元俳優・根津甚八が69歳で死去、死因は不明。うつ病発症、椎間板ヘルニア悪化で俳優引退、『GONINサーガ』で1度限りの復帰

根津甚八

2010年9月に俳優業からの引退を発表した元俳優で演出家・脚本家の根津甚八さん(本名=根津透)が29日、東京都内の病院で亡くなったことが明らかとなりました。69歳でした。

これは所属事務所『ユマニテ』が発表したもので、29日昼過ぎに根津さんが亡くなったという連絡が入ったとのことなのですが、死因など詳しいことについては明らかになっていません。

根津さんは2001年に「右眼下直筋肥大」という目の病気を発症し手術を行い、後遺症によって顔の表情が変わってしまいバランスを取るために耳の軟骨を注入、その後は目の周りが垂れ下がるなどしたため手術と、目の手術を繰り返し、1993年には撮影で落馬したことによって腰椎を損傷し、2005年には持病の「椎間板ヘルニア」の手術。

その後遺症により、杖での生活となったことなどから、2009年には「うつ病」を患い、椎間板ヘルニアも悪化。

俳優復帰を目指したものの、万全な状態で仕事をするのが困難なことから引退を決意、2010年9月に俳優業の引退を発表。

その時にパソコンで書いた手紙をメディアに発表しており、「役者という自分の肉体を使って表現することをやるつもりはない(中略)これからもまっすぐ前を見て、自分のできることを精いっぱいしていきたい」といったことが綴られていました。

引退発表後に根津さんは表舞台に姿を現すことは無く、その後も入退院を繰り返していたそうなのですが、過去に7作品に出演している石井隆監督(70)の要望に応え、2015年9月に公開された石井監督の映画『GONIN サーガ』で1作限りの俳優復帰を果たし話題になりました。

<↓の画像は、『GONIN サーガ』で1度限りの俳優復帰をした根津甚八さんの写真>
『GONIN サーガ』で1度限りの俳優復帰をした根津甚八

根津さんは1978年に、NHK大河ドラマ『黄金の日日』で石川五右衛門役を演じ注目を浴び、1980年には黒澤明監督の映画『影武者』、1985年にも黒沢監督の『乱』にメインキャストとして出演。

1982年公開の『さらば愛しき大地』では、キネマ旬報賞の主演男優賞、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞するなど、名脇役として活躍していた方でした。

そんな根津さんですが、2004年7月に東京・目黒区の交差点で、自転車を運転して交差点を横切ろうとした67歳の無職男性をはねる人身事故を起こし、男性は頭を強く打って後に死亡したことから活動を自粛。

それ以降は俳優としての活動はしておらず、表舞台に登場することは無くなり、様々な病気によって俳優活動が困難となったため、その後俳優業からの引退を発表していたわけですが、根津さんは他の俳優には無い独特な雰囲気を醸し出し、味のある演技力で高い評価を得ていた方だっただけに、うつ病などの発症によって俳優を引退し、さらに69歳で亡くなってしまったというのは非常に残念です。

根津甚八さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

関連記事

1件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    夫婦愛
    ID:MzA2OTgzMzUx

    根津さんのすべてが大好きでした。何故、次から次へと災難が降りかかるのでしょう!もう、あのような役者は出ないでしょう。とても残念です!せめての救いは奥さまが別れず傍に付き添ってくれてた事がファンとしては嬉しく思いました。最後に奥さまの愛してますと言われた言葉に救われました。安らかにお眠りください。

コメントを残す

お問い合わせ | 運営者について