地下アイドル『虹色fanふぁーれ』元メンバー4人が所属事務所『デートピア』訴える、給料未払いや契約解除求め提訴

虹色fanふぁーれのメンバー7人

2015年結成の地下アイドルグループ『虹色fanふぁーれ』の元メンバー4人が、芸能事務所『株式会社デートピア(D-topia)』を相手取り、未払いの給料約410万円の支払い、契約解除の確認、芸名の継続使用を求めて東京地方裁判所に提訴したことが明らかになりました。

4人が所属していた『虹色fanふぁーれ』は、2015年10月31日にデビューシングル『ニジイロオモイ』をリリースし、2016年6月に2ndシングル、同10月に1stミニアルバムをリリースしているグループで、現在も活動を続けています。

今回訴えを起こしている元メンバーは4人なのですが、今年9月23日に東京・渋谷で開催したライブをもって、平松あやなさん(22)、沢城菜月実さん(21)、神戸まりあさん(21)、蓮水花恋さん(19)、一ノ瀬彩瑠さん(18)の5名が脱退しています。

<↓の画像は、脱退した5人を含む『虹色fanふぁーれ』のメンバー写真>
虹色fanふぁーれ

なお、事務所側は5人の脱退理由について「協議の結果、年齢及び就職等の本人達の意思を尊重し、このような形を取らせて頂きました。」というコメントを発表しています。

この脱退から約2ヶ月後に元メンバー4人は『デートピア』を訴えたわけなのですが、各メディアの報道によると、4人はデビューから約2年間、1ヶ月平均8回のライブを行い、物販販売なども行ったそうなのですが、一部交通費を除き『デートピア』側から一切報酬の支払いがなく、タダ働き状態だったそうです。

『虹色fanふぁーれ』ライブ動画

元メンバーは「ライブへの出演料や物販の売り上げがあったのに、事務所が全て独占していた」と明かし、マネージャーにどれだけ働けば給料を支払ってもらえるのか聞いたが、「そこは答えてもらえず、あやふやにされたり」と語っています。

<↓の画像は、元メンバー4人側の主張>
虹色fanふぁーれの訴訟1枚目

虹色fanふぁーれの訴訟2枚目

この状況に原告者Cさんは、今年5月に『デートピア』側に「他のプロダクションに移りたい」と伝えたところ、マネージャーから「契約時から7年間はやめられない。この期間は一切の芸能活動ができない」と言われ、契約解除を拒否されたとのことです。

虹色fanふぁーれの訴訟3枚目

Cさんは8月にも「プロダクションを辞めたい」と伝えたそうなのですが、「絶対芸能やるなよ。全力で潰すぞ」と言われ、今年5~8月にかけて4人が事務所を辞めることを伝え、9月にグループを卒業という形になり、その後も仕事を干された状況にあると訴えています。

なお、事務所とタレントが結ぶ専属マネジメント契約の書類には、以下のような契約が記されていたそうです。

  • 月3万8000円の報酬からレッスン費を天引く
  • 契約終了後でも、プロダクションの許可なく、芸名を使用してはならない
  • 契約終了後2年間は芸能活動ができない

これに対して訴えを起こした元メンバー側は、「業務の指示について許諾の自由は一切なく、労働者性があった」と主張した上で、2年間にわたる未払いの賃金として1人あたり102万6000円(合計410万4000円)の支払いを求め、さらに専属マネジメント契約の解除継続して芸名を使用できることの確認を求めています。

提訴後には原告のCさんと代理弁護士が会見を行っており、「契約時、『努力次第で(相殺されない)歩合給もある』と説明されたが、それももらえなかった。移籍して活動を続けたいのに、自由にできないのはおかしい」と訴え、『デートピア』に対しては感謝をしつつも、「私と同じような状況の人もたくさんいると思う。みんなステージに立ちたいという気持ちがあって活動している。こういう契約で、拘束されてしまうのはすごく残念だと思う。今回の提訴が、何かを変わるきっかけになれば」と語り、4人は引き続き芸能活動を続けていきたいとしています。

また、代理人弁護士は「ここ5年、10年で、地下アイドルと呼ばれる人たちが増える中で、学校のクラスに1人や2人アイドルがいてもめずらしくなくなってきている。潜在的なトラブルも増えており、訴訟など法的手続きにつながるケースもある」という現状を明かしています。

そして、このトラブルに対してネット上では、

  • 芸能界に横たわる奴隷契約の見本の様な事件ですね。彼女らはあまりにひどいので訴えたけど、我慢をしている人も多いと思う。
  • かつて暴力団が芸能に深く関わっていたように、今は半グレ連中が好き勝手に芸能事務所を立ち上げタレントや仕事先と多くのトラブルを引き起こしているようだ。半グレも準暴力団扱いとして芸能界隈から追放したり法で規制しない限り解決しないだろう。
  • 自分でインディーズでやったらわかるけど、グッズやリハ代、箱代を月一でも捻出しようとしたら、結構厳しいよ。どれだけ売れてたか分からないけど、むしろちゃんと計算したらレッスン料とかいうもの以上の赤なんじゃないかな?
  • レッスン料ってそんなに安いものじゃないと思うし、物販売れてきたからって、すぐにギャラが入るとは思えないけど。よくわからないアイドルが多いけど、こういう問題はかなり出てきそう。甘く考えてる子達にも、契約時にわかりやすくちゃんと説明しない会社側にも問題はあると思う。
  • どっちもどっちかなぁー。物販も給料払えるほど稼いでたのかもわからないし…。場所代やらなにやら差し引くと女の子たちが言うほど稼げてないかもしれないし。ただ、アンダーグランドの方の方々はどんな稼ぎか検討つかないからなー

などのコメントが寄せられています。

元メンバーに訴えられた『デートピア』には、『虹色fanふぁーれ』の他にも、ソロ歌手として活動するAira Mitsukiさん(29)、女性4人組グループ『Ready Candy Camp』などが所属している事務所で、所属タレントのマネージメント・プロデュースだけでなく、携帯音楽や広告配信、スタジオ運営などの事業も行っています。

『デートピア』の社長を務めているのは、「輝門(てるかど)」という名前で作曲家・プロデューサー、ミュージシャンとしても活動している大西輝門さんで、芸能事務所『ビーイング』にかつて所属し、愛内里菜さんらに楽曲提供を行っており、2003年に相内さんに提供した曲『FULL JUMP』はオリコン1位を獲得し、この曲で『NHK紅白歌合戦』出場も果たしています。

<↓の画像が、『デートピア』の社長・大西輝門さんの写真>
大西輝門社長

また、『デートピア』としてはエイベックス、ビクター、ユニバーサルミュージックといった大手レコード会社とそれぞれ提携してレコードレーベルを立ち上げ、ドラマや映画、CMのタイアップを手掛け、現在も所属タレントのプロデュースを行っています。

ネット上の反応を見ると、『デートピア』は以前からあまり評判がよろしくない事務所だったようで、「ついにデートピアの悪事が明るみに!」「流石ブラック企業」といった声も上がっています。

最近は大手芸能事務所でもタレントとの契約や給料をめぐるトラブルが多々発生し、女優・のんさん、タレント・モデルのローラさんらも騒動を起こして話題になりましたが、業界の末端に位置しているような小さい事務所となると、“奴隷契約”と呼べるような契約を結ばせることも珍しくもないのかもしれないですね。

しかし、ほぼ素人であまり売れていないような地下アイドルとなると、それなりのレッスン費用が掛かるでしょうし、売上が黒字になっていない可能性も十分あることから、2年にわたって給料が支払われなかった原因は、単純にそこまでの売上に達していなかったとも考えられます。

そのため、今回の件については事務所側がブラックだったとも言い切れないのですが、所属タレントたちに給料の支払いについてしっかりと説明を行っていなかった部分や、辞めたいと伝えた元メンバーに対して「絶対芸能やるなよ。全力で潰すぞ」と脅すような言葉を吐いていたとのことから、やはりブラック事務所だったということなのかもしれません。

そして、芸能界で現在こうしたトラブルが相次いでいることを受けて、国の行政機関の1つである「公正取引委員会」が実態の調査に乗り出し、悪質な行為が実際に横行していることが明らかになっていることから、年度内に具体的な対応策をまとめるとしており、今後の対応に期待するとともに、今回訴えを起こしたメンバーの主張は認められるのかどうかに注目したいところです。

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  1. 1
    匿名
    ID:MzUzOTc0MjU5

    ちゃんと働こ

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