズ勢の出演によるものとは思えないですし、来年以降も旧ジャニーズ事務所に忖度することなく、辞めジャニやライバル関係にあるボーイズグループ等も含めて、人気が高い様々なアーティストをキャスティングしてほしいですね。

参照元
  • https://www.dailyshincho.jp/article/2023/11261103/
2件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:MTcxYzRlYz

    利権の前には、弱者の人権なんてどうでもいい。そんな風にやってるから、視聴者から見捨てられるのさ。

  2. 2
    匿名
    ID:OWQ5NThkMD

    相葉雅紀が司会継続出来ているのは、旧ジャニーズの推しのお陰だろ?
    いざとなれば、全地上波完全出禁にはなるでしょうがその際、横山裕とタッグを組んでネット配信にて活躍しな!

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